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消火栓はゴミのそばにある?

香川にある豊島(てしま)という島を歩いた。

歩いていると、地上に突き出した赤い筒のような消火栓があちこちに設置されているのに気づく。そして、ゴミステーション(大型のゴミ用ボックス)や井戸、古い燈籠などが消火栓とセットになっているケースが目につく。これらの目的はすべて異なるが…。

消火栓をはじめとするゴミステーションや井戸は特定の人が使うものではない。集落の誰もが必要とする(かもしれない)ものだ。そういったものは私有地ではなく、道端のちょっとした空地など――コモンスペースに置かれるのではないか。

この仮説が正しければ、燈籠であれ、ゴミステーションであれ、消火栓であれ、目的が異なっていても集落で共有すべきものは結果的に同じ場所に集積されることになるのだろう。

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