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ロジック(数字)に基づいた会員拡大 その②


ロジックに基づいた会員拡大についての続編です。


拡大運動を分解して考えよう


拡大運動を分解して考えてみましょう。

対象者が入会するまでの流れ

対象者が入会するまで、いくつかのフェーズに分かれると思います。

ここでは大きく4つに分けてみました。

①出会い(すでに知り合いのパターンも)
②勧誘(例会、事業、懇親会へ誘う)
③出席(例会、事業、懇親会に出席してもらう)
④クロージング(入会を促す、意思確認)


1人を入会させるのにかかる時間は

仮に1人で①〜④をやると想像してみてください。

何時間の労力がかかるでしょうか。

誘う時に、会って時間を取るパターンもあるでしょう。
事業や例会に出席してもらい、説明する時間。
また別途食事会を設けて、最終的なクロージングをすることも。

人によっては、そんなに時間はかからず入会に至ることもあるかもしれませんが、

私が昨年、拡大運動に多く携わった経験では

1人の対象者に対して、
少なくとも何時間も場合によっては何度も直接会って話をし、
またそのための移動、LINEや通話のやり取りも入れれば
膨大な時間がかかるといえます。


目標の拡大人数に必要な時間は

一方で
目標の拡大人数に必要な時間が何時間なのか?
というところに着目してみましょう。

目標の人数×1人にかける時間=必要時間数

と考えると

仮に
30名目標、1人に10時間必要とすれば

30×10=300時間 が必要な時間数です。

そして入会率が100%は現実的ではないので、仮に50%としましょう。
30名の倍、60名の対象者に対してアプローチが必要となります。

60名×10時間=600時間

ーーーーー
1年間の時間数は
365日×24時間=8760時間
一日6時間睡眠として1年間2190時間が睡眠時間
一日8時間睡眠として1年間2920時間が睡眠時間
ーーーーー

睡眠を除く残り時間で拡大担当は
1年間の通常の仕事、家庭、その他のプライベート、
JC活動と別でやりながら600時間を確保することになります。


11月12月は実質拡大運動は次年度マターになると考えると

600時間÷10ヶ月=月60時間 

拡大に時間を使う計算です。
また、使う時間が15分区切りで細切れでなく、
1〜3時間などで動かないと相手と会話にもならず成果に繋がらないでしょう。

とすると
対象者と食事や話をじっくりするのに
1回3時間〜5時間×月に16日〜20日 ペースとなります。

長くなりましたが
仕事も家庭もあるメンバーが
1人でこれをやりきれるのか?
といえば現実的ではないですし、持続可能ではありません。
まず難しいと考えます。

分担の必要性を数字から読み取ろう

以上から、
そのLOMが大きな目標を掲げる場合は

拡大運動を分担する

という視点が必要となる、というか
分担が必須ということが分かります。
※数名の目標であれば1人で達成は可能かと思います。


全員が1人ずつ入会させれば〜
という話をよく聞きますが、私はその理想論はちょっと違うと思う派です。


拡大が困難と感じている時には


拡大が困難と感じる時、

①出会い(すでに知り合いのパターンも)
②勧誘(例会、事業、懇親会へ誘う)
③出席(例会、事業、懇親会に出席してもらう)
④クロージング(入会を促す、意思確認)


①〜④
どこが難しいでしょうか。

①、②の場合
そもそも拡大したいが、対象者のリストが不足しているかと思います。
理事長、正副、拡大委員長の動きが重要となると思います。
先輩シニア関係の協力体制が出来ているか、企業周りなども有効でしょう。

https://note.com/norihisaichikawa/n/n26004e198ab5


③の場合

誘っても出席を躊躇している場合ということだと思います。
事業がつまらない(魅力がない)
会の雰囲気、そもそも会が好きじゃない。

これは拡大委員会の問題ではありませんね。
会が良くならなければ、持続可能な拡大は不可能ということだと思います。

④の場合
対象者となっている方が最後の一歩を踏み出せない理由は?
もしかしたら、来ている対象者のニーズを把握できていないかもしれません。
会の状態が外から見て良い状態でない等、もしかすると
③と同じ理由があるのかもしれません。

上記のような悩みや課題を解決するには?
といった様々な角度でも今後記事を追加していきたいと思います。

まずは
①〜④のどこに苦戦しているのか、
明らかにしましょう。

そして、一人でやらないこと。
それがコツだと思います。

紹介が得意な人
アテンドが得意な人
クロージングが得意な人

様々なメンバーがいるはずです。

役割①〜④を少しでも明確にできれば
誰でも拡大に携われる(拡大を皆でやっている)状態に近づくのではないでしょうか。

私が2022年にメンバーに伝えていたこと
例会事業に来てくれた
ゲスト(対象者)と名刺交換をすること、これも拡大運動です。

そういった土壌、認識を創り出せば、
実は会全体で会員拡大を実践できるのではないか。

私はそのように考えます。

最後は若干ロジックから脱線しましたが、
まずは分解して会員拡大を考えていくことが必要です。


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