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白馬の王子のラブレター

仕事で、契約企業様の求人記事を代筆することがある。
求人記事はラブレターを書くようなものなの。
万人が好む記事である必要はなく、
届いて欲しい誰かに、ピンポイントで届いて欲しいのだ。

どんなワードが入っていたら、気に留めてくれるか。
振り向いてくれるか。最後まで読んでくれるか。
妄想に妄想を重ねて考える。

この”届いて欲しい誰か”、が自分のような人なら、
最高にやりやすい。
私にひっかる言葉は、私が一番知っている。

でも、実際はそのようなケースは稀で、
自分の友だち、知り合い、親戚、職場の人などを思い浮かべ、
頭をひねらせることになるのだけど、
最も困るのは、ターゲットが、全く自分の周りにいない人、の時である。

それはまるで、白馬の王子にラブレターを書いているようなもの。
あまりに人物の解像度が低いと、全く筆が進まないので、
白馬の王子の好みそうなものを、ネットリサーチして、
妄想する。ほんと、妄想。

求人記事の例しかり、仕事でも子育てでも、
多様な人を知っている、ということで、
助けられることが色々ある。
自分と同じような人しか知らなければ、
ほぼすべての仕事が白馬の王子へのラブレターになってしまうもの。

自分じゃない人生のカタチを知っていることで、
自分の想像の幅が、人生の幅が、広がる。

いろんな人に、会った方がいいよ、と、
子ども達にも伝えたい。




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