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【PIT】21‐22年オフ展望【2】

前回に引き続きPittsburgh Pirates(PIT)のこのオフについて書いていこうと思います、前回もそうですがほぼ僕の妄想ですけどね。

まずは現在ロスターにいてトレード候補になり得る選手を挙げてみます。主に今季のTDLで他チームから関心を寄せられたメンツです。

各選手の成績に関しては別で“2021年通信簿”をやっているので、今回はサラッとしか触れません。

AGE”は来季開幕時の年齢、“2022 SARALY”は来季の予想年俸、“FREE AGENT”はFAとなるシーズン(2023なら22年オフで退団)です。

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Joe MusgroveJameson Taillonに次ぐトレードの弾として期待されましたが、故障などもありfWARはキャリア初のマイナスに。

「成績を戻してTDLで放出」が基本線も、終盤のリリーフ起用が首脳陣の評価なら今オフに損切りも有り得るか?

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Richard Rodriguezのトレード後はDavid Bednarとともにダブルクローザーを務めた右腕。18年はSFで先発として二桁勝利の経験もあり複数イニングを投げる事も多い。

コンテンダーでクローザーにはならないでしょうが、格安であと2シーズン保有出来るため市場価値は高いと思われます。

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今季は僅か892.0回でUZR+21を稼ぎ、初のGGに輝いた堅守の捕手。遅咲きのためまだ安価で3シーズン保有出来るのも大きな魅力でしょう。

打撃もレギュラー定着後は3年連続でOPS.700超と(PITでは消去法で中軸でしたが)下位なら問題ない水準です。今年のFA市場に捕手が少ないのも追い風か?

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Kuhlと同様にTDL狙いですが一応リストアップ。ほぼ試合に出続けた過去3シーズンから一転して今季は2度も長期離脱をして、キャリアワーストの成績に終わりました。

 3B守備は壊滅的なので1Bで打ち続けるしかありません。おそらくユニバーサルDHが採用されますし、昨季の様にOPS.800前後を期待します。

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今年のTDLで問い合わせがあったという事でリストアップ。今季は課題だったSS守備が大きく改善され、全体6位のUZR+6.4を記録してGGファイナリストに選出されました。

打撃は2年連続でOPS.560前後とボロボロでしたが、AS後に限ればOPS.642とやや復調の気配有り。若いSSが多いので可能性は0では無さそう。

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今年のTDLで他チームからオファーが殺到したチームの顔。素晴らしい打撃に加え、CF守備ではOAA+11を記録してGGファイナリストに選出されました。

MIAにはTop100プロスペクト3人を、SEAには現在MLB全体2位のJulio Rodriguezと法外レベルな要求しており、実質アンタッチャブルな存在と言えます。


Josh BellやTaillon・Musgroveを放出した昨オフ、Adam FrazierとRodriguezを放出した今年のTDLに比べれば落ち着いたものになりそう。

このオフに売っておきたいのはStrattonとStallingsの2人ですね、ReynoldsはGMのBen Cheringtonを納得させるだけのオファーはまず来ないでしょう。

それ以外の3人は良い対価を得られるとも考えにくく、もしトレードが成立するならロスター整理(枠空け)の意味合いが強くなると思います。

という事を踏まえ、このオフにやって欲しい動きをまとめます。


【1】Bryan Reynoldsのエクステンション

現時点でまだ4年保有出来るReynoldsですが、“再建の柱”になって貰うため長期契約を締結するのが今オフの最優先事項となります。

生え抜きのGregory Polancoが今季中に退団した事で現在、長期契約を結んでいる選手は居なくなりました。調停組も$5.0M以上の予想は無いので予算的には全く問題ありません。

シーズン中には「このオフにサラリーフロアの導入が検討される」という話もありましたし、どうせ誰かに支払うのであれば彼に支払って欲しいです。

最近の例だとPolancoが「5年+オプション×2」、Andrew McCutchenが「6年+オプション×1」、Starling Marteが「6年+オプション×2」です。

来季開幕時は27歳になっている事、2年目の昨季は全く打てなかった事などリスクもありますけどね。ちなみに長期契約を結んでもおそらく将来的にはトレードされます。

【2】Rule 5 Draft対策のトレード

再三書いている通り、Rule 5 Draftの為にロスターを空けなくてはいけません。空けるにしてもただ放出するだけではなく、少しでも対価を得たいところ。

11月14日にTBがDFA候補だったMike BrosseauをMILに放出して、Rule 5 Eligibleになるまで時間のあるEvan Reifertを獲得したトレードが分かりやすいでしょう。

上記のトレード候補もそうですし既にロスター入りしている若手&プロスペクト、そしてRule 5 Draftで指名されそうなプロスペクトを有効活用して欲しいですね。

【3】穴埋めのFA選手獲得

fWARのチーム成績を見ると(30チーム中)野手が28位・投手が27位なので何処も彼処も穴だらけではありますが…

まず優先したいのはStallingsを放出した場合の捕手。2番手のMicheal Perezもノンテンダーになる可能性有り。

トレードも含めて検討したいですが、今年のドラフトで全体1位指名したHenry Davisら期待のプロスペクトはいるので繋ぎの意味合いが強いですね。

そして、Rodriguezに加えてStrattonも抜ける可能性があるブルペンも補強ポイントでしょう。出来れば勝ち試合を任せられる投手が2人欲しいです。

トップクラスじゃなければ比較的安価に獲得出来る上に、TDLでの転売がしやすいポジションですし。

最後にOFを守れるパワーバットも必要。来季からユニバーサルDHが採用される可能性が高そうなのでDHでも起用出来ます。

現在のロスターだと両コーナーはBen GamelAnthony Alford、そして先日クレームしたGreg Allenになりますが迫力不足は否めません。

これに関しては(現地では全く情報がありませんが)日本で既に某選手の報道が出ていますので、正式に決まるのを待ちましょう。


さて、最終回となる第3弾は欲しいFA選手を挙げつつ、トレードについてもう少し具体的に書いていけたらと思っています。

その前にそろそろ“2021年通信簿”の救援投手も手を付けないといけませんが。また出来次第更新します。

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