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乳がん記録 #26 術後1ヶ月と10日目


初出社、初満員電車

2023年7月27日。手術から1ヶ月ちょっと。
リモートワークで仕事復帰をしていたが、この日は退院後初めてオフィスに出社した。
術後云々より、この暑さ!
健康な人でも倒れてしまうような暑さの中、歩きや電車での移動はしんどいだろうと、行きは夫が車で送ってくれた。

会社では休憩を挟みながら、4〜5時間、デスクワークやミーティング。
ウォーキングも始めていたし、体力的には問題なかった。
ただ、椅子の背もたれに長時間背中が当たっているとちょっと痛い。
家では枕を背中に当てて仕事をしているので、今度もし出社して長時間の打ち合わせなどがある場合は、クッション的なものを持って行こうかな。

帰りは同僚と久々にご飯を食べに行き(お酒なしの軽め)、夜になってから電車で帰る。
都内の満員電車に乗るのはさすがにちょっと怖かった。
駅構内にはスマホを見ながら歩いている人、急ぎ足でズンズン歩く人、動きが予測できない走り回る子供たちなどなど・・・
電車に乗れば、吊革に捕まらずにスマホに夢中の人だらけ。
もしそういう人たちに、手術をした胸や背中にドン!とぶつかって来られたらさすがに痛いだろうと、一応、腕吊り用サポーターという三角巾の代わりのようなものを準備していたのでそれを装着。
「私、怪我人だからあまり近くに寄らないでね」とアピールしてみた。
(ヘルプマークはせっかく区役所でもらったのにバッグに付けるのを忘れてしまった・・・)
だが、アピールも虚しく、この東京砂漠でそんなものに気付く人はおらず・・・。
同僚が私の右側に立っていてくれたおかげで、なんとか安心して帰ることができた。

重い通勤バッグ

初出社で分かったことの1つが、重いものを長時間持つのが辛い、ということ。
リモートワークのため、出社の時はパソコンを持って行かなければならないのだが、手術前の何倍も重く感じた。
私は普段、右腕でバッグを持つのだが、さすがに手術した側で重たい荷物を持つのは抵抗があったため、今回は左腕で持っていた。
恐らく慣れない左腕で重い荷物を長時間持っていたせいだろう。
めちゃくちゃ肩が凝って疲れた。
リュックにすればよかったのだが、背中の傷にずっとリュックが当たっているのも擦れたりして痛いかも、とか、右の広背筋が無くなったことで、リュックは逆に辛いのでは?など、色々考えて肩に掛けるトートバッグにしたのだった。
でも考えてみれば、リュックの方がもし傷に当たって痛い場合は左だけで背負ったり、手に持つことだって出来る。
次回は絶対リュックで行こうと思う。

退院後4度目の形成外科

2023年7月28日。1週間ぶりに滲出液を抜くために形成外科へ。
今回抜けたのは50cc!
少しずつだけど確実に減っている。良かった。

そして、先週に比べて大きく変化したのが、再建した胸がかなり柔らかくなってきたこと。
まだ、中の方に硬さを感じるものの、表面はかなり柔らかくなってきて、「おっぱい」の手触りになってきた。
脇の下も同じように柔らかくなったので、ずっと脇に感じていた「板が挟まっているような感覚」がほぼ無くなった。
背中の「板が貼り付いた感覚」もまだ残ってはいるものの、随分気にならなくなってきた。

で、胸が柔らかくなったことで、左を下にして寝た時に感じていた「右の胸が下に引っ張られる感じ」が無くなり、また、「板みたいな感覚」も少なくなったことで、右を下にして寝るのもラクになった。
右にも左にも寝返りが自由に打てる幸せ。
ここ最近、あまり変化を感じていなかったけど、1ヶ月を過ぎたあたりからまた色々変化が出てきた。

映画館へ

2023年7月30日。術後始めて映画館へ。
長時間座っていられるのか少し不安だったけど、まあ、我慢出来なければ途中で出ればいいし、と、思い切って行ってみる。
出社した時に長時間背もたれに寄りかかるのが辛かったので、クッションを持ち込んでみた。
途中、ちょこちょこクッションの位置を調整しながら約3時間。
ちゃんと映画に集中でき、楽しむことができた。

朝ヨガ再開

2023年8月1日。術後1ヶ月と10日目。
この1週間、出社してみたり、映画を見たり、アクティブに動いてみたけど特に問題無さそうなので、今朝から朝ヨガを再開した。
まずは10分ほど、ゆるいストレッチのようなヨガから始める。
体を捻る動きは以前ほど思い切って出来ないけど、心配していたダウンドッグのポーズも出来たし、ひと安心。

ホルモン治療もスタートしてからもう2週間だが、いまのところ大きな副作用は無さそう。
若干、指が強張った感じがするけど、手術前の更年期症状の時に比べれば大したことない。

このまま順調に行きますように。


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