【PIT】アジアの海賊

筒香嘉智…いや、メジャーリーガー・Yoshi Tsutsugoの活躍が止まりません。最近は日本のTVでもPittsburgh Pirates(PIT)のユニフォームを見る機会がかなり増えました。

加入時は「別に特別視はしないよ」と言っていた天邪鬼の僕でも、流石にここまで活躍すると取り上げざるを得ない。なんたって今現在チームで最も良い選手ですからね。

ただ、ここで普通に「大活躍！筒香特集！！」をやると何かに負けた気がするので←

今回はここ最近、地味に増えているアジア出身の選手達をまとめて紹介しようと思います。

ちなみにタイトルは検索していたら引っ掛かった、坂本冬美さんの曲名をそのまま使っています。特に意味はありません。

12年の高橋尚成以来9年振りに所属した日本人選手。移籍前はTBとLADで散々な成績でしたが、LAD傘下3A級で打撃のオーバーホールに成功。

PIT加入後は主に2番と4番で起用されと圧倒的な成績を残しています。気付けばシーズン成績もOPS.692と悪くない数字に。

守備ではチーム(本拠地)事情もあり1B/LFに加えて、ほぼ経験の無いRFでも多く出場。UZRで見ればどのポジションも問題なく守れています。

ここまで打つとお安い価格で契約延長には応じてくれなさそうですが…ユニフォームも似合っているだけに来季もPITで見たいですね。

14年にNYYと契約して以来少しずつマイナーの階段をじっくり上っていましたが、今季ブレークした25歳の韓国人SS。

(今季含め)マイナー6シーズン通算でAVG.254/OBP.367/SLG.370ですが、今季は初の3A級で.306/.460/.518ですからね。

TDLでClay HolmesとのトレードでDiego Castilloと共に移籍してくると5日後にはMLBへ。数字は良くないものの2HRを放つなどアピール中。

守備では既にP/C/1B以外の6ポジションでスタメン起用されて無難にこなせています。ユーティリティとしてMLB定着を狙います。

17年にU-18の韓国代表に選出されたSSで、一度はATLと契約するも(ATLが)海外FAで不正をしている事が発覚して白紙に。18年に改めて$1.25MでPITと契約しました。

“俊足でパワーレスなコンタクトヒッター”で18-19年はRk級とA-級で合計532打席立ってノーアーチも、今季は2A級で331打席立って5HRと改善が見られます。

守備は入団時から予想されていた通り、SSから2Bへコンバート。シーズン途中からはCFでも起用するれ始めました。

2BはNick GonzalesやTucupita Marcanoなどライバルも多いですが、Trea TurnerやWhit  Merrifieldの様に育ってくれたら最高です。

MLB・NPB・CPBLで争奪戦の末、20年に$1.25Mで契約した台湾出身の注目右腕、野球選手の父とバスケ選手の母を持つサラブレットだそうな。

今季はFCLでデビューを飾ると6登板/26.0回を投げて29K/0BBととんでもない数字を残し、早々とA-級へ昇格しました。

流石に苦戦中ですが今年のうちに壁にぶつかれたのは良かったかなと。1試合投げてるのを観ましたがファストボールが平均で88mph程度でしたし。

まだまだ細いので身体を大きくして出力を上げつつ、数年後に技巧派のバックエンドスターターになってくれれば。

19年に$380Kで契約した台湾出身のSS。5'7"/154lbと小柄ながらU-18にも選出されていました。昨年はマイナー全休だったため今季がマイナーデビュー。

「飛距離の出るラインドライブヒッターで、走力もエリート級、守備もMLBでSSを守れる可能性がある」と評されていましたが、FCLでその片鱗は見せています。

特に打撃が予想より良さそう。四球が三振の2倍ありますし、来季はA-級でフルシーズンデビュー出来そうですね。

守備は2B/3B/SSを均等に守っています、まずは適性を確認している段階なのでしょう。地味ながら注目しているスリーパー・プロスペクトです。

そんな訳で5選手を紹介しました、おそらく漏れは無いと思います。筒香以外はまだルーキーステータスですね。

ちなみに、MLB公式の傘下30位ランキングではBaeが22位・Parkが25位に入っています。

残る台湾コンビもそう遠くないうちに入ってくるでしょう。順調ならChenは今オフ、Chengは22年夏あたりか？

PITでアジア出身というとあまり思い出したくはないですが、どうしてもJung-Ho Kangという名前が浮かびます。 ※知らない方はググらなくて良いです

彼らにはそれを払拭する活躍をして欲しいものです。