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【PIT】大ベテランRich Hill獲得
いつもお世話になっております、MLB30球団ファン合同noteでPittsburgh Pirates(PIT)担当をしている"のば"です。おそらくこれが2022年最後の投稿になります。
今年も1年間ありがとうございました。本当は別の記事を書き進めていたものの、補強の一報が届いたのでこちらで締め括りたいと思います。
企画がスタートした昨年の投稿数は66本でしたが、2年目の今年はこれが67本目。質はともかく量を落とさず続けられたのは良かったなと。来年も宜しくお願い致します。
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新たに契約合意したのは、現在42歳で開幕時には43歳となる大ベテランのRich Hillです。Albert Pujolsが引退したのでMLB最年長になる大ベテランですね。
ちなみに、それまでPITのロスターで野手最年長だったのは36歳のCarlos Santana、投手最年少は30歳のVince Velasquezでした。
彼がCHCから4巡目でドラフト指名を受けたのが02年ですが、ロスター最年少のEndy RodriguezやLiover Pegueroは当時2歳。父と子ほど年齢が離れていますね。
しかし、42歳と侮るなかれ。彼のタンクにはまだまだ燃料は残っています。36歳の16年シーズンから成績を簡単にまとめると…
['16] G 20┃IP 110.1┃ERA 2.12┃FIP 2.39
['17] G 25┃IP 135.2┃ERA 3.32┃FIP 3.72
['18] G 25┃IP 132.2┃ERA 3.66┃FIP 3.97
['19] G 13┃IP 058.2┃ERA 2.45┃FIP 4.10
['20] G 08┃IP 038.2┃ERA 3.03┃FIP 3.99
['21] G 32┃IP 158.2┃ERA 3.86┃FIP 4.34
['22] G 26┃IP 124.1┃ERA 4.27┃FIP 3.92
故障続きだった19年・短縮シーズンの20年を除いて100.0回超をクリア、特に昨季は(07年の195.0回に次ぐ)キャリア2番目の投球回を消化しました。
直近2シーズンはERAが悪化しているものの、FIPは以前の水準と変わりません。数年前はMLB最高クラスだったスピン量が徐々に落ちているなど気になる点はありますけどね。
Hillはこれまではほぼフォーシームとカーブのツーピッチでしたが、今季はキャリアで初めてカッターとスライダーの投球割合がそれぞれ10%を超えるなど今もまだ試行錯誤を続けています。
平均球速は88.0mph程度ながらアームアングルを変えながら抑える投球術、独立リーグを経て35歳から成功を掴んだキャリア、LAD時代の16-19年にポストシーズンで計12登板した大舞台での経験…
実績の少ない若手・中堅が多い投手陣にとっては全てが刺激となるでしょう。今季加入したJose QuintanaがST時期からRoansy Contrerasを公私共にサポートしてくれた様に彼らを導いて欲しいですね。
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これで来季のローテ5枠は中堅のMitch KellerとJT Brubaker、若手のRoansy Contreras、そしてFAで獲得したベテランのVince VelasquezとRich Hillでスタートする事になりそう。
契約も1yr/$8.0Mと(高騰してる感がある)今オフにしては悪くない額でまとめられました。元々狙っていたKyle Gibsonは逃しましたが、良いリカバリーだったと思います。
終盤に良いアピールした若いJohan OviedoとLuis Ortizは、トッププロスペクトのQuinn PriesterとMike Burrowsと共に3A級でローテを形成するならかなり楽しみです。
あとは動くとすれば、先日記事にもなっていましたが3年保有可能なBrubakerをトレードチップにして1枠を空けるかどうかですね。
個人的にはOviedoをマイナー漬けにするのも勿体無いので放出して良いかなと。焦って安売りする必要はないのでどちらでも良いですけど。
ウィンターミーティング期間中に合意していたJarlin Garciaもようやく正式発表され、ひとまず投手陣に関しては最低限戦えるレベルまで引き上げられました。
GMのBen Cheringtonはまだ野手はテコ入れを続けたい旨の発言をしていますし、23年シーズンはなかなか面白い陣容になりそうです。
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