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家族を大事にしろよって話

※僕が以前所属していたクラブで選手、保護者向けに書いていたFacebookページより記事を転載

3月28日(日)、本日をもって〇〇FCジュニアユースの活動を終了しました。

最後のトレーニングは雨天中止となりましたが...。

僕がこのページに何かを書くのも最後になります。

最後に何書こうかなあ、と色々考えましたが先週ジュニアユースの食事会で話した内容を簡潔に文章にまとめて残しておきます。

ジュニアの選手も読んでね。

僕が指導者として最後に伝えたいことは、「家族を大事にしろよ」って話。

サッカーがウマくなるようなありがたい話ではなく申し訳ない。

小中学生のうちは親とか家族のありがたみって、よっぽどしっかりしてないとわからないですよね。

僕も全然わからなかったです。

家族より友達が大好きでした。

でも高校卒業して一人暮らしを始めてから、親のありがたみは痛いほど理解しました。

親にもっと何かしてやりたかったなあ、と大人になって後悔してます。

とは言っても僕の親はまだ生きてるので、別にこれから何かしてあげることはできるんだけどね。

大人になってお金も持ったし、それで物をプレゼントしたりとか、どっか連れて行ったりとか。

でもね、そういう事じゃないんですよ。

僕は「自分が好きで頑張っている事」に一生懸命な自分の姿をもっと親に見せてやりたかったなあと思います。

これはもう、これから先どうにもできそうもない、一生の後悔です。

けっきょく親が1番嬉しいのって、子どもの頑張る姿を見ることだと思うんですよね。

親になったことないけど。

僕は自分の父親が試合を観に来た事は一度もないし、観に来るよう自分が誘った事もないです。

ちょっと家の事情が複雑なのもありましたが。

でもウチの父親も僕が実家を出る前日の晩に「試合とか観に行けばよかった」って言ってました。

「コイツ今さらこんな事言うなよ」って思いながら僕はその時泣きました、18歳の春です。

僕はまだまだこれから自分の好きな事、やりたい事どんどん挑戦してくけど、その姿を親に見せれることはないだろうなあ。

みんなも大人になったとき、どれだけ良い会社に入って、どれだけ良い業績出して、どれだけ会社に貢献したとしても、その姿を親が見に来ることなんか、まあないです。

芸能人やスポーツ選手でもないかぎりね。

だから自分の1番かっこいい姿を見せれるのって本当に今しかないわけよ。

子どもからすれば、親が試合観に来るのがウザいって思うのもわかる。

でもそれで親を突き放してたら、大人になったときにマジで後悔するよ。

だから今子どもにできる「家族を大事にする」って事は、試合とか練習に「観に来いよ」って一言かけてあげることだと思う。

サッカーがウマいとかヘタとか関係ないから、好きな事頑張ってるとこ見せてあげなよ。

家族を大事にしてこれからも頑張ってください。

保護者の皆様もどんどん会場に足を運んで、今しか見れない子どものかっこいいとこ応援してあげてください。

最後になりましたが今年度1年間、選手、保護者の皆様には大変お世話になりました。

また、試合をしてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

文責:〇〇FC 岡田

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