中堅研究者が頭一つ抜け出る方法

今日

東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター設立記念式典

に参加しました。

併設デモもいろいろありました。

で今までもやもやしてたものが言語化しました。

え、と、助教・准教授あたりの人に真剣に提案します。

物作るのに、ニコニコ技術部みたいな野生の職人を巻き込むべきです。

理由

1. ニコニコ技術部くらいの人が数日で終わらせるようなことを何ヶ月かかかってやっている。学習期間も含めて。

2. 学生も先生もひたすら論文書かないと干上がるご時世なので、そんな非効率なことを許していたら、埋もれる。

ニコニコ技術部的な人がやるのを学んで次からは学生がやれば、匹敵する速さでできるようになる。

3. 研究に直接関係ないところは、とにかく外に出して、学生は研究のスキルを磨くべき。もの作るスキルの習得に時間割くとか誰も幸せになれない。外の人がテキパキ作るの隣で見て学習すればいい。

学生にさせてしまうと、たとえばこのパーツは3Dプリンタでつくるのが良さそうだと気づくのに1ヶ月かかる。3DCADでなにか注文できる設計できるのに1ヶ月かかる。大学からDMMに発注するまでの手続き学んで発注してものが手に入るのに1ヶ月かかる。ニコニコ技術部的な人は、その日のうちに発注して数日後にものができている。

4. あと外の世界知らなすぎ。研究として成り立っているのは理解できるけど、ニコニコ技術部的な人が当たり前のように持っている感覚を持っているのか不安。たとえばVRは明らかに外に詳しい人がいる分野なのだから、巻き込まないとか自殺行為。自身の分野が野生の研究者や職人がいる分野なら死に物狂いで彼らを巻き込める座組みを発見すべき。

追記:慌てて書いて大事なこと書き忘れてました。研究それぞれは面白いのたくさんありました。学生さんたちは研ぎ澄まされたセンスがあると思います。問題なのは、それくらいの成果は数倍のペースで出せるだろうということです。


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逆に巻き込めれば、すっごいバズれる作品をあっという間に作れて、バズって、論文も書けて、すぐ次行けて、またすっごい作品作れるよ?

うまく行けばそのニコニコ技術部的な人も研究者になるかもしれない。分野大発展。

ということで、名をあげたい研究者はなんとかしてニコニコ技術部的な人を巻き込んで、研究成果を量産してください。

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あとはもと大学で働いていた人よりいつもの苦情。

すごく久しぶりに大学のイベントに行きました。なぜ久しぶりとかというと、苦痛でなるべく行きたくないからです。今日は展示をどうしても見たかったから行きましたが、講演は苦行でした。

・前半のシニアな発表は同じ内容を語るのにとにかく時間かかりすぎ。同じ内容を外では半分以下の時間でやります。まあ変わってと言っても変わらないので、一つあたりの時間を短く設定して? 

・まあでも、それも野放しにしていいのでしょうか。大学は世の中の半分の効率で仕事をしているという印象を持たれるのはよくないと思うのですが。

・時間守らなすぎ。その後の若手研究者の人々の発表含め、瞬間的には50分以上遅れてると進行からアナウンス。他人から奪った時間は金でも返せないものなのに、会場満員なのに、奪った時間×参加者 ? 

それって、「私たちは偉い、おまえらは黙って聞け」って上から目線になること自覚してますか? みんな優しいから誰も言わないだろうけど。

うちわの会でいつものように遅れる惰性で遅れたら、そう捉えられるっていう自覚お願いします!



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