熊本ファンミ日記
2022年3月末....…仕事の繁忙期で息も絶え絶えな私に1通のメールが届いた。
『この度は、A.B.C-Z『えびの10周年★感謝の金・銀キャンペーン』にご応募いただき、誠にありがとうございました。
おめでとうございます!
【金賞】 10年間振り返りファンミーティング〜俺たちとみんなでA.B.C-Z〜 会場招待(熊本会場)
当選です!』
来月の熊本行きが決定した瞬間だった。
慌てて同僚の塚田担にLINEをする。心臓はバックバクである。これで塚田担取れてなかったら悲しすぎるからね...…。
しかし私たちは一心同体。ミルクマジックで当選したボウルだってお揃いなんだ(マジ奇跡)。
塚田担も熊本行き決定してた。よかった。
しかも参加する部まで同じだったので奇跡の大盤振る舞い。一緒に行けるね!!!!
しかし私たちは気づいた。
“熊本への直行便がない”
なので東京経由で熊本に向かうしかないのだ。オッケーオッケー。遠出って感じがして楽しいね!!!!!!
ファンミ前日、ワクワクしすぎて死にそうになりながら空港に着いて、さあ飛行機乗りますよとなったところで飛行機がこれ。
私、そもそもがポケモンオタク。ポケモンと一緒に成長してきたと言っても過言ではないほどのポケモンオタク。
せっかく飛行機乗るならポケモンジェット乗りたいけど狙って乗るの厳しそう.....…と諦めてたのに窓の外には憧れのロコンジェットが.........。
この段階で喜びで泣きそうになるオタク。
※塚田担は一足先に熊本に行っているのでこの辺は単独行動です
ロコンジェット、前日じゃないとどの便かわからんのよ????ほんまに??しかもANAで取ったからまじでエアドゥ共同運行なの知らなくて「これに乗れるの?」「これに?」ってずっとツイートしてた。だって1人だったから。
ロコンジェット内でしか買えないエプロンももちろん購入してご満悦の私。2つ買おうか迷ったけど1つにした。えらい!
乗り換えにトラウマがあった※けど羽田着→熊本発の乗り換えはとってもスムーズに進み、あっという間に熊本に到着。
※数年前、飛行機が吹雪のせいで2時間遅れ、沖縄行きに乗り継ぎできなくて空港で号泣したことがあります。
熊本空港に降り立つと、前を歩いていたお姉さんが現地のえび担らしき人に「ようこそ熊本へ!!」っていうA.B.C-Z満載のお手製の紙を掲げられていてちょっと面白かった。良いなその歓迎!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに熊本には縁もゆかりもないので完璧に初上陸。なんなら目的地として九州に上陸したのは今回が初めて。
熊本、あつい。
宿はこんな感じ。入り口に座っている謎のおじさんが気になって仕方がなかった。客に挨拶もせずただ座っているだけのおじさんがいたんだよ。塚田担は「ああいう仕事がしたい」と言っていた。わかる。
宿に荷物を置き下通アーケードをぶらつく!
あっぱれA.B.C-Zで見た景色だ......!とじわじわ感動しながら店を回っていくとまあいっぱいステッカーが貼ってあること貼ってあること(番組内の企画でステッカー貼りをしていました)
商店街をうろついてて気づいたのですが、熊本の人フレンドリーすぎませんか!?びっくりした。
お腹が空いたので回転焼き的なものを売っているお店に入った時
私「あぁー1万円札しかないですごめんなさい」
おじちゃん「良いよ良いよお釣り全部置いてってくれる?」※ちなみにこれどう返したら一番面白かったと思いますか
若いお姉さんたちがやってるエステサロンのお店の前のステッカーを見てた時
お姉さん「A.B.C-Zのファンですか?」
私「はい!!」
お姉さん「結構ここ歩いてますよ」
私「すげえ!!!いいなあ!!」
お姉さん「結構よく居ますよ」
私「うううううう(羨ましくて唸る)」
ここのお姉さんの「結構よく居る」みたいな言い回しがツボでした。札幌市のヒグマ的な存在?
