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事件の真相&エンディング











1 事件の真相  

  司祭シ・サイードが犯人。



2 事件の解決POINT


 
① ケティーを殺したは、銀製のロケット・ペンダントに入っていたと同じもの(侍女Bジージョの証拠品)。


 ② シ・サイードの神聖魔法「毒物探知」は、があった場合光り輝いて反応する。しかし密閉した銀の入れ物に毒が入っていた場合、反応しない(司祭シ・サイードの証拠品)。






3 事件の状況

  お茶会の予行の際、ティールームに全員がそろってから司祭シ・サイードが神聖魔法「毒物探知」を唱えた。そして侍女長が、全員を席に座らせて茶を入れた。それから見習い侍女ケティーが倒れた。

  司祭シ・サイードが神聖魔法「毒物探知」を唱えたとき光り輝く反応がなかった。ということは、犯人が毒を取り出したとすればこのあとだ。

  だとすれば、1番の容疑者はお茶を入れた侍女長オ・ツボーネである。
  そして仮にケティーが倒れた原因が他にある(倒れた原因と死因が別だ)とすれば-

  ケティーを介抱しながら口に毒を含ませる機会があった司祭シ・サイードと侍女Aメ・イードも容疑者から外せない。

  唯一、ケティが倒れてすぐに医者を呼びに行った侍女Bジージョのみが犯人たり得ない(ケティに毒を飲ませる機会がない)というのが事件の状況である。



4 事件の疑問点


 ① 犯人はどうやって銀製のロケット・ペンダントを手に入れたか? 


 ② 犯人はいつ、侍女Bの部屋へ銀製のロケット・ペンダントを置いたのだろうか(証拠品侍女B)?




5 事件の推理1


  事件の状況から、ケティが倒れてすぐに医者を呼びに行った侍女Bジージョは(毒をケティの口に含ませる機会がないから)犯人ではない。

  では、そのほかの人物はどうだろうか?

  侍女長オ・ツボーネであれば茶を注ぐ際に毒を混入できるかもしれない。司祭シ・サイードと侍女Aジージョならケティを介抱するとき毒を口に含ませることができただろう。
  
  が、侍女長オ・ツボーネ、司祭シ・サイード、侍女Aジージョは、神聖魔法「毒物探知」が唱えられたあとに銀製のロケット・ペンダントを手に取る機会がなかった(事件の疑問点①②がクリアできない)。

 よって侍女長オ・ツボーネ、司祭シ・サイード、侍女Aジージョも犯人ではない(という推理となる)。 





6 事件の状況と矛盾


  正しい推理で犯人を導き得なかったとすれば、誤っているのは(認識している)事件の状況である。

 事件の状況を振り返ってみよう。



  《 ティールーム・調査報告(共通情報2) 》

  鳥かごの水から、ケティーの死因である《毒》と同じ成分の《毒》が検出された。



  ティールーム内の鳥かごの水に《毒》が入っていたのであれば、どうして神聖魔法「毒物探知」は反応しなかったのだろうか?






7 事件の推理2


  司祭シ・サイードは神聖魔法「毒物探知」を唱えていなかった(唱えたふりをしただけであった)。だからティールーム内の鳥かごの水に《毒》が入っていたのに反応がなかったのだ。


  誤っていた事件の状況はー


  司祭サ・イードが神聖魔法「毒物探知」を唱えた、という事実である。

  
だとすれば何故-
  司祭サ・イードは、神聖魔法「毒物探知」を唱えるふりをしたのであろうか?

  


  

8 司祭サ・イードの犯行動機と行動
  
 
《司祭シ・サイードの犯行動機》

  シ・サイードは神に仕える身でありながら、見習い侍女のケティーに手を出していた。ある日、ケティーから「わたし…シ・サイード様の子どもを身ごもったかもしれません」と告げられた。

  そこでケティーに手を出したことが発覚することを恐れたシ・サイードは、ケティーを自殺に見せかけ殺すことにしたのである。



 《司祭シ・サイードの犯行準備》

  ① ケティーに「休みを取って静かなところで過ごすべきだ」と諭し、休暇届を代筆し渡した。休暇届には「休ませてください」と書いた。

  ② 銀製のロケット・ペンダントの中に毒を入れてから、プレゼントと称してケティーに贈った。

  ③ お茶会の予行の準備の手伝いをするとき、見習い用の紅茶カップに毒を塗っておいた。



 

《司祭シ・サイードの犯行当日の行動》

  お茶会の予行が始まる直前、神聖魔法【毒物感知】を唱えるふりをした(実際は魔法を使わなかった)。





 《司祭シ・サイードの目論見》

  そもそもー

  複数人で食事をする場合、司祭が【毒物探知】の魔法で《毒》の有無を確認することは、全員が知っている(共通情報1)。
  普通に考えれば《毒》をお茶会の予行の場に持ち込む者はいない。

  それにも関わらずケティーが《毒》で殺されたとすればー

  《毒》を銀製の容器の中に入れ、ティールームに持ち込むことができた人物が犯人だと思われるだろう。

  そして捜査の結果-、ケティーの銀製のロケット・ペンダントの中から毒が見つかるはずだ。

  そうすればー
  毒殺を実行できた唯一の人物はケティーしかいない。
  その結果、自殺だという結論が下されることになるだろう。

  ケティーの休暇届も、自殺という結論の後押しをするに違いない。


9 シ・サイードが行った自殺偽装のトリック まとめ

 ① 見習い用の紅茶カップに毒を(事前に)塗っておく

 ② ケティーへ銀製のロケット(毒入り)を贈る

 ③ ケティーの名で「休ませてください」と休暇届を書く

 ④ 神聖魔法【毒物感知】を唱えた《ふり》をする



  
  




4 エンディング 

  シ・サイードを犯人と特定できた場合はこちら

  犯人を特定できなかった場合はこちら
 



5 事件の後日譚

  事件の後日譚を知りたい場合はこちら  

 

  



   

   
  
   

  
   
  

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