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愛車遍歴

シルビア S14

社会人になって最初に買った車。
仕事している時と寝ているとき以外は時間もお金もすべて注ぎこんだ青春の車。雑誌に載ったり、メーカーさんと知り合いになったり、関東中のサーキットかけめぐって、1秒でも早く1馬力でも多く上げることばかり考えていた。
が、ある日突然のパワーダウンに見舞われる。そして、原因を究明できないままお別れとなる。今考えてみれば、若さゆえの無知からくる別れであった。

シビック EG6

シルビアが激しい車になりすぎて、通勤車としては困難となり、手に入れた2号機。
VTECのじゃじゃ馬なパワーがお上品なメカチューンのシルビアとは対照的な存在だった。
残念ながら人生で唯一、事故車としてお別れしたかわいそうな車となった。割れ飛んだホンダエンブレムは今でもどこかに保管されているはず。

写真がないためイラストをお借りしました。
https://www.shaken110.com/

スカイライン R33

写真とは違い、4ドアのスカイライン。この紹介の中では一番大きな車になる。
でかいとか、重いとか、いろいろ言われたモデルであったが、他でも言われているようにそれは知らない人が言う言葉。隠れた名モデルであったと思う。
この車あたりから自分でDIYを楽しむようになる。結果、ガムテやアロンアルファがいろいろなところについた車になってしまったが、自分で手掛ける楽しさを知った車になった。

180SX RPS13

本当は最初に欲しかった車。後悔したくないという思いから購入。現状では一番長い付き合いとなる。
常にどこか不調な状態であったが、メンテナンスから修理まですべて自分で行った車。「48時間以内に直さないと通勤できない!」など耐久レースばりの様々なドラマを生んだ。自分でも一生乗ってる?と思ったことはあったが、連鎖的な故障に自分の技術がやがて追い付かなくなることを悟り、より高い技術力を持った方に譲る決心をする。手放す当日でも次の車が決まっていないくらい愛着のあった車。

RX-8 SE3P

前車を手放す際、リーゼントをおろすように、もういい加減大人になろうって思っていたはずだが、BMとかアルファを買って上品な車ライフをと思っていたはずだが、帰りの電車でまず最初に連絡したのがこの車だった。
扱いの難しさから過去にも敬遠した車だけど(いつ買ったか覚えてないけどカタログ家にあったから好きだったのだろう)、車種でなくピンポイントでこの一台だけ気になった。こいつを見てから本当に落ち着くか決めようって思ったら、落ち着くどころか魅せられることに。
関東中から探して、前の車を買ったのもこの車を買ったのも学生時代を過ごした他県の遠い街という偶然がまた面白い。日本の至宝、最後のロータリーエンジン車。自分の整備技術の限界を上げていくとともにプロの手もしっかり委ね、最後のロータリーを守り抜きたい。

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