本当にいろんな人が話しかけてきてびっくりした。すっごい嬉しかった!!!!みんな熊本弁なんだもん!!!おがっちさんがいっぱいおる..…って思ってた。
もちろん下通アーケードそばのえび天広告もばっちり確認してきた✌️ かわいかった✌️
そして晩御飯はこちら。熊本名物を堪能しました。
まじで全部うめえ。
特に馬刺し。
いままで馬刺しってそんな意識して食べたこともないし自分が好きかどうかもわからなかったんだ。でもせっかくだしってことでお高いやつ食べた。
あほみたいにうまい。
こんな旨いもの食ったら多分もうどこの馬刺しも食えない。未知の世界が怖すぎて笑うしかなかった。おすすめはハラミです。生肉って臭みとか独特の味とかするんでしょって思うじゃないですか。ないんですよそういう嫌な奴が。
ただただ美味しい。ただただとろける。ずっと噛んでたい........。
本当におすすめです。お金握りしめて行こうな。
私もまた行く。絶対。次はもっとたくさん食う。怯えて1切れずつしか食わんかった。
そんでスーパーデコポンサワーも美味しいのよ。
シャーベットが氷代わりなのでお酒が薄くなることがない。永遠に美味しいオレンジジュース(酒)
通していただいたお席もめちゃめちゃ特別感あってすごい落ち着いた。壁に挟まれて落ち着くタイプの人間に優しい席だった。前も後ろも壁!みたいな席。また行きたい。
店内にはちらほらとA.B.C-Zの話をする方がいらっしゃって「五関くん」「はっしー」などの名前がちょいちょい聞こえてきた。いいね!!!!!!!!!!
そんで熊本といえばこれよ!の湯らっくす。
湯らっくす、絶対行きたいと思って塚田担に行き方調べてもらった(塚田担の方がしっかりしているので基本全て塚田担任せ)
特に下調べもせず入ったらサウナがちょうどアウフグースタイムで、ローズゼラニウムの香りと熱波師のお姉さんによるショータイムが始まっておりました。
サウナは好きなんですけど、ロウリュがあるような近代的なサウナは近場にないのでマジでロウリュ初体験。なんなら熱波師もえびちゃんずーでしか見たことがない。
マジで熱い。面白い。なんで?なんで風がこんなに熱いの?
お姉さんの「追加で風が欲しい人は挙手をお願いします」にびびって手を挙げられなかったの、今でも悔やんでいます。
あのサウナ室の中、多分玄人しかいなかった。みんな挙手してたもんね......…。
湯らっくすといえば深い水風呂も有名ですよね。
私、151cmしかないので最深部行くと溺れるんですよ。
私は水風呂に肩まで浸かったことがなかったのですが、さすがにアウフグース後は暑くて肩までいけちゃいました。
そしてお空が見える外気浴エリアへ。
なんかね、モニターがあるんです。何かが放送されているんですけどなにぶんメガネがないので何も見えない。いろんな色が混じり合った映像だったので(ヒーリングムービー的な?)と思っていましたが後ほど塚田担に確認すると
「え、ドラゴンボールのアニメだったよ」
とのことでした。全然違う。
良き感じに温まって、宿へ戻り、明日ファンミだねウワァァァアアァァァァみたいなこと喋ってたら速攻で寝落ちしました。健やかに眠れるタイプの2人です。
ファンミ当日、イベントは午後なので午前中は熊本城へ!
震災から復興してピッカピカの熊本城。
ところどころにまだその影響は残っているけれど、とっても素敵なお城でした。
天守閣に行くにつれてフロアが狭くなって行くので最上階は人間すし詰めカーニバルだったのでだいぶ面白かった。
展示もくまなく読ませていただきました!歴史よくわからん人間でもわかりやすかったのでオススメです!
最上階からの景色もワクワクしました!しゃちほこらぶ!!!!
いよいよファンミ.........。
座席も結構前の方だった上に河合さん側だったので....…それはもう.......…眺めました。
あの衣装可愛かった。なんか紐が垂れ下がっていた。戸塚くんは眼鏡をしていた。最高。
東京のファンミの時に塚ちゃんさんが何度も椅子から立ち上がっていたことを考慮してなのか椅子がそもそも無くなっていた。
後ろのスクリーンを見上げているだけのA.B.C-Zがオール可愛いだったのでご満悦です。
帰り際河合さんが紫マスク紫トップスの私にニコニコ両手を振ってくれたのでなんかもう手が震えてしまったし、次の目的地だった水前寺成趣園までの間、会話が消えた。会場出てしばらくは手を握りあってずっと泣いてた。
情緒が狂う。推しという存在に感謝すると共に「こんなに好きでいいのか?」という謎の感情が湧き上がってきて恐ろしくなったんだ...…。
マスクしてても河合さんのおめめはぱっちりで本当に可愛かった。
死んだ顔のまま水前寺成趣園にも行きました!着く頃には情緒がやや落ち着いてきたので普通に楽しみましたが、私の希望により園の入り口で晩白柚を購入して晩白柚の香りと共に歩き回りました。
なんかもうめちゃくちゃ熊本楽しんでる。A.B.C-Zのおかげで行きたい場所がありすぎる。車乗りこなせてたら絶対もっと色々いけてた。つら。
ちなみに晩白柚についてたくまモンのシールを手持ちの鏡に貼ったのですが3ヶ月経った今でもいい香りがしています。
ばんぺいゆは抱きしめるとサイズ感が程よくていい香りがするのでオススメです!!!!!
