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notebook#01

WHYから始めよ! サイモン・シネック著

ゴールデンサークル
黄金比から着想、人間の予測行動が可能な場合には理法がある、「なぜ」から始めれば大きなことを達成できる、人を高揚させやる気を起こさせる、円の中心「WHY」から始まる。
ゴールデンサークル:WHY(している理由)→HOW(手法)→WHAT(していること)

例)アップル
明確なWHY=「現状への挑戦」の実践
WHYのないところにイノベーションなし

これは生物学だ
WHY、HOW=大脳辺縁系=感情
WHAT=言語
直感による意思決断は円の中心(大脳辺縁系)から生じる、つまり、心が決断をくだす。感情が動く。感情が起点になる。
目に見えない大切なもの、信念、信頼。
WHYが鮮明な製品は、ユーザーの理念や信条を周囲に明確に伝える力を持っている。

ゴールデンサークルはバランスをとりたい
1.WHY
全ては明快さから始まる。まず、志や理念などの自分のWHYを明確にする。
2.HOW
WHYを現実のものにするための手法・行動であり、価値観。WHYを常に意識するよう明確な指針を設け、自分を厳しく律し、自分の価値観に真摯であり続けなければならない。指針は名詞ではなく動詞をつかうといい。
3.WHAT
行動の結果。自分のWHYと行動が矛盾せず、終始一貫していなけば本物(オーセンシティ)にはなれない。そして、バランス(明晰さ、厳しい指針、一貫性)のとれたゴールデンサークルでなければ本物は生まれない。

多数の人が正しいと感じる決断をするためには
WHYの力を理解する。論理的なWHAT(言葉に置き換える能力)は、WHYという感情の根拠になる。自分のWHYを明確に述べることができれば(直感による決断を駆り立てられた感情をきちんと言葉で説明できれば)、周囲の人に決断にいたるまでの経緯をきちんと理解してもらえる。

リーダーには信奉者が必要
あなたが信じることを信じる人だけを雇えば、成功する。偉大なるリーダーが共通して持っているのは、組織の適材を見つける能力。また、リーダーの役割は、社内の人間に名案が浮かぶ環境を与えること。イノベーションは瀬戸際から生まれる。社内の人間(従業員)との信頼関係が肝心。信頼は、共通する価値観や信条をもつ文化や組織の一部になったとき生じる。口コミも信頼がベースになっている。普及の法則を理解する。

信じる人間をどう集結させるか
カリスマ性、はWHYの明晰さから生まれる。カリスマから忠誠心が生まれる。ただし、WHYを知る人(ビジョナリー)には、HOWを知る人(ビルダー)が必要だが、その協力関係には信頼が必要。WHYに共鳴。
ゴールデンサークルは三次元、円錐形の三次元の物体を上から眺めていただけ。

ゴールデンサークルの下には「市場」がある
ゴールデンサークルは組織(階層的に組織化されたシステム)は、市場(混沌として秩序がない、それは、顧客、見込み客、マスコミ、株主、ライバル社、サプライヤー、お金)というシステムの上にある。市場にはWHATが接触していて、それを通してWHYを伝える時、シンボルを利用する。企業はロゴを使用するが、ロゴがシンボルマーク(深い意味のあるシンボル)になるにはWHYが明晰でなければならない。その時に、信念の表明となる。
市場の声に耳を傾け、セロリテストに合格したHOW、WHATがあり初めてWHY(理念や信念)が伝わる。

成功は最大の難関
時間が経つごとに、WHYとWHATの乖離が始まる。なぜなら、他の人をインスパイアするWHYの明晰さを維持できる個人や組織はごくわずかだから。そして、WHYは数値化しにくい。成功するには後継者が必要で、良い後継者はWHYを生かし続ける。創業の意思を頑なに守る人物を見つける必要がある。創業当時の理念や信念を次世代に受け継ぐからこそ継承であり、ビジョンがつながってゆく。

WHYを発見する(WHYの起源)
アップルは二人のスティーブのWHYから生まれた。アップルは二人のWHYにたいするWHATのひとつ。ジョブズの個性とアップルは同一。そこで働く人も製品を購入する人もジョブズの個性に似ている。製品(WHAT)はかれらのアイデンティティーの象徴。だから、i=私が製品の頭文字についている。

WHYを発見する(自分との競争)
自分自身をよくするため。自分に戦いを挑むと誰もがあなたを助けたいと思う。もし、全ての組織がWHYから始まったらどうなるだろう?忠誠心が篤く、信頼が共通認識になるだろう。楽観主義が広まり、イノベーションが栄え、同じことをするよう他の人をインスパイアできれば、力をあわせ世界を変えることができる。




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