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【PIT】PROSPECT RANKING '23MID【31-100】

前回からずいぶん間が空き、気付けばマイナーリーグのシーズンも終わってしまいましたが、ようやくPittsburgh Pirates(PIT)のプロスペクトランキングの続きです。

前回投稿した1位から30位まではこちら。

ちなみに、今年の春に更新した分はこちら。
→ [1-10位] [11-30位] [31-60位] [61-100位]

31位から60位までは10人ずつ、61位から100位までは20人ずつ紹介します。前回は30人だったので全員触れましたが、流石に今回はその中から数人をピックアップする形にしました。


[RANK] 順位
[NAME] 名前
[POSITION] 最も多く就いた守備位置
[AGE] 8月末時点での年齢
[LEVEL] 今季到達した最高の階級
   ※Rk級はDSLとFCLに分けています
[PREVIOS] 前回の順位 


22年ドラフト15巡目指名のJosiah Sightlerは今年FCLでマイナーデビューするとA級で18試合出場してAVG .516/HR 6/OPS 1.454と無双、A+級に昇格しました。TJ手術明けで1Bしか守っていないものの、大学時代は投手の経験もある強肩で来季はOFでも出場するでしょう。

Owen KellingtonはA級・Sean Sullivanは2A級・Derek DiamondはA/A+級でそれぞれ大きな離脱もなく投球回を積み重ねています。揃って平均球速が90mph前半と出力アップが必要ではあるものの、数年後のバックエンドスターター候補として期待。

今年のTDLでSDから獲得したEstuar SueroとMILから獲得したJhonny Severinoはこの位置に。Sueroは粗すぎるという事でしたが(サンプルは少ないものの)加入後はBB/K 1.00と改善の兆し有り。Severinoはすぐ故障したものの(MIL時代含め)合計15試合で5HRを放っており、どちらも来季の本格稼働が楽しみ。

昨季故障で8試合止まりだったTony Blanco Jr.は事もあり今季もDSLでプレーしましたが、OPS .722と平凡な数字に終わっています。同期のYordany De Los Santos(19位)がFCLで結果を残してA-級で揉まれている事を考えると、どうしても物足りなく感じますね。


▶ 31位 Josiah Sightler


22年ドラフト7巡目指名のJ.P. Masseyは今季マイナーデビューすると、A/A+級でスターターとしてまずまずのスタートを切りFutures Gameにも選出。課題は与四球の多さですね。

同じく22年ドラフトで5巡目指名されたTres Gonzalezは元々評判の高かった俊足巧打に加えてまずまずの長打力も発揮。CF中心にLF/RFでも多く起用されており、良い4番手OFになれるかも?

A級で97mph超を計測したAlessandro Ercolaniはサンマリノ出身、DSLで100mphを計測したDavid Matomaはウガンダ出身。将来的には彼らをキッカケにヨーロッパやアフリカで野球が広まると嬉しいです。

Charles McAdooは23年ドラフトで13巡目指名されA級に合流すると、2B/LFを中心に28試合でAVG .302/OBP .412/SLG .510を記録。来季はA+級での開幕でしょう、期待も込めてこの順位に。


▶ 46位 Charles McAdoo


23年ドラフト7巡目指名したJaden WoodsはA級で14.1回を投げ21奪三振/3与四球と素晴らしい結果を残したリリーフ左腕。ただ、指名前に左腕の故障があった影響なのか、球速は91mph前後でした。来季は全快して出力アップに期待。

MLBで6シーズンプレーしたEliezerを父に持つOmar Alfonzoは今季A級に昇格すると打撃ポテンシャルの片鱗を見せ、Cだけでなく1Bでも起用されました。まだ20歳になったばかりで来季A+級で結果を残せれば注目の存在になりそう。

今年のINFAで公式ランキング26位と鳴り物入りで契約した、オールラウンド型OFのRaymond MolaはSTで手首を故障。DSLで7試合の出場に留まりヒットは1本のみ、来季開幕時点で18歳なので焦る事はありません。

21年にMLBデビューを果たしたものの、22年6月にTJ手術を受けたMax Kranickは8月に実戦復帰しました。球速はまだ戻っていませんが3A級では好成績を残しており、来季は約2年振りのMLB昇格を目指します。

昨季FCLで首位打者に輝いたJesus Castilloは今季A級で打率.209と苦戦しましたが、118試合で102四球を選び出塁率は.387。パワーレスなものの5'10"/144lbsと細身なので改善の余地は有りそう。39盗塁を決めたスピードとバッテリー以外全て守ったUT性能も魅力。


▶ 60位 Jackson Glenn


昨オフにHoy ParkとのトレードでBOSから加入したInmer Loboは体格の良い技巧派左腕。昨季に続きDSLで素晴らしい成績を残しましたが、故障のせいか今季初登板は7月と出遅れたのが残念。20歳になる来季はほぼ間違いなくFCLでスタートするでしょう。

Rodolfo Nolascoは今季A級で102試合に出場して20HRを放ち本塁打王に輝きましたが、一方で(四球は選べるものの)リーグ断トツの152三振を喫した右打者。ロマンはあるんですけどね。

昨季2A級で20HR/20盗塁を達成して、今季順調ならMLB昇格も視野に入っていたUTのAndres Arvarezは(同じ2A級で)今季8HR/4盗塁と急ブレーキ。年齢的にこの1年のロスは痛かったです、来季に全てを賭けましょう。

制球良く5球種を操るバックエンドスタータータイプのAaron Shortridgeは22年にTJ手術から復帰しましたが、今季はキャリア最多の140.0回超を投げ完全復活をアピールしました。閉幕直前に3A級へ昇格しており、来季開幕からアピール出来ればMLBデビューも?

低層のロマン系スリーパー好きとしては、今季FCL/A級で48試合に出場してAVG .304/HR 6/OPS .877を記録したEsmerlyn Valdezに注目。魅力的なスイングをする19歳の右打者ですね。


▶ 66位 Andres Arvarez


この順位になると流石に厳しくなってくるので、後回しにしていた低層のリリーバータイプが増えてきます。今季A級で飛躍したRyan HarbinBrandan Bidoisはどちらも平均95mph程度出ており、来季A+級で結果を残せれば面白そう。

主にFCLで投げた10代のAntwone KellyLuigi HernandezJackson Groundsは今後の成長に期待して選出。Hernandezは今季飛躍に期待していたんですが、開幕直後の故障で前半戦ほぼ投げられませんでした。

20年ドラフトで14巡目指名ながら(今やトッププロスペクトの)Anthony SolometoBubba Chandleらと共に期待されていたBraylon BishopはA級で壁に当たってFCLに逆戻りと苦戦中。それでも閉幕直前に打撃が上向いたので来季こそは。

21年ドラフト9巡目指名のLuke Brownは俊足のコンタクトヒッターでしたが、この夏に長打力が開花。21-22年は計88試合で2HR・今季も初HRは6月7日と遅かったものの、そこから閉幕までに8HRを記録。9月7日には2HR/8打点の大暴れしており、今ランキングを作り直せばもっと上位に入る事でしょう。


▶ 83位 J.C. Flowers


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