《劇団四季・アナと雪の女王》2023.12.6 四季劇場[春]
「思い立ったが吉日」
いつからか自分の座右の銘となっていましたが、最近ハッと気づきました。
…コレは座右の銘でもなんでもなく、ただ母から受けた影響だと🥹
思い返してみれば「思い立ったが吉日」で成功した試しはあまりなく、たいてい後悔がセットで付いてきました。
…はい、完全なる愚痴グチです。
今年は本当にすごい年でした。
ふりかえりは後日しますが、まだまだ落ち着かない日々でストレスフル。
そんな中、毎年恒例のFNS歌謡祭にて
アナ雪・ありのままで披露とのニュース。
もう、
現実逃避の全てをそのニュースに注ぎ込みました笑
[ありのままで]は劇場でなければ観ることのできない曲だと思っていたのですが、なななんと!あのFNS歌謡祭で披露されると!
しかも、公式から上がってくるお写真、どう見ても志音エルサ。
週間キャストを見ると、志音ちゃん怒涛の8週連続キャスティング😱💦
さすがに9週目はナイだろう…そろそろゴースト&レディのお稽古に入るだろうし…そうなるとしばらく志音エルサはなくなるぞ…
サイトを開きお席を見てみると、なんと!
戻りチケット、ベストポイントが1席ポツンと。
そうは言っても
「思い立ったが吉日」を返上したばかりの身…
半日置いてみて残っていたらポチすることにしました。
その結果は以下の通りにござりまする笑
…………✨❄️✨…………
今回の「アナと雪の女王」のキャスト。
よーく見ると、初演時からのキャストがズラリ!
オラフは大好きな小林英恵さん⛄️
クリストフは神永東吾さん
ハンスは超ステキすぎる王子からヴィランへの落差がほぼ直角の激しすぎる(褒)塚田拓也さん笑
バルダは一度聴いたら忘れられない美声の松本奈緒さん
その背の低さを歌唱力で200%補える笑ウェーゼルトン山本道さん。
赤い衣装が目立つ笑司祭に鐘🔔美少年ジェアンの手島章平さん。
「思い立ったが吉日」ではなく、カーテンの小人さん(わからない方すみません)からのギフト🎁です。たぶん。あほ。
◆
私、思っていた以上に
四季のアナ雪が好きみたいです。
好きだー好きだーと騒いでいる自覚のあるノートルダム…はさておき、ジーザスやLKなんかより観劇回数がかなり多いです笑
それはやはり、あの[Let it go〜ありのままで]でエルサの爆音歌声と強力な魔法を浴びる、通称「レリゴー砲」を定期的に受けたくなるからなのです。
エルサ、これまでに数名デビューされておりますが、今年の春にノートルダムの鐘🔔観劇のついで(すみません🙇♀️)に取った志音エルサのレリゴー砲の氷が完全にココロに刺さりまして…
…………✨❄️✨…………
さて。
ここからは今回のアナ雪の感想というより、
FNS歌謡祭から感じたあれやこれやです。
結論。
【ミュージカルは生の舞台にはかなわない…】
…で・す・よ・ねー。あたりまえっす。
まず、
良かったのは志音ちゃんの動くお姿お顔をアップで見れたこと。
今回のお席は私的にベストなお席で、持参したオペラグラスも使わずに観ることのできた良席でしたが、舞台を見慣れているとあの映画的なアップは新鮮✨
エルサの苦悩と一筋の光が見えた瞬間をあんな表情で演じていたんだ!と。
何より、来年開幕する「ゴースト&レディ」の主役にキャスティングされている志音ちゃんですから、今後エルサ登板は少なくなるので映像に残るのは本当に貴重です。
で、ここからは、ほぼ愚痴です。
(完全なネタバレを含みます)
◆
[Let it go〜ありのままで]
「アナと雪の女王」という作品において
最大の見せ場です。
四季ミュージカルでも当然。
[ありのままで]は一幕のラストです。
生まれながらに持った自分の力“魔法”を抑え隠し迷い悩み生きてきたエルサが自分の力を初めて“受け入れよう”と決心する歌。
その決意を観客全員に示す大事な場面です。
