【PIT】Prospect Ranking '24【31-40】
今回もPittsburgh Pirates(PIT)傘下のプロスペクトランキング企画をやっていきます。今日は31-40位ですね、50位までの予定ですので次回がようやく最終回となります。
そういえば明記するのを忘れていましたが、今回で4本目の投稿ですが各選手の今季成績は投稿日時点のものです。1本目と今回では1カ月半近く間が空いているので成績は比較出来ませんのでお気を付けください。
【31】ALESSANDRO ERCOLANI
ヨーロッパの小国・サンマリノ出身の20歳。21年3月に契約すると毎年着実に投球回を増やしており、(まだ10代だった)昨季の時点で既に最速97mphに達しています。
今季は開幕からA+級でローテを守っており、本拠地が打者有利な割に頑張っていましたが、5月22日に2.1回10失点の大炎上でERA 4.95/FIP 4.97と数字の見映えは悪くなってしまいました。
【32】SEAN SULLIVAN
21年ドラフトで8巡目(全体223位)で指名されて翌22年にA+級でマイナーデビューして以来、ファストボールは90mph前半と平凡ながらコツコツと試合を作り続けている右腕。
昨季から2A級でプレーしており昨季がIP 113.2/ERA 3.88/FIP 4.16、今季がIP 60.2/ERA 3.26/FIP 4.19とまずまずの結果。派手さはないだけに結果を残し続けてバックエンドスターターの座を狙いたいところ。
【33】MALCOM NUNEZ
18年にSTLと契約するも、22年TDLでJose QuintanaとChris Strattonの対価としてJohan Oviedoと共に加入したキューバ出身の23歳。今季は3B中心に守っていますが、MLBでは1Bが精一杯でしょう。
打撃では昨季は故障もあり不本意な成績で、今季もここまでAVG .255/OBP .331/SLG .380と平凡。22年は2A/3A級で合計119試合に出場して23HRを放ちAVG .262/OBP .367/SLG .466を記録していましたが、ポジション的にこれくらいは期待したいですね。
【34】CHARLES MCADOO
23年ドラフトで13巡目(全体377位)で指名されると、A級で28試合に出場してAVG .302/OBP .412/SLG .510と即座にアジャストした右打者。大学時代は主に2Bも、契約後は3BやOFでの出場が多くなっています。
今季は開幕をA+級で迎えましたが、成績が落ちるどころかAVG .345/OBP .418/SLG .568と全く関係なし。既に二桁盗塁も決めていますし、掘り出し物の打撃型UTになりそう。
【35】CARLSON REED
アマ時代は制球難からブルペンで起用されていましたが、23年ドラフトで4巡目(全体104位)指名されスターターとして育成中の6'4"/200lbsの長身痩躯な右腕。Pittsburgh近郊のMorgantown出身ですね。
90mph中盤に達するファストボールとスピン量の多いスライダーを武器に、今季はここまでA級でIP 39.2/ERA 1.99/FIP 3.39と好投を続けています。同期のPatrick ReillyやKhristian Curtisより天井は低いもののリリーバーとしてスルッとMLBに到達しそうなのは彼。
【36】WILBER DOTEL
20年10月に契約した6'3"/178lbsと長身痩躯のドミニカン。契約当時は95mphという触れ込みだったファストボールは順調に伸び、99mph超を計測するスターターに成長中。
ただ、スペックの割に毎年奪三振はそれほど多くない上に、今季は初のA+級でERA 5.83/FIP 6.67と苦戦しています。あと少しのキッカケさえあれば、一気に飛躍してくれるはず。
【37】DAVID MATOMA
23年INFAで契約するとマイナーデビュー戦でいきなり101mph(本人曰く最速102mph)を計測して話題になった、アフリカのウガンダで生まれ育った速球派リリーバー。
昨季にDSLで16.2回を無失点に抑えると、今季はFCLで14.1回を投げて自責はソロHRでの1点のみと完璧。ウガンダ出身という点が取り上げられがちですが、リリーフ起用とはいえ18歳でコンスタントに90mph後半を計測するのは出身国がどこだろうが素晴らしい才能ですよね。
【38】JOSIAH SIGHTLER
22年ドラフトで15巡目(全体440位)指名を受けると、マイナーデビューした昨季は3階級で計60試合に出場してAVG .311/OBP .383/SLG .526と素晴らしい打力を示した現在24歳の1B。
実質2年目の今季は(昨季閉幕時と同じ)A+級で開幕しましたが、ここまで31試合でAVG .187/OBP .285/SLG .355と寂しい数字です。ただ、6月に入りようやくエンジンがかかってきた様で、なんとか閉幕までに数字を戻したいところ。
【39】ENMANUEL TERRERO
19年のINFAで契約した5'1"/160lbsの小柄なドミニカン。22年にFCLで35試合に出場してAVG .330/OBP .446/SLG .443とプチブレイクすると、23年はA級で80試合に出場しAVG .266/OBP .368/SLG .409を記録した俊足のCF候補。
今季はA+級で開幕するかと思われましたが、開幕を60日間ILで迎えて5月後半にようやくFCLで復帰したばかり。FCLでは無双するも、昇格したA級ではやや苦戦しています。
【40】ESTUAR SUERO
22年のINFAでSDと契約するも、23年TDLにRich HillとJi-Man Choiの対価として加入した18歳のドミニカ共和国出身のスイッチヒッター。CFに留まれる可能性があるハイシーリングなアスリート型OFですね。
今季はFCLでAVG .208/OBP .208/SLG .333と本領発揮は出来ていないものの、6'6/180lbsと長身痩躯な体格を大きくしつつ打席での経験を積んでいけば楽しみな存在。
【参考文献】
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