日々15秒で瞑想能力を手に入れる方法(1)
ミライ: 相変わらず瞑想ブームですが。
フツクロウ: ウム。
ミライ: なかなか瞑想できないっ! やってるけど効果がいまいち分からないっ!て人のためにミラフツ瞑想定期。
フツクロウ: ウム。
ミライ: まず、瞑想の目標はうんと低く。
フツクロウ: 低く。どのくらい低くじゃ。
ミライ: まずは5秒でも10秒でもできればオーケー。
フツクロウ: ホウ。
ミライ: そして一番簡単な瞑想とは?
フツクロウ: とは。
ミライ: 頭の中から言葉が消えてればオーケー。
フツクロウ: オーケー。
ミライ: 解説お願いします!
フツクロウ: ホ?
脳にはまず言葉で考える力がある。便宜的にこれを左脳の働きとしよう。こちらは筋道立てて論理的に考えることができるが、一度に一つのことしか検討できない。
したがって、悩んでいるときなどは、頭の中でぐるぐると同じことを考え続け、しかし答えは出ないといったことが起こる。
ミライ: はい。
フツクロウ: 一方、脳には物事をいっぺんに捉え考える力もある。これを便宜的に右脳の働きとしよう。
たとえばポスターを作った時、最後にそれ全体を見て、「うん、これでよし!」と判断できる力じゃ。
この力はなかなか人間の叡智として共有されてきていない。なぜなら言葉にできない力じゃからな。
ミライ: お互いどんな風に考えているか伝えるのが難しいんですね。
フツクロウ: そうじゃ。それは人間内部でも同じ。もし頭の中から言葉が消えると、その時は脳が休んでいるのではない。右脳が活発に働くんじゃ。
ミライ: でも「今右脳で考えてる!」って意識しづらいんですよね。
フツクロウ: その通りじゃ。じゃから、頭の中に言葉が一杯回っているとき、自分はいっぱい考えていると感じがちじゃが、それではバランスが悪い。
ミライ: だから、たまに言葉を意識的に消すのが必要になるんですね。
フツクロウ: うむ。何もしなくても言葉が頭から消えているときはあるじゃろうが、瞑想がよくわからないという人は、その比率が低く、自分で意識しても頭から言葉が消せない点でも、バランスが崩れていると言えよう。
ミライ: なるほどー。と頭から言葉を消すことが、いわゆる右脳を活発にすることとわかったところで続きは次回。それでは!