宿で食べたのですがしつこくない甘さと、ほんのりとした苦味、そして何よりジューシー!2人でモリモリ1つ余裕で食べました。
旬からちょっとずれてたみたいなのでいつかど真ん中の晩白柚も食べたい!
そして晩御飯はもちろんここ。
ファンミ終わりだったのでめちゃくちゃ「塚田担!!」「河合担!!!!」っていう服装で行きました。バレました。
かわいい店員さん「A.B.C-Zのファンですか?」
わたし「バレちゃいますよね」
かわいい店員さん「塚田さんと河合さんのファンですよね」(それぞれに指差しながら)
塚田担「ですよねー」
かわいい店員さん「今日はライブですか?」
わたし「いえ!ライブではないんですけどイベントがありまして」
かわいい店員さん「そうなんですね!熊本楽しんでください!」
本当に熊本の人、いい人ばっかりなんだって。
気さくに話しかけてくれる。本当に楽しい。
しかもこのお姉さん、キンプリさんのファンのようで「大阪公演行きました!」とのこと。
キンプリの大阪公演といえば工藤新一同時多発事件※!と思った私は「工藤新一いませんでした?」と聞いてみた。
お姉さんが笑いながら「いましたね」と言ってくれた。やっぱマジなんだ。
※工藤新一のモノマネがSixTONES内(特に森本くん)で大流行し、たまたま電話かけてきたキンプリメンバーにも伝染して北海道(SixTONES)と大阪(キンプリ)それぞれのライブ会場で同時多発工藤新一モノマネが行われていたという話。私は熊本に来る1週間前にSixTONESのライブを3日間見てました。受動喫煙によりSixTONESの知識が増えていく最近です。
お姉さんが「ゆっくりしていってくださいね!」と冷えっ冷えのほうじ茶をすげえでけえ保冷ポットに入れて置いていってくれたので、ありがてえありがてえと言いながら飲む私たち。
太平燕も、亀ゼリーもすごいおいしかった。亀ゼリーって何が亀なのか。わからんがおいしかった。
太平燕はなんかもうちゅるちゅるいける麺と野菜と魚介の旨味が溶け合っている美味しいスープで構成されてて美味しくないわけないじゃん????
そんで帰り道に「ブラックモンブラン食いてえ」となったのでブラックモンブラン買って宿で食べたりしました。
そしてこの日は眠りについたのだった。
(しかし寝るよ〜と電気消しても時々グフフフやウヘヘヘヘと笑いが起こっていたのですぐに寝たわけではない。寝れるはずがない。推しを肉眼で見た。目を閉じると推しのバイバイが蘇るんだ。恐ろしいだろ。)
そして熊本最終日。
早起きして熊本市の北、植木の道の駅へ。
ここは河合さんと塚ちゃんさんがロケで来た、いわば私たちの聖地なのだ。
スイカのメロンパンも買ったし半袖プリンも食べました。くまモンのスイカのアクキーも買ったしなんか美味しそうだったのでイチゴも買いました。
食欲にまみれすぎている。
植木の道の駅を目に焼き付け、空港行きのバスに乗り、熊本市内に別れを告げたのですがここのバスでガチ寝しちゃって景色とか1mmもみてない。
気づいたら空港にいました。
お土産を物色しつつ、焼き立て武者返しというめちゃうまいあんこのスイーツをね、食べました。
飛行機の中で食べようと思って熊本ジャージーブッセみたいなのも買いました。空港着いて外のテーブルとイスでイチゴ食べたりもした。
お腹がペコペコだったんです。羽田行きの飛行機まで若干余裕があったのでたくさん物色しました。
そろそろ保安検査通るか〜と思って保安検査場通って、なんか良さげなイスを探して歩き、待合室の空いたイスに向かったんですよ。
なんか前の方が空いてるな〜ってことで塚田担の後ろについて歩いてたら、待合室のイスに紫色のパーカーかスウェット着た人が座ってたんです。
後頭部、まんまる。茶色い髪。綺麗なうなじ、細い首。
イスの背もたれに右腕かけて、スマホの画面見てました。だから紫の服着てるなって気づいたんですけど。
いやまさか..…いや、ねえ???
