それ,誰のために言ってるの? 【メンタルブロックストラテジー・Vol,8】

「もっと〇〇の部分,
△△みたいにやった方がいいよ~!」
「下手くそ!こんなの
全然ジャズじゃない!」

これは私が今までの
音楽活動の中で第三者から
言われたことのある,
(顔や態度にこそ出しませんが)
非常に頭に来た
言葉の数々です!

このように
「頼んでもいないのに
上から目線で来る」,
“アドバイスもどき”
(敢えてこう言います!)こそが,
楽しいはずの楽器演奏で
悩んでおられる方々の
メンタルブロックの
元凶になっていることが
多いように思います!

「アドバイスをして良い条件」
1. アドバイスする側が,
される側よりもその分野で
「圧倒的に」知識量も
経験も豊富である
2. アドバイスを受ける側が,
アドバイスする側に
アドバイスを求めている

この2つの条件を
同時に満たす時点で初めて,
その人に役立つ
アドバイスになるのです!

もちろん,中には
正論もあるでしょうし,
鋭いポイントを突いた
意見もある事でしょう!

それについては謙虚に
耳を傾けることも必要です!

ただ本来,これらの条件が
満たされる事は
あまりないと思うのですが,
これを分からずに安易に
無責任な「アドバイスもどき」を受け,
言われた側はその解決法も
提示されないままただ
問題・悩み事だけ増やされるという,
非常によろしくない事が起こります!

ましてや,言われた側も
色々考えて結論を
出した上での行動なので,
そこを考慮されずに
ただ一方的に言われたところで,
決して心に響く訳がありません!

かと言って,真っ向から
反論したところで相手は
(そういうタイプに限って)
持論を曲げないでしょう…

どうすれば良いのでしょうか?

「言われた事に対して,
『それは誰のために
言っているのか』
をよく考えてみる」

ことが有効だと
私は考えています!

本当にあなたの事を
思ってのアドバイスなら,
そういう方はまず

・現時点であなたがどういう
方向性を目指しているのか
・あなたがどう言う性格で,
どういう悩みを抱えているか
・タイミング的にあなたが
アドバイスを欲しているか

を必ず確認するはずです…
まずそこが分かっていないと
そもそもアドバイスの
しようがないはずだからです!

そこを無視して
飛び越して来るようなものは
すべて無責任な
「アドバイスもどき」
ですから一切,
耳を傾ける必要はありません!

よく私も主催している
オープンマイクで
出演された方々から
「どういう所を
改善していけば良いですか?」
という質問を受ける
(アドバイスを求められる)
のですが,
前述の通り私はその方々の

・現時点であなたが
どういう方向性を目指しているのか
・あなたがどう言う性格で,
どういう悩みを抱えているか
(・タイミング的にあなたが
アドバイスを欲しているか)←これは満たしていますね(^^)

を具体的に
ヒアリングしていないので,
答えようがないのです…

その方々の目標とする到達度
(趣味で楽しんでいきたいのか,
フェスに出演したいのか,
プロフェッショナルシーンで
活躍したいのか)
で答えも変わって来ますし,
その方の性格も加味して
言い方も考えますし,
どういう悩みを
抱えていらっしゃるかも
具体的にヒアリングして
その本質の部分を捉えない限り,
効果的なアドバイスには
ならないことを分かっているからです…

本来,アドバイスとは
それくらい相手のことを
よく理解した上でするもののはずです!

こういう
「アドバイスもどき」
が減るだけでも,
もっと楽しくお互いに
音楽活動もできるようになり,
決めつけではなく
「何か思うところが
あってそうしたの?」
という,
相手の言い分もしっかり
聞くようなコミュニケーションも
取れて人間関係もより
円滑になるでしょうね!

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