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《劇団四季 ゴースト&レディ》2024.6.8 S 四季劇場[秋]

ゴースト&レディ2回目。
フローは前回と同じ真瀬はるかさん
グレイは金本泰潤さん
です。

開幕前のお稽古は
真瀬さんと泰潤さんがペアで行われていたようなので、私の勝手な先入観もあると思いますが…

息ぴったり

前回の萩原グレイと真瀬フローの息が合っていないとかそういうことではないです。
Wキャストで配役され、シフトもバラバラで行われる大前提のもとで皆さん演じられているので、それぞれがそれぞれの役を演じているにすぎないと思うのですがね。

まだ谷原志音さんのフローはメディアに公開されている動画でしか拝見していないのですが、なんとなく…なんとなーく印象が違うのではないかと思っていまして。

私のこれまた勝手なイメージなのですが
とてもお似合いの組み合わせって
自然に陰と陽が成り立っていると考えていて、
グレイに関しては

萩原さん…過去のトラウマが常にまとわりついているやや影のあるグレイ
泰潤さん…もちろん過去のトラウマを抱えてはいるが、それを見せずにユーモアで隠しているグレイ

に、見えました(個人的な感想です)

真瀬さんのフローは育ちの良さ、お嬢様感が残る…どちらかといえば儚さのある落ち着いた癒し系のフロー

なので、
陰陽でいうと、落ち着いたフローにはユーモアが出るグレイ…真瀬×泰潤がしっくりくる気がしました。

まだ志音フローを観ていないので、現段階での感想です。



つぶやきにも書きましたが、
漫画「ゴーストアンドレディ」の熱心な読者の皆さんの考察がめっっちゃくちゃ素晴らしい!のですが、

その中で
原作漫画での「フロー」というキャラクターは本来、目的達成のためには自分の信念を一切曲げない鋼メンタルの持ち主、相手がどんなに強力であってもブレずに猪突猛進してしまう「ヤバい系女子」

なのだそう。
私も読みましたが、その考察を読んでなるほど…と思いました。
そうすると、動画で見る志音フローの目ヂカラの強さとか歌唱の迫力さと、影のある萩原グレイはしっくりくるのかなー…なんて妄想してます。

(以下、ネタバレを含みます)

そんな、漫画内のフローは猪突猛進ヤバい系フローなんですが、四季が舞台化したフローは彼ら(原作漫画信者さん)からすると、しっかりとした「ヒロイン」なのだそう。

真瀬さんのフローは、神の啓示に忠実な儚くも芯のある本当に可愛い女性。
猪突猛進とは違う雰囲気なのですが

原作改変で非難轟々🔥かと思いきや、
とても好意的に受け取っておられるのです♪



舞台化で原作から改変した部分、
いくつかあります。
その中のひとつ。

原作漫画では、
現代に生きる(死んでるが笑)グレイが
フローとの出会いから別れまでの関わりを、
ゴーストが“みえる”黒博物館のキュレーター(学芸員)に思い出話をする…という体で物語が進みます。

ここを舞台化するにあたり、
キュレーター→観客(つまり私たち)に変え、
グレイが狂言回しとなって物語を進めます。

演劇が好きで劇場に棲みついている
シアターゴーストのグレイ。
“好きが高じて”フローをモデルにした演劇を書いた。自分の処女作「ゴースト&レディ」を観てくれ!

という「劇中劇」というスタイル

なんですが…

私、この原作漫画信者の皆さんの考察を読み
めっちゃ感動というか、嬉しかったというか、
…コレはこの作品で私は考察出来ない(敵わない)と思ったのです。

猪突猛進ヤバい系女子、強っ強のフローが
“ヒロイン”になってしまった

=(イコール)

グレイがフローをモデルにして作った演劇なんだから、そりゃあ可愛いヒロインになるだろ!
グレイどんだけフローを好きなんだよ!

私はこの考察読んで泣きましたよ😭



原作「黒博物館ゴーストアンドレディ」
作者藤田和日郎さんが初日に観劇され、
とても喜んでおられるのを見てなんだかホッとした四季オタク。

吉田智誉樹社長が男性のお客様を増やすのが目的!とおっしゃっていましたが、確かに…増えている印象。
男性トイレがあんなに並ぶのは見たことがなかったかも。

そうなると、作戦第二弾は
バック・トゥ・ザ・フューチャー
ですね

ロビーにある作品予告の動画モニター、
3回に1回くらいBTTFにしてもいいんじゃない?笑



そんなわけで、この「ゴースト&レディ」では
考察は書けません!
ただ、だらだらと書く感想です。

『我ら役者(観客ブロガー)は影法師。
皆様方の目がもしお気に召さずば、
ただ夢を見たと思ってお許しを。』


最後のグレイのセリフ
カッコいいのでパクってみました笑