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超気持ちいいフジロック-2023


観たライブ

1日目

  • Sudan Archives

  • 矢沢永吉(最初だけ)

  • YEAH YEAH YEAHS(前半だけ)

  • 坂本慎太郎

  • NxWorries

2日目

  • Cory Wong

  • Foo Fighters(1曲だけ)

  • MOROHA(1曲だけ)

  • TSHA Live(最後だけ)

  • ROMY(前半だけ)

3日目

  • 民謡クルセイダーズ

  • 民謡ユニットこでらんに〜

  • 100 gecs(最初だけ)

  • YUKI(最初だけ)

  • FKJ

  • LIZZO

  • Weezer(後半)

  • Rootstribe Dub Septet

  • Mitsukaze

一番良かったライブはこの3つあたりかな

  1. Lizzo

  2. Sudan Archives

  3. Cory Wong

民謡クルセイダーズ、こでらんに〜は楽しかった。

FKJ、ROMYは、機材トラブルがなければと惜しい気がする。
FKJは最後まで緊張感で張り詰めてしましチルアウトとはいかなかったが、それはそれで楽しかった。

昔は最初の3曲だけ聞いて次のアーティストの会場まで走っていったりして、貪欲だったと思うが、ゆっくりと過ごすようになった。

過ごし方

気候

初日の木曜日は小雨が降ったが、そのあとの3日間は、天候にも恵まれ、雨も降らなかったので、寒さというのはそれほど感じなかったし、夜は快適にライブを楽しめた。むしろ、連日猛暑で熱中症気味になり、昼間はライブを見るよりも、木陰で寝たりすることが多かった。山の中でキャンプしながら音楽ライブを楽しむのは楽ではない。

会場の木陰を探して、のんびり昼寝ができるのはとてもよい。昔よりも木陰エリアが増えているのがいい。

キャンプサイト

3日間の雨を想定して装備を事前に送るので、荷物が一人分でも多くなりがち。搬入作業や場所取りが大変になる。散歩がてらGサイトの方まで行ってみた。割と空いていたが、あそこまで荷物をあげるの大変だろうな。

Fサイトあたり?

パレステントがキャンプサイトに近くなり、行きやすくなった。キャンプサイト入場チェックが橋の上から手前の道路になり、スムーズになった。キャンプサイトに向かう車の通行整理などもオペレーションがだいぶ改善されたなという感じがした。

風呂

囚人シャワーは1日目はきれいだった。苗場温泉は、塩素臭いんだよな。忘れていた。1000円払って大きな湯船に入れるのはいいが、後ろの裸で待っている列からの視線により、まったくゆっくりできない。そそくさと出て、テントにもどったのはいいが、16時はまだ日差しが強く、熱中症気味になってしまった。

トイレ

トイレも洗面台で結構並んでいた。昔はアルコールスプレーが置いてあるだけだったので洗面台はそんなに並んでなかったと思うんだけど。今年はアルコールスプレーはなく、洗面台に良い香りのする石鹸が置いてあった。嬉しい反面、トイレで並んで、手を洗うのにも並ぶのは辛い。

キャンプサイトのトイレも洗面台が若干遠いので、手を洗うのがめんどくさい。アルコールスプレー方式は戻した方がいいのではないかと思った。

洗面所(3日目)

屋台

物価高騰などを肌身で感じる。ビールは七百円。五百円の時代もあったというから、オアシス(会場最大のフードエリア)は、どこの高級居酒屋になったのだと思うが、フジロック なのだから仕方がない。しかし、食べたものがそれほどでもないと悲しい気持ちになる。

生ビール700円

かつて場内駐車場だったところをパレスエリア、ルーキーアゴーゴー、屋台、企業ブースにするのは理にかなっていると思った。フィールドオブヘブンはかつてはお店がひしめき合っていたが、去年からヒッピーなお店たちは少なくなった。フードはオレンジカフェに統一したのも、混み合う会場で人を分散させるのに役立っていたと思う。

イエロークリフ

コロナ後のフェスへの来場者が増えていくことを考えてか、フジロック プラスという優先権チケットがあると、食べ物飲み物をすぐに買えたりするようになった。

優先チケットがない場合は普通に長蛇の列。土曜日は特にひどく、フードに50分ならばされたのは辛かった。人が多すぎる、店が少なかった、決済端末の反応が遅かった、などの原因が考えられる。供給能力と来場者数は変わらないのだから、もしもフードパスを来場者の10%が購入したら破綻していたんじゃないかと思う。

