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企業価値の高め方(新生銀行編)

ちょっと前にも意見した
『新生銀行vsSBIグループ』
の話題です。

今回は、新生銀行の工藤社長のインタビュー記事に対しての私の感想です。

タイトルからしてダメダメなのですが、

公的資金返済「SBIも特別な案は持っていない」と言うことを単独インタビューで答えられたそうです。

みなさん、このタイトル何かおかしくないですか?


SBI 『も』 特別な案は持っていない

そうです(😁)。


まあ、そうだろうとは思っていましたが、企業や個人などに資金を貸付け、企業に合わせた適正な返済計画を提案し、企業の現況を把握しながら資金の回収を行うことを生業をしている銀行のTOPが、自分も返済計画を持っていないと発言されていました。
(※誰でも考えがつく、特別じゃない案はあるのかもしれません。公的資金の返済は進んでいませんが😁)

発言が真実であれは、TOB以前に社長は変わられた方が株主や行員のためではないでしょうか?

少なくともSBIは地銀再編による第四のメガバンク構想があられるそうですし、システムの統合によるランニングコストの削減なども考えられているみたいです。

もともとSBIは、証券の窓口や新たな顧客開拓が目的ではないかとも思っています。

また、日本は国策として、NISAやiDeCoなどの個人投資家を増やそうとしている(タンス預金から資産運用への転換)と考えれば

『国策に売りなし』

なのではないでしょうか。

また、別の記事からですが日銀も地銀の統廃合は前向きで、独占禁止法も適用外になるともかかれていました。(以下の記事より参照しました。)


また、TOB価格についても

「直近の株価に対し約13%にしか当たらない」

「フィナンシャルアドバイザーによる事業価値評価によるとTOB価格の2000円は安い」

などと話されていますが、直近株価はTOB発表による株価上昇後の価格との比較であり、発表前の株価には30%くらいはプレミアム価格が上乗せされていたはずです。

また、事業価値評価によると株価は2000円以上の価値があるとのことですが、それを下回る株価にした責任は現社長であるあなたにあり、低下した価値のものを経営権のないSBIグループに高値で買って株主還元しろと言うのは、まさに暴利を貪ってきた銀行屋さん(手数料商売)的な発想ではないでしょうか?


最後になりますが、SBIにはもう少し現在の株主に対してもより具体的な話をしてもらいたいのですが、新生銀行側にイチャモンつけられる可能性を考えれば、ギリギリまでは出せないのかなぁとも思っています。

まあ、普通に考えればSBIがシステムの共同利用や地銀再編による(経営陣の削減による)人件費削減などにより、ROEの上昇や配当金の増配が実施されれば自然と株価は上昇しますし、その結果、公的資金の早期返済に繋がり、再度の株価上昇は、地銀統合後の成功パターンとして考えうるのではないでしょうか?

ただ、現状ではどちらに転ぶか分からないので新生銀行への投資は保留中です。

出遅れたとしても、しっかりとした再建(?)案がSBIから出されて、ポイズンピルの実施が否決されたなら購入していきたいと思っています。


正直、新生銀行の社長は結果の可否によらず退任された方が株主の利益に繋がるのではないでしょうか?(本日2回目😅)

工藤社長からの新生銀行再建案、公的資金返済案も早く提示していただけることを期待しています。

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