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2歳児の性教育から考える多様な社会

我が家には2歳の長女と、9月に生まれた長男がいる。長男が生まれてから、知らずと2歳の娘の性教育が始まったことに気付いた。

性教育とは?

私の主観だが、性教育は下記のことをひっくるめて理解するためにあるべきだと思っている:

  • 生物学的な「性」の存在と見分け方(主に性器やその機能など)

  • 人の中身の「性」の存在と定義・接し方(LGBTQなど)

  • どうやって命が誕生するか(妊娠・避妊などを教えるいわゆる「性教育」)

  • 心と体のメンテナンスとしての性(自分の性嗜好、自慰など)

弟が生まれた長女の発見

この夏、長男が生まれ、我が家ではオムツ替えや沐浴の時間が毎日やってくる。保育園に通っている2歳の娘も、頻繁にその様子を見ている。

今思うと当たり前のような気がするが、彼女は自然と日々の生活の中で男性性器を間近で見ているのである。(保育園ではお互いのおむつ交換は見ていないと伺っている)。

知らないものには「これなぁに?」と聞いてくる年頃なので、当然、弟の性器に関しても聞いてきた。

なぜか旦那がヘブライ語で教えたのはさておき、彼女は毎回オムツ替えの時に「お!ブルブル(ヘブライ語で男性性器)だねぇ」と嬉しそうにコメントするのである。

最近は「私やママには無いねぇ。パパはあるねぇ」というコメントも。
理解の早さに驚いた。

性の話も日常の中の一つのトピック

2歳児への性教育は、上記のような感じで充分と思っているが、最初の一歩を踏み出せた気でいる。私は正直嬉しい。当たり前のように性の話ができることが理想だからである。
今の社会は、性に関するトピックをタブーのように扱っている気がしてならない。

それでは身体的にも精神的にも自他への理解が深まらないし、無計画な妊娠もあるだろう。その他にもすれ違いや悲しみも多くある。

男女差別、LGBTQへの偏見も解消されないと思う。
LGBTQに関しては今度また書こうと思うが、最近感じているのは、オープンに話せば話すほどLGBTQの恋愛もいわゆる「男女のストレートな恋愛」と何も変わらないことに気付くはずだ。

多様な人が気持ちよく暮らせるようになる社会の実現への大きな一歩に、性教育は欠かせないと思う。

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