オレンジカフェ

人が全然入ってない屋台は逆に心配になる。余計なお世話だが、あのチーズ屋さんは大丈夫だったのだろうか。遠目で見て、何売っているかわからないと側に近寄れない。でっかく看板にワインとチーズと書いてあったらいくかもしれない。でも、マニアックなチーズしかなかったような。溶けているチーズはみんな好きだと思うから、モーニングにチーズトーストとか、チーズドッグとか。顧客が求めているものを売って欲しいんだよな。

ビーガン料理の店も増えた。海外の人にはニーズが高いみたい。今回は餃子にチャレンジしたが水餃子がなぜか美味しくなかった。スープは美味しかったのに残念だ。野菜を積極的にとりたいなと思ったが、やっぱり肉に偏る。一番美味しかったのはハンバーガー、次に牛肉のワラ焼き、ボロネーゼ、日本そば。肉ばっかり。

地球のことを考えると二酸化炭素の排出量の低い食べ物に転換した方がよいのだろうと思うけど、そもそも山奥に娯楽街を3日間だけ作り、その土地の人口の3倍の人を集めてお祭りをするという行為自体が二酸化炭素をそれなりに出していることになる(その詳細については、東京都市大学が研究していたので別途紹介したい)。

フェス期間中にいろんな人の話を聞いたりして、意識が変化して、最終的にそれぞれの日常での行動変容が起きる方が意味があるだろう。

それはそうと、期間中スナック菓子の価値に気がついた。軽くて安くて美味しい。これまではあまりお菓子は口にしてこなかったのだが、お菓子ってすごいなと。防災にも役立つかもしれない、ビタミン入りのスコーンとかポテチあればいいのに。

会場内の移動

だんだんと整備されていたのは年々感じていたが、会場内の通路は全面的に舗装されたようだ。砂利道だったり、草むらだったところであっても、人が通る場所はすべて工事済みのようだ。人間が歩くところは舗装されるんだなと思った。歩きやすくなったし、雨の時の危険が少なくなるのもあるだろう。フェスに備えて、土木工事までして会場を整備しているのだと思うと頭が下がる。

舗装された道路

フジロック プラスは2種類あり、シャトルバスで移動できたり、専用の休憩エリアに入れる権利があるものもあった。使った人の感想のnoteを読んだが、過ごし方の選択肢が増えたのは良かったのではないかと思う。

シャトルバスは人の移動経路を分散させるのにも役立ちそうだ。これは事前購入パスではなくて、都度精算方式のほうが様々なニーズを満たせるのではと思った。熱中症気味な人や雨で体力を奪われた人など、事前には予測できない事態になったとしても、その時々の状況でサービスを選択できるようにしたほうがよい。

アプリやウェブなど

2022年版のアプリと同じアプリのようだ。そのため、2022にブックマークしていたアーティストや何を見たかの記録は消えてしまった。ちょっと前までは紙のZカードがあり、思い出として残せたのだが、こうしてNoteに何を見たのか書き留めているのはそういった事情による。

実は2019年あたりから過去のフジロック のタイムテーブルが残されている。最近気がついたのだが。それ以前のフジロック のウェブは上書きが基本だった。こういうところにも運営サイドの考え方が変わってきたのかなと思う。

紙のパンフレットは毎年買っていたので復活して欲しかったなあ。Fujirock Expressを見てくれということなのかもしれないが。

おわりに

車で10分くらいのところにある温泉に、月曜日の朝に寄った。ゆったりと温泉に浸かり、休憩室でごろごろして、4日間の疲れが吹き飛んだ。

超気持ちいいフジロック とは、イベント主催側が掲げていた今年のテーマだが、ライブ以外は、ここの温泉が一番気持ちが良かった。

フジロック は、これまでも超気持ちいい体験であったのは間違いない。だからこうして毎回来ているわけで。フジロック はそこにあり、誰かに気持ちよくしてもらうものではなく、自分の態度なりで準備なりで気持ちよくも、わるくもなるのだ。自分でなんとかするしかない。

レッドマーキー


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