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いしかわ自然学校 noteマガジン

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いしかわ自然学校のインストラクター・受講生・OBによるインタープリテーションライフのウェブマガジンです。
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#スローライフ

モズに学ぶ生存戦略 やはり計画的な男子はモテるらしい

ゲストハウスの庭の剪定をしていた所、そこら中の枝にカエルや虫が突き刺さっているのを発見しました。 これはモズという鳥の習性の「モズのはやにえ」で、冬の保存食を蓄える行動です。秋から冬にかけてモズは冬で餌が枯渇する時期をみこして保存食として木々に虫やトカゲ、カエルなどを突き刺すのです。 ミイラ化したカエルを見つけたときには結構びっくりしますね。 オスが魅力をあげる秘密はやにえで蓄えた餌を利用して、寒気の厳しい時期を乗り越えたオスは十分な栄養をとって声帯が発達し、栄養不足の

初雪、降りました

ゲストハウス黒崎BASEが拠点を構える加賀市黒崎町は沿岸沿いの町なので、最近はドカンと雪は積もらないのですが昨日から今朝にかけてなかなかの吹雪です。昼ごろ落ち着いてご覧のようにしんなり積もっています。 庭先のたぬきの置物も寒そうですね。今年は庭木の前提をしっかり行なったのですが、金沢のように雪吊りまではできませんでした、しかししっかり前提したことで落葉した気でも気持ち悪い枝の絡みなどはなくスッキリしているのですが、これは完全に玄人目線ですかね。 今年で住居のメイン拠点とし

オリーブの生垣づくりを計画〜その3〜

今の所、順当に計画が進んでいます。 前回までに植えるオリーブの種類を選定し、マンザニロ・ミッション・ネバディロブロンコという三種類の品種を仕入れることとなりました。 ですが植えるところの整備が終わらず、目処が立たないという問題が発生しています。 田舎あるあるの土地の名義問題祖父の代から続くnorinity家ですが、田舎であるあるの土地の登記問題で、お隣の畑の土地との境目が明確でないという自体です。 末代まで影響することや、樹木を植えてしまうと育った部分まで根が出てしま

オリーブの生垣づくりを計画〜その2〜

前回の続きです。知り合いのガーデンプランナーさんに問い合わせて直近でお手頃のオリーブの品種をリサーチしてもらいました。 なかなか奥深い世界のようで、樹齢が長かったりブランド価値の高いものはとんでもない値段がします。とりあえず以下の三種が候補として上がりました。 ネバディロブロンコスペイン原産のオリーブオイル用の品種。半直立型〜開帳型の樹形で他の種類のオリーブと比べると葉の裏が緑がかってて鮮やかな生垣としても優秀な品種。果肉の柔らかい2〜2.5gの小さめの果実なのでピクルス

オリーブの生垣づくりを計画〜その1〜

ゲストハウス黒崎BASEもぼちぼち7年目にさしかかりました。一族の代々で祖父の住んでいた古民家を改修した当ゲストハウスですが、併設された母屋は今では仕事の事務所であり、住まいでもあります。 祖父は実る木が好きだったということですが長い年月をかけて庭の松やら果樹やらはだいぶ枯れてしまいました。剪定をしないとここまで雑草に食い潰されるんですね。 表題の通りオリーブの生垣をつくって土地の境界をいい感じに分けつつオサレでありながら収穫もできる庭木を育てたいと企画しています。 ま

畑にあまり見ないカエルを発見!シュレーゲル/ モリアオガエル

緑のカエルといえばアマガエルが基本だと思いますが、サイズ的にも発色的にもちょっと違うカエルを見つけました。 大きな緑色のカエルはシュレーゲルかモリアオガエルという種類です。 皆さんはどちらに見えますか。なかなかマニアックでわかりませんね。 主に目の部分の虹彩によって見分けるようです。

季節で異なるシソの楽しみ方 穂紫蘇を収穫する

畑では夏に葉っぱを堪能させてくれた紫蘇が花を咲かせています花が散った後、種が黒くなる前の実も旬の食材になります。 「穂紫蘇」と言われていて天ぷら、お刺身の香りづけの他に塩漬けにしたり 大葉味噌にいれたり色々楽しめます。

間伐材を使ったいろいろな製品アイディア

先日に続き、橋立自然公園にお邪魔してきました。間伐で落とした太めの枝にもいろいろな使いみちがあるのですが薪として活用する以外にも木の材質や個性を生かして製品づくりのアイディアが眠っています。 今回紹介するのはハンダゴテを使って簡易的なタイポグラフィーを焼き付けるプレートです。 お店の看板や席次表、表札などシンプルなアイテムですが、手軽に温かみのあるモノづくりができる感じですね。 親子で楽しめるワークショップとして設計することもできそうです。