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【PIT】航海日誌'22【8/16-8/24】

今日もPittsburgh Piiates(PIT)のシーズンを振り返ります。残念ながら今回も大きく負け越しとなりました。

それでは前置きもそこそこに、早速いつもの流れで見ていきましょう。


◆◆ 試合結果 ◆◆

vs. BOS
[8/16] ● 3 - 5
[8/17] ● 3 - 8
[8/18] ○ 8 - 2
vs. CIN
[8/19] ○ 5 - 4
[8/20] ● 1 - 10
[8/21] ● 5 - 9
vs. ATL
[8/22] ● 1 - 2
[8/23] ● 1 - 6
[8/24] ● 2 - 14

BOS・CIN戦では投手陣が崩れてどちらも1勝2敗。この状態でATL相手になす術などなく3連敗を喫しました。

ATL戦の見せ場といえば初戦でRoansy Contrerasが負け投手にはなったものの、7.0回2失点の好投を見せた事。

そして、第3戦でOneil Cruzが放ったライト前ヒットの打球速度がstatcast導入(2015年)以来最速の122.4mphを計測したくらい。

これで直近13試合は「6連敗→2連勝→5連敗」で2勝11敗という惨状、ファンとしてもなかなかモチベーションが保ちにくい展開です。


◆◆ ロスター関連 ◆◆

8月16日にKe’Bryan Hayesが背中を痛めて(13日に遡り)10日間IL入りしました、代わって7日にSEAからウェーバークレームで獲得したKevin Padloが昇格。

17日にTyler Heinemanが10日間ILから復帰、5試合/12打席で1度も出塁出来なかったJose Godoyがマイナーオプションを行使されています。※その後21日にDFA→23日にoutright

また、長期離脱していたスターターのContrerasが復帰、リリーバーのAustin BriceがDFAされました。※Briceは20日にoutright

21日にはブルペンのテコ入れでYohan Ramirezのマイナーオプションを行使して、Cam Vieauxが2度目のMLB昇格。

最後に23日、Hayesが10日間ILから復帰して、代役で昇格していたPadloがマイナーオプションを行使されています。


◆◆ 4Aリーガー脱却なるか? ◆◆

上記の様に加入してすぐにMLB昇格を果たしたものの、3試合/11打席で一度も出塁出来ず1週間でマイナーへ逆戻りになったKevin Padlo

彼は21年にTBでデビューを果たすと、そこから直近2シーズンでSEA→SF→SEA→PITと移籍を繰り返しています。

MLB通算23試合でAVG .109/HR 0/OPS .315は誰が見ても厳しい数字ではあるものの、今季3A級では65試合で.264/12/.817とまずまず。

1B/3Bを中心に2B/LFも守れるUT性能も合わせて再度アピールしたいところですが、残り試合的におそらくチャンスはあと一度あるかどうか。

オフに入ればRule 5 Draftでロスター整理がありますから、今の立ち位置のままであればほぼ間違いなくDFAされるでしょう。

その為にまずは再合流した3A級でしっかり結果を残して貰いたいですね。


◆◆ 投手陣の影の功労者 ◆◆

17年にSEAでMLBデビューして以来、過去5シーズン通算でrWAR -1.1と平均未満の貢献度だった28歳のChase De Jong

昨季に引き続き今季もマイナー契約を結び、開幕は3A級で迎えました。そんな彼がrWAR1.3とキャリアベストのシーズンを送っています。

G 28/ERA 2.13としっかり抑えていますが、特筆すべきは全てリリーフでの起用ながら50.2回を消化している事。

1.0回以下で交代した事は6度しかなく、それいがいは全て1.1回以上…先発投手のアクシデントで3回表から4.0回を無失点に抑えた試合もありました。

スピン量こそ多いもののファストボールは平均92.9mphと平凡で、FIPも4.17とそれほど良くありません。

これだけ失点していないにも関わらず、変に序列を上げる事なくロングリリーフで起用し続けているのは良い判断だと思います。

調停スタートは23年オフなので来季も最低保証年俸で保有出来ます。同水準の成績を求めるのは酷でしょうが、来季も投手陣を影から支えてくれるはずです。


◆◆ 打線を引っ張るベテラン ◆◆

昨年5月にウェーバークレームでCLEから加入したBen Gamelは、高い出塁率と魅せるダイビングキャッチでチームを引っ張ってきました。

今オフにFAとなるためTDLでトレード移籍の可能性もありましたが、7月の月間OPSが.600を切る打撃不振もあって残留。

8月に入り7勝15敗と苦しいチームにあって、主に4番打者として起用されAVG .291/OBP .356/SLG .430と完全復調しました。

守備もUZR/150 +12.8と優秀なLFを中心にRFも守れ、1B/CFのバックアップまでこなせますから非常に便利な選手ですよね。

ただ、Jack SuwinskiTucupita MarcanoCal Mitchellなど若いOFが出場機会を窺っているだけに再契約の可能性は低そう。

チームの勝利のためにも、自身の契約のためにも、残り試合もこのまま打ち続けて欲しいです。


さて、それでは最後に次回の日程を確認…あまり触れたくないですが…まず8月末にビジターでPHIMILとの6連戦。

9月に入り移動日を1日挟んでホームへ戻り、今度はTORNYMとの6連戦。対戦相手4チーム全てがプレーオフ争いしている訳ですよ。

もう勝てる気が全くしません。12試合で何勝出来るでしょうか?ある意味で楽しみにしています。

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