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2023年感想(ギラヴァンツ北九州)(2023/12/8)

はじめに

とにかく苦しい1年でした。他力とはいえ、Jリーグに残れたのが本当に良かった。しかし、何が駄目だったのかはきちんと検証されないといけません。そうしないと、また同じ轍を踏んでしまう。今回はJFLでJリーグ参入表明をしているクラブがたまたま上位に来なかったから降格しなかっただけで、J3リーグの成績面から見れば圧倒的最下位。次もこんな幸運が訪れるとは限らないからです。

2023年J3リーグ順位表(ボトムハーフ)

降格圏外の18位からは勝ち点10、ひとつ上とも8離れています。強化費でリーグ上位にも関わらずこの状況なので、流石に手放しに「よかったね」だけでは済まされないなと。来年度からは強化部や監督・コーチ陣が新体制になることですし、改善が行われるのを期待するしかありません。

12/8現在では選手11人が契約満了、新加入選手はユースからの昇格が1人のみでそれ以外の発表はまだですが、まあシーズンが終わるのが遅かった上にどのカテゴリーに進むのかもはっきりしなかった状況なので、この辺はこれからだと思います。毎年大きく入れ替わるのがここのところの常ですが、とにかく心躍る編成になってくれればいいなあ…と淡く期待を抱いておきます。

ざっくり振り返り

さあ、そんなことより結果を特に見返すことなくざっくり振り返るよ!

序盤の1~2試合はほんとにワクワクしましたねえ。第2節(カマタマーレ讃岐戦)のホーム初勝利は本当にワクワクしました。その第2節のワクワクを引っ提げて第3節の前のタイミングで法事のため帰省しました。実家はもうなくなったので、黒崎のホテルに2泊3日で過ごしました。

これは黒崎周辺に貼ってあるポスターだったのですが、剥がれていたポスターを修繕しました。そうして徳を積んできたのですが、その効力もなく北九州空港ロビーでツイッターのTLを追っていた第3節(カターレ富山戦)は後半ATに失点して敗戦。まさかそこから全然勝てなくなってしまうとは。

5月には三ツ沢に行きました(YSCC横浜戦)。前川大河選手のゴールで盛り上がりましたが、負けました。タコライスおいしかった。

2022年にギラヴァンツ北九州に所属していた髙澤優也選手が観戦に来ていました。

7月には新幹線に乗って沼津へ(アスルクラロ沼津戦)。地ビールフェスやってたのでビールをたくさん飲みました。村松航太選手のJ初ゴールもありましたが、負けました。しぞーかおでんおいしかった。

しぞーかおでん
多分オレンジピール使ったビールと、なぜかもらった焼肉さん太郎
知らなかったので、その辺に久保竜彦さんがいてびっくりしました。平畠啓史さんもいました。
愛鷹の初ナイターだったそうですよ。逆転負けでした。
アスルくんもいました。ニャーじゃないんだよのポーズ。

次の日の御殿場来訪は、4年半住んでいた土地ということもあって懐かしかったです。10年ぶりくらいかな。変わった所あり、変わらない所あり。ちょい遠い沼津への来訪の理由は、試合が土曜日開催だから翌日御殿場にも行けるな、と思ったからでした。

短い時間ですが、周辺を歩いて探訪しました。

9月末のアウェイSC相模原戦も来訪しようと思ってましたが、仕事の兼ね合いで断念。まあ結局その試合も負けだったのですが…。

あとはひたすらDAZN観戦でしたね。しばらく経ってやっとこさ監督が交代し、交代直後は持ち直したかと思いきや、6連敗だったり、そう思ったら6点取って勝ってたり。シーズン最終戦で勝利したのが本当に良かった。応援して少しだけ報われた気がします。勝つってほんとにいいですよねえ…。今年は7回しか勝てなかったけど。

来年は大宮アルディージャがJ3に降格した関係で、大宮にも行くことができるようになりました。なので、大宮・横浜・相模原はノルマとして、スケジュールが許せば福島・沼津にも足を伸ばしたいところ。あとは、未踏の地として長野・松本・岐阜あたりも狙っていきたいですね。金沢・富山なんかも…?

まああんまり欲張っても仕方ないので、来年またのんびり考えたいと思います。

自分なりの2024総括

しかし全く勝てないシーズンでした。

自分は全くサッカーが詳しくないのですが、詳しい人によれば「やりたいサッカーと、選手たちの特徴、監督の特徴が全く噛み合わなかった」ということのようです。

確かに、見識のない自分が観戦してても「どうにもスッキリしねえなあ?」と思う試合が多かったですし、攻めあぐねる試合が本当に多かった。終盤に6得点した試合はありましたが、総じて得点力は低かったですねえ。逆に、守備はそこそこ安定していました。

失点数はトップハーフの少なさ。優勝した愛媛FCよりも少なかった。

攻撃の噛み合わなさ具合…。自分なりに解釈すると、田坂和昭監督時代はボランチに守備的な選手を配置し、それゆえボールがあまり前に運べず、ボールの前進はFWのポストプレイが頼り。ただ、FWにポストプレイが得意な選手がいない(ポストプレイが得意なエドゥアルド・メロ選手をシーズン途中で獲得しましたが、程なく田坂監督は辞任)という状況だったのかなと。守備の安定を図る目的での3バックへの変更も、後ろに重心が傾いてしまうという意味では攻撃においてマイナスに働いたのだと思います。

小林伸二スポーツダイレクターが監督を兼任するようになってからは、ボランチにボールを運べる選手を配置して、相手のプレスをボランチが1枚2枚剥がして前進しボールを繋ぐことで、少しだけ攻撃が改善されたように思います。この形でシーズン初めから継続してれば、上位に行けるかはともかく、明らかに最下位で終わる陣容ではなかったと思います。つくづく、監督交代の遅さが悔やまれました。

あとは、選手の経験不足も。スタメンに1~2年目の選手が半分くらい、みたいな試合も珍しくなかったですし、後半開始直後や後半ATでの失点が多かったのも、いざというときの踏ん張りが効かないところが響いたのではないかなと。実際のところは(小林SDも話していた通り)年齢層的にはそれほど若手に偏重してたわけでもないですけど、少なくとも試合によく出るメンバーは若いメンバーが多かった。来年以降はこのあたりのバランスも少し良くなるといいなと思います。かつての池元友樹さんのように、精神的コアになれる選手が望まれます。

おわりに

2日間で11人が契約満了ということで良くない意味で色めき立ったのですが、その2日後に新たなスポーツダイレクターが就任することになったようです。

31歳! これまでの選手の流れもこの方が主導で行われていたのでしょうか? とにかく、今後は新加入の発表も続々行われるでしょうし、新監督も近々就任発表があることを期待しています。

果たして来年のギラヴァンツ北九州はどのように生まれ変わるのか? 期待して2024年を迎えたいと思います。

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