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バスを降りると息が白かった

今朝は、今年初めて吐く息が白かった。朝日と雨露を浴びたアスファルトは、キラキラ輝いて、落ちたばかりの落ち葉に色気を添える。
吐く息は朝の光の中を蒸気機関の煙のようにモクモクと空へと消えていった。