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DRIVEキャリアの日々

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働く人の思いとやりがいをマッチングする求人サイト「DRIVEキャリア」で事務局をやっています。仕事で感じたことを中心につづっています。 DRIVEキャリア:https://dri…
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2022年5月の記事一覧

ブロックチェーン✖️社会課題解決の可能性

「私たちがつくりました!」 そんな吹き出しと生産者の方の顔写真を、スーパーの地産地消コーナでよく見かける。見るからに新鮮な野菜はそれだけで魅力的だが、作り手の顔も添えられると2割増しで美味しそうに見える。 一方で、魚売り場では見かけない。「私たちが釣りました!」っていうPOP。野菜は生産者の腕が質を左右するけど、魚は誰が釣っても同じでしょ?と思ってしまう。が、とんだ間違いだ。 美味しい魚が、美味しく食卓に並ぶためには、裏で数々の漁師さんの努力があるらしい。たとえば、関あ

社会課題解決中マップと子どもの宿題

言わずもがな、「ドラえもん」は世代を超えて愛される名作だ。子どもの頃の私も、今の私の子どもたちも、変わらず好きだ。 しかし、たまに、「これって子ども理解できるのかな」と思うことがある。たとえば、固定電話。我が家にはスマホしかない。「ドラえもん」に出てくる電話の形をしているのは、我が家ではインターホンである。インターホンで「しずかちゃん、3時に行くね!」とウキウキ話しているのびた君は謎でしかないはずだ。(今、行けばいいのに) そして、今日。子どもと話していて、「宿題忘れた」

スキルの正体

先日、和食を食べに行ったときのことだ。 目前で、シェフが魚を炙ってくれた。片手にバーナー、もう片方の手に備長炭を持ち、魚の真上で備長炭を焼きながら炙る。 「こうすることで、香ばしくなるんですよ」 と、教えてくれた。 我が家でも、よく魚を炙って食べる。太刀魚を炙って塩とレモンで食べるのが、子ども含めて家族の好物だ。カツオを皮つきのまま買ってきて、皮目をこんがり炙るのもいい。でも、備長炭をかざす技があるとは知らなかった。えらく感動していたら、シェフが「お土産に持って帰って。家

コロナで困った飲食店と困窮家庭を両方支援!Table for Kidsの仕組み

お腹が空いた、と席を立ち、ラーメンを茹でる。耳には無線イヤホン。Bluetoothでつながれたスマートフォンから、「Twitterスペース」の音が流れる。 この日聞いていたのは、ETIC.ソーシャルイノベーションセンターのTwitterスペース。NPO法人夢職人の岩切さんをゲストに、ETIC.スタッフの野田さんが1時間トークする。 夢職人さんは、子どもたちに野外の体験活動を提供していたが、コロナで事業が全面ストップ。しかし、困窮家庭の子どもたちが、コロナ禍でさらに苦しい思

「笑える革命」に学ぶ求人記事の作り方

ここ大事 覚えておこうと 貼るけれど 大事が分からぬ 付箋の山脈(字余り) 何言ってるのかって?こういうことです。 夢中でペタペタ貼ったは良いものの、枚数が多すぎて結局どこが大事なのかよく分からなくなるって言う。皆さん、こういうことありませんか。私はよくあります。 付箋が貼られている本のタイトルは、「笑える革命」。認知症の人たちがホールで働くレストラン「注文をまちがえる料理店」を企画した小国士朗さんの本です。 「どれだけ大切なことだったとしても、伝わらなければ存在しな

連載記事「キャリア相談の現場から」始まりました

DRIVEキャリアでは、「DRIVEキャリアコーチング」という無料のキャリア相談をやっています。 NPOで働くことが、以前と比べたらだいぶ市民権を得たものの、一般企業からの転職はまだまだハードルが高いです。「社会課題解決を仕事にしたい」と考える皆さまの、さまざまなご相談にのっています。 DRIVEキャリアコーチングは、答えの8割は相談者の方の中にあります。(キャリア相談ってそういうものですよね)「自分がどうしたいのか」がすべてのスタートなので、相談にのる人は、「問い」によ

Beyondワークβで、ゆるやかな、他流試合を

人生100年時代、終身雇用の時代は終わった、副業解禁、とキャリアの自立があちこちで叫ばれています。 少し前の話になりますが、「横浜市イノベーション人材交流促進事業」で副業として参画したお三方と経営者の方々に、取材したことがありました。(下記で引用している記事です) 副業で関われた皆さまが、驚くほど優秀なのです。自身の本業をしながら、業務時間外でダブルワーク。能力の高さとキャパシティの広さに、ただただ驚愕しました。 「横浜市イノベーション人材交流促進事業」は今年も実施される