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【PIT】2021年通信簿【SP-2】

今回も2021年にPittsburgh Pirates(PIT)でプレーした選手達の評価をしていきます。

今日は先発投手の後編です。対象は今季PITで5先発以上した投手達で、載せている数字は全てPIT在籍中のものとなります。

アルファベット順で前回はAからCまでの5人で終わってしまいましたが、今回はDからWまでの6人です。


まずまずです

マイナー契約で加入した時はあまり期待されていなかったものの、STで5登板してERA1.88とアピールに成功した右腕。

MLB昇格を果たすと9先発で5.0回未満で降板したのは2試合だけと、打たれつつも試合を壊さずローテを守っていましたが…7月のARI戦で左膝に打球が直撃。

手術を受ける事になり今季はシャットダウンとなりました。ロスター枠の兼ね合いでリリースの公算大も、マイナー契約で戻ってきて欲しいです。


頑張りましょう

MLBデビューから3年目が経ち、依然として足踏みが続く元トッププロスペクト。4年目の来季は「良い時の投球は素晴らしい」と擁護するのも厳しくなってきます。

23先発で6.0回を投げ切ったのは僅か1度。首脳陣からも信頼されていないのか、5.0回0-2失点でもスパッと継投に入っていました。

まずは6回を任せられるローテ投手になりましょう。それでも100.0回超でFIP4点台前半という事で【ガッカリです】は回避。


まずまずです

20年のMLB公式ランキングで傘下29位だったプロスペクト。今季は初めて2A級で迎えると、早々に3A級昇格→MLBデビュー戦で5.0回パーフェクトに抑え初勝利とトントン拍子。

その後は打ち込まれるケースが目立ちましたが、9月末に(内容は良くなかったものの)2勝目を挙げられたのは来季に向けて大きかったはず。

来季もマイナーオプションを駆使してスポットで先発起用されるでしょう。彼が伸びてくる様だとかなり面白いです。


ガッカリです

Jameson TaillonとJoe Musgroveが抜けた事もあり今季は初の開幕投手に抜擢されるも、2度のIL入りで合計2ヶ月ほど離脱。2度目の復帰後はなぜか(昨年のオープナー絡みを除き)初のリリーフ起用されました。

先発時からK/9 7.79→11.48と奪三振は増えたもののWHIP 1.36→1.80と常に塁を賑わせており“支配的”とは程遠い内容なので、個人的にはまた先発に戻して欲しいです。

来オフにFAとなるので放出は既定路線ですが、Josh Bellの様に「損切りで今オフに放出」かAdam Frazierの様に「復調を期待してTDLまでキープ」か注目ですね。


よく出来ました

今季はLAAで開幕するも登板機会なく7月中旬にDFAされ加入、期待値は高くなかったものの先発として予想外に頑張ってくれました。

特にフォーシームとほぼ同じ割合(32.1%)で投げたチェンジアップが良かったですね。球数は最多でも80球と少なく、投球回も最長で5.0回(3度)でしたが試合を壊さず投げています。

とはいえ、来季ローテ入りなら平均で5.0回は投げて貰いたいところ。まだ調停権も得ていないので掘り出し物になるかもしれません。


まずまずです

Richard RodriguezのトレードでメインピースとしてATLから加入したスターター。MLBデビューは18年ですがまだ23歳。

目を見張る様なボールは無いものの5球種を操り、8登板のうち5.0回持たず降板したのは2度とそれなりに試合を作りました。

アップサイドはそれほど高くなさそうですが、バックエンドスターターとして計算出来そう。FAは26年オフなのでたっぷり保有可能。


さて、次回からは救援投手ですね。対象は12人なので前編・後編で6人ずつ紹介する事になると思います。

その前に「21-22年オフの展望」も書きたいですし、隙間で「今季大きく飛躍したプロスペクト」も準備しなくてはいけません。

長いオフも何やかんやしてるうちに終わってしまいそうです。

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