と思いながらその人が座ってる横の通路を通過していった塚田担に続いて行ったのですが、まあ一応確認すっかなと。
通過する時に後頭部→頭頂部→まつ毛と確認したとこで
(いやマジの河合郁人..........)
と確信しました。後頭部からそんな気はしていたけどまつ毛が決め手でしたね。
最推しですよ?自担ですよ?
2mの距離にいます。あなたならどうしますか?
私?私は。
「えっ」
硬直しました。
自担、目の前におる。
1週間前のSixTONESライブでほっくんを目の前で見て「いや人生この後ジャニーズをこんな間近で見ることないわ」と騒いでいましたが、それを1週間で超えてきました。
河合さん、スマホ見ていたのですが小さく「えっ」と言って立ち止まった女に気づいてくれました。
河合さん「こんにちは〜」
ああああああ挨拶されたぞ????????近所のお兄さんみたいなノリ。ゴミ捨てに部屋から出たら偶然同じアパートの人に会ったみたいなノリ。
私はひたすら頷いて、
絶対騒ぎません気づいてごめんなさい絶対騒ぎません
と目でアピールした。
河合さん、微笑んでいる......。そうだよな.…挙動不審でごめんな.....。
ここで、ちょっと前の方で座るイスを決めた塚田担が「なぜあいつはあそこで立ち止まってるんだ?」と思ったのか私の方を振り向く。
私、河合さん、2人で塚田担を見つめる。
塚田担「えぇ!!??!.......あっごめんなさい」
まさか私と河合さん2人に見つめられるとは思わないよな。うん。私もわからん。
河合さん「どうも〜」
親戚のお兄さんのような挨拶をする。
私が「助けて......化粧ちゃんとしてくればよかった....」と半ばべそを書きながら前方に座った塚田担のイス近くに座り、背後に河合さんがいるという事実に震えるしかなかった。
推しがいるのにあまりに近すぎて、推しを見たら推しに見られてしまう。嫌すぎる。どうせなら化粧バッチリした時に会いたかった。
ほぼ泣いてた。
飛行機の搭乗時間がきて、グループ1だった河合さんはほどなくして立ち上がり、私たちの横を通過して行ったのだけれど
河合さん「この飛行機?一緒だね。」
とものすごい自然な感じで話しかけてくれて、私たちは無事に死にました。塚田担が「好きです!応援してます!」と声を出せていたので私もどうにか去っていく背中に「めっちゃ好き!!!」と声をかけました。これが精一杯でした。クソタメ口なの今思い返してもバカですが、正気を失っていたので許して欲しい。
そのあとしばらく呆然としていたのですが、おもむろに立ち上がって河合さんの座っていたイスの写真を撮りました。家宝です。
同じ飛行機に河合さんが乗ってると思うと全然何も手につかなくて、飛行機で食べようと思ってたブッセは食べれなかったし、横で塚田担が何かにずっと祈りを捧げてた。多分飛行機が落ちないように祈ってた。わかる。あまりにも幸運で恐怖すら感じるもんね。
もし、私たちの在住地に熊本直行便があったら、河合さんに遭遇することはなかったんだなあと思うと、この不便な在住地が途端に愛おしく思えてくるよね。
困惑し続ける私のツイート
本当、呼吸すらも憚られるような空間でした。
フォロワーに「実質自担と旅行してるじゃん」って言われてゲロ吐きそうになった。
無事に羽田着いた時は塚田担と手を取り合って喜びました。人生で飛行機に乗るのが初めての人みたいな喜び方しちゃった。生きて帰ってこれたって喜び合った。
羽田に着いて、みんなが降りていく中、最後に河合さんを見かけて幸せな気持ちに浸りました。
こんなことあるんだなあ.....…。
ほんとそこからどうやって帰ってきたのか全然記憶にないのですが、私たちはきちんと飛行機を乗り継いで北海道に帰ってきていました。
塚田担は「ファンミの塚ちゃんの記憶が河合くん遭遇で塗り替えられそうだから必死に塚ちゃん思い出してる」と言っていました。
ファンミからのこれは本当に供給過多でした。
間近で見た河合さんは優しくてかっこよくて後頭部まんまるでかわいかったです。
使い古された言葉だけど「一生推す...…」という気持ちが芽生えました。
加えて、化粧を本気でやろうというケツイがみなぎったのでこの後ミラノコレクションを購入します。あまりにもわかりやすい。
ほんと、いつどこで遭遇するかわからんから片時も油断せず化粧ちゃんとしていこうと思いました。
推しに見られたくなくて推しが見られないって!!!!!!!!!!ほんと!!!悔しいよ!!!!!
もし次遭遇したら凝視できるように、今日も私は筋トレとお肌の保湿を頑張るのでした。