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DRIVEキャリアの日々

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働く人の思いとやりがいをマッチングする求人サイト「DRIVEキャリア」で事務局をやっています。仕事で感じたことを中心につづっています。 DRIVEキャリア:https://dri…
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2021年11月の記事一覧

ネットで8割決まる?採用者に選ばれるために伝えたい情報発信の落とし穴

「電話待ってましたよ、車検切れますよね?」 着信を折り返したら、去年利用した車検会社の方からの電話だった。 これまでも数回電話はかかってきていたが、「また日程調整してから連絡します」と答えることを繰り返していた。 今回の電話の主は、以前の方よりもずいぶん距離が近い。 「で、予約いつにする?」と、次はため口になった。 「ご予定があいたらご連絡下さい」と、言っていたこれまでとは打って変わって、ずいぶん距離を詰めてくる。あと少しで車検が切れるのは事実だし、何となく流れにのって

しんどかった子育てと仕事の両立

絶対に、戻りたいなんて思うもんか。 床に散らばる金平糖を見て、唇を嚙み締めたことが忘れられない。 上の娘が4歳、下の息子が2歳の、ある朝のことだ。 朝ごはんを用意したけど、まったく食べず、 30分くらいあれこれやったけど、もう時間切れ。 (もうしょうがない、間に合わないから保育園行くしかない) と、家のあちこちをバタバタ走り回って、ふと台所に戻ると、 子どもたちが、台所によじのぼって、 棚の上にあった金平糖を食べていた。 床に散乱する、七色のお星さま。まったく手のつけ

「景色が見たいから」という理由に思うこと

「南三陸町の新しい挑戦に携わって、その時にしか見られない景色を見たい」 DRIVEメディアで公開されている下記の記事で、ESCCAの鈴木さんが移住・転職の理由をそう答えている。 この一文を読んだとき、「私、この理由での人生の決断、何度か見ているぞ」と思った。 「誰もが生き生きと自分らしく生きている、その景色を見たいから(起業家育成に関わる」 「孫が近所の川で楽しそうに遊んでいる景色を見たいから(地域活性に関わる)」 景色を見たいから、という理由は、論理の壁を越えたパワ

めざせ、ダチョウ部長

いつの時代も、年配者は若者に説教垂れていた。 「これだから、最近の若いもんは・・」って言いたくなった瞬間が、 過去、自分にもあった気がする。 でも、最近は「今の若い子すごいな」の方が増えた。 社会的なことへの関心も、行動力も、発信力もある。 精神年齢が私が若いころより、プラス5歳だ。 色んな人がいるので、世代で一括りにできないことは承知の上だ。 でも、『ティラノ部長』の悲哀が共感を呼ぶように、 「これだからバブル世代は・・」 と、逆に若者から年配者がため息つかれる、とい

バカなんじゃなくて、のびしろ

昨日、ドラッグストアに行ったら、入口にお菓子が山積みになっていた。 ハロウィンはもう終わったよなぁとぼんやり考えていたら、 クリスマス商戦であることに気づいて、愕然。 もう2021年が終わろうとしていますよ、みなさん。 早すぎるよね、と語りかけたいところだけど、 今年は、そこそこ長かったような気がする。 2021年は、いろいろ勉強した年だった。 社内の勉強できる機会に参加したり、本を読んだり、他もいろいろ。 しかし、勉強したことを仕事で生かそうとしてもうまくいかなかった

未来は子どもたちの方からやってくる

1人1社しか受けられなくて、内定辞退もできない。就職先を選ぶ際の情報は1枚の求人票がメイン。 自分が転職することを考えるとあまりにも理不尽だ。一番最初に聞いたときに度肝を抜かれた高卒就職の現状。過去、DRIVEメディアで高卒就職について3本記事を書いている。書く度にいろんな驚きや発見があって、高卒就職は、私の中の高関心ワードだ。 だから、今朝の日経新聞で、高校生のネット就活の記事を見たとき、心の中で小さくガッツポーズした。もっと、注目浴びてほしい。 高校生の可能性をもっ

社長のおごり自販機に思う、「だべる」価値

リモートワークになって「だべる」が死語になった。 「だべる」は、とりとめもない事をだらだらしゃべること。 オフィスに行っていた頃だって、そんなにだべっていた訳じゃない。それでも、コーヒー飲みながら、とか、駅まで帰る途中で一緒に、とか、とりとめもない事を話す隙間が、ところどころにあったのだ。 あの些細な会話に何の意味があったか。 それは、他愛もない会話をした人ほど記憶に残ることだ。 役割としての業務連絡は、パーソナルな部分が抜け落ちる。 逆に雑談は、パーソナルな部分しかない

「傍を楽にする」を明らかにする仕事

「働く」とは、傍(はた)を楽にすること。 働くの語源をこんな風に聞いたことがあった。でも実は、語源ではなくて、現代の誰かがつけたゴロ合わせ、という説もある。(正確なことは分かりません) 語源だろうが、そうじゃなかろうが、そんなことはどっちでもよくて。この言葉が巷に出回ったのは、私たちの仕事が誰かを楽にしている、と感じづらくなったからじゃないだろうか、と思う。 仕事が分業されすぎて、お客さんの「ありがとう」が遠いのだ。「今自分がキーボードをたたいているこの時間は、いったい

はたらくって尊い

書くこと好きだったのに、書いてないなぁと思って、筆をとりました。最後の更新が5月だったので、noteも半年近く放置です。今年の夏が忙しかったので、夏が秒速で終わった感があります。気づけばもう年末。 何で急に書こうと思ったか。それは、この記事の中の「自分の人生に集中して一生懸命になると、面白いことが巻き起こる」の言葉に、あぁそうだよな、と思ったから。 自分に足りないスキルの習得、やらなきゃいけないタスクに追われて、本当は多くの人に伝えたかった素敵なことや有益な情報も、全部二