修正版「怒り」の移動の推移(後編)
こんにちは!
投稿が前編と後編の2つに分かれてしまいました。
頭脳労働やパソコンばかりしている現代人は普段から
意識や血流が頭に上がり過ぎているという話しでした。
現代人が気にかけたり、意識が向くのは頭・肩・首とかの部位だと思います。
中医学では「気が血を導き、血は気に従う」とされており、病気の元になる条件として「気滞、気虚」などがあるといわれています。
(難しい言葉ではなく、意識や血が特定部位に滞留してしまったり、通いづらくなるという事です)
現代人の多くが下半身(特に腰、足)には意識も血も回らない。
上半身(頭、首、肩)には意識が向きすぎて痛くなる。
下半身(腰やひざ)も気虚(存在がうつろになる)になる反動から
その箇所が存在意義を訴えてきて、痛みや違和感などを提示してきます。
そういう状態が現代人の身体性としての普通となっているわけです。
そのため、不眠や、めまい、頭が重い、腰痛、肩こり、膝の痛みが
いっこうに治らなく慢性化している人も多くいます。
対処法となるかどうか分かりませんが、私は肩や首の骨への負担を骨盤に(つけを)まわすという事をお勧めします。
実は、骨は部位によって強度や耐久度が異なっているのです。
つまり疲れにくい骨と疲れやすい骨があるわけです。
骨盤は人間の骨の中でも、耐久度が高く、逆に肩や鎖骨は強度がないので、あまり負担はかけないほうがよい。
強度がないから、負担をかけるとすぐ痛くなるわけです。
※関節が多いと弱くなるという法則もあります。なので、武術では人体の弱いところ(関節)を攻めてくるわけだ。
人間の身体は機械と同じです。
関節が多い肩や首は部品数が多いという事です。
機械やメカは部品数が多いものほど壊れやすいものです。
肩や首は壊れやすいし、弱いのです。
こうして考えると姿勢を正して作業する意義が見えてきますね!
姿勢をまっすぐにするというのは、頭の重さによる負担を首から骨盤に
逃がしてあげているわけです。
骨盤は耐久度が高いわけですから・・・
骨の部位によって耐久度が違うという事はぜひ覚えておいて頂ければ損はないと思います。
足腰を普段から鍛えることも非常に意義深いとも思います。
ご一読ありがとうございました!
参考文献:身体の声 光岡英稔 先生
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