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そうだ、Chicken Riceの話をしよう、その1~中華系レストランにて

愛してやまないマレーシアごはんの中でも更に愛してやまないごはんがあります。

チキンライス、Chicken Rice鶏飯でございます。

少し前、自分の住むコンドミニアム周辺のお店で、メインにせよサブにせよ、チキンライスが注文できるところが10ヶ所近くあることにハタと気づき、Chicken Rice Challenge を終えたばかり。
数回に分け、自分勝手な分類並びに感想を纏めたいと思います。




チキンライスって何ぞや?

まずは定義を明確にしておきますか。

「地球の歩き方 マレーシア・ブルネイ 2019~2020年度版」をぱらりと捲ってみると

海南チキンライス Hainan Chicken Rice
鶏をまるごと茹で、その茹で汁で炊いたご飯に、鶏を添えて食べる。ソースをかけた鶏はとてもジューシー。

(なんと、2020~2021年度版も出版されている模様)


これ読んだだけでもよだれが出そうですね…!(私だけ?)


では、 トップバッターは王道のこちらから。



中華系

 お店の名前が

”漢記, Hong Kee”だったり
”冠, Kong Kee”だったり
”成, Cheong Kee”だったりすると、

必ず中華系のレストランです。明確に鶏飯を謳っていなくても、店頭にぶら下がった鶏が置いてあればありつけると思って間違いありません。
厳密に言うと中華系屋台ではないのですが、こういう態です。

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ちなみに、やや左側ににょっきり突き出ている凸型の装置が、マレーシアの検温マシーンです。こういった昔ながらの?オープンエアなお店でもどこでも設置されています。


さて、数ある中華系鶏飯レストランから、3店舗ご紹介します。



Restoran Chong Thoong Kee, 張東記餐館

マレーシア在住日本人御用達、新鮮な豚肉を買うならここ、TTDIウェットマーケット近隣にこのお店はあります。
通りの反対側から撮ったため見えづらいですが、お約束通り右側に鶏がぶら下がってますね。白っぽいので蒸し鶏でしょうね。

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個人的には

中華系は蒸し鶏(Steam Chicken)、
後述するマレー系は炙り鶏(Roast Chicken)、

が美味いと思ってます。


さて見た感じ、注文はハードル高そうと思われるでしょうか?

まぁ確かにそうなんですが、鶏飯を全面に押し出したお店で他の選択肢があまりないため

「One Chicken Rice」

とでも言えば秒で出てきますからご安心を。
お値段もRM7≒175円ポッキリ。RM10を出してお釣りが出てくるのを待っておけばよろしい。


そうやって手に入れた鶏飯…

じゃーん

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付属調味料の、赤いチリソースを既にかけてしまっているので一見辛そうですが、それを打ち消す鶏のジューシーさ、このお店ならではの謎の茶色いソースがそれはもう、ごはんをひきたてます。


夢中でかきこむ。


ふわぁぁぁ…うまぁぁぁ…
(*´Д`)


…ガリッ

何事?!(゚д゚)!


鶏が、見ての通りワイルドな(≒骨付きの)ぶつ切りで提供されるので、気を付けないと骨片が口の中へダイブするからです。これもマレーシアの鶏飯あるある。忍笑



Restaurant Kong Sai, 廣西仔

またまた少々行きづらく、注文難易度高めなんですが、私はここの鶏飯が推しです!!!


鶏は言わずもがな!
付属調味料真っ赤なチリソースも名脇役!
チリソース以外にも隠し調味料!(ショウガ系と思われ)
単に鶏の茹で汁で炊いただけではなさそうな味ごはん的なやつ!

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恐れながら申し上げますが…こっこの緑の植物は…まさか…

ハイ、パクチー、英名コリアンダーです。

ぎぃぇぇぇなんでパクチーなんぞ入っているのだ!
せっかくの激ウマ鶏飯が台無しではないか…


と、お考えになる方も大勢いるでしょうね。
でも私、ここの鶏飯たべて、パクチーに関する印象が180°変わりました。

やっぱり、その土地のものを、その土地でその気候の下いただくのが、いちばん美味しいって気付いたからです。



とある日は、もやしも気まぐれに頼んでみました。
これがまた…!

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なんか、魚介のお出汁の味がするのです。
魚介フレークなのか、乾物が入っているような?
それがまた、もやしに絶妙に絡み合って…


ふわぁぁぁ…うまぁぁぁ…
(*´Д`)


心を無にしてほおばる。
あっという間になくなる。

しょんぼり。(;´・ω・)



Nam Heong Chicken Rice, 南香飯店

最後は、KLはチャイナタウンの有名店を。

Google Mapsには1週間前のレビューもあったので、COVID-19による活動制限令下でも営業されているようで何よりです。

私はマレーシアに2度赴任していますが、こちらへは最初の2017年、来たばっかりの頃に早速訪れています。


当時の店構えはこちら。やはり蒸し鶏がかかっていますね。
その手前、窓に貼られた、日本語のガイドブックやWebサイトの記事がウケる笑

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鶏飯はこんなでした。
身がぎっしりで、たべごたえありそう…(じゅるっ)

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さすが、1938年から続く有名店だけありますね。




以上、中華系鶏飯をお送りしました。
明日はマレー系チキンライスについてお伝えするつもりです。

あれあれ、チキンライスって、中国は海南省からマレー半島へ渡って来た中国人が考案した料理じゃなかったっけ?

ふふふ、それが民族を跨ぐと如何なるか?
おたのしみに。




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