エルサのその“強い意志”は、演じる俳優さんの演技・歌唱はもちろん、背後のセットに仕掛けられた魔法…プロジェクションマッピングや大量のスワロフスキーなどの大道具小道具。それを活かす照明、生オーケストラの演奏、舞台裏で他のキャストが歌うバックコーラス、微妙なラインを調整する音響など…
全キャストスタッフが総力を上げて完成させる、[Let it go〜ありのままで]なんだと思います。
劇場で観る[Let it go〜ありのままで]は
それを体感できます。生の迫力。
舞台は生もの[ナマモノ]なんです。
テレビの志音エルサのアップも嬉しいのですが、もう少し舞台全体の絵が欲しかったなぁ…
テレビですからね、編集や場面カット割(…って言うのか?)みたいなのでより良く魅力を伝えてくれようとしているのはわかりました。
が、
舞台好きとしては
[ありのままで]ナンバーの見せ場のひとつ
エルサの衣装チェンジ…
エルサが窮屈で負担でしかなかった戴冠式の服から、雪の女王として生きる決心をしたドレスに変わる場面。
編集でピカッと光る効果を足してる気がするのですが…
あれ、本当に舞台上でパッと変わるんです。
そこ編集しちゃったら嘘くさく見えちゃう…
テレビや映画的演出で見るならカッコいいんだと思いますが…
う、う…うーん
なんか口パクしてるような恥ずかしさというか。笑
あと、テレビ的演出なのかCMに入るタイミングではああするしかなかったのか…
[Let it go〜ありのままで]
何度も言いますが、この曲は1幕ラスト。
そこは暗転だよーーーっ‼️
ちなみに、娘と一緒にリアタイしていたのですが「暗転!」と見事にハモリました笑
◆
この毎年恒例のFNS歌謡祭。
これまでにいろいろな四季の作品を取り上げてくれているのですが、その演出がすごくセンスが良くて。
[サークル・オブ・ライフ]のプライドロックを中心としたカメラワークはホント好きでしたし、去年の[美女と野獣]は舞台上から360度、客席までも映し出す演出に感嘆したんですが…
あの…ナンバーエイト、8チャンネルさま。
演出者変わりましたか?(小声)
ミュージカルや舞台演劇にあまり詳しくないのかな…(と、ど素人がつぶやいてみます)
客席から舞台上を見ると額縁のような囲い(語彙力…)があるんですが、テレビ映像に入ってないんです。あれも“込み”なんですよー。
まぁ。
他の方のつぶやきを見ていたら
「暗転!」と残念がっていた方が多かったので、やっぱり?ホッとした
のと、
普段の舞台では絶対に見られない、エルサが舞台後方へ歩いていく姿が見れて貴重
とか、
志音ちゃんの後ろ姿が綺麗
とか、
ポジティブなご意見を目にし、私も落ち着きを取り戻しましたよ。
ネガはあかん。笑
テレビを観て四季のアナ雪を観に行かれる方の「感動」を取っておいてくれたのかな。とか。
…………✨❄️✨…………
今回のアナ雪観劇。
1階センター前ブロックやや上手側。
普段、ケチケチ席しか取ってない(客席後方笑)ので、気付かなかったのかもしれませんが、
お客様のノリがいい✨
企業の団体様がいたみたいですし、学生さんも少しいたのかな。
おそらく初見の方が多かったのかもしれません。
アナの小ボケ、オラフの大ボケに大人の笑いが起きました😆これ、嬉しい!
ウェーゼルトン公爵におかれましては、劇中のクネクネダンスはもちろん、カテコで客席に向かって歩かれただけで笑いが😆
そんななんで。
1幕ラスト、レリゴー暗転で
どよめきというより、明らかな歓声。ざわめき(語彙力)。
カテコでは拍手だけでなく、ヒュー?フゥー?の歓声(語彙力)。
志音ちゃん、にっこり笑って喜んでた🩷
たまにスタオベがパラパラで拍手もすぐに鳴り止んじゃって、なんかがっかりすることもあるから、このノリはめっちゃ嬉しい✨
舞台は生もの[ナマモノ]
舞台上で発信する側と、客席で受信する側がひとつの劇場内で共鳴し合う瞬間というのがあるような気がします。
それは毎回ではなくてたまになんですが、そんな公演日に出会えるととてもしあわせ😌
テレビでは味わえない、どんなストレスも一気に吹き飛ばしてくれる、たまらん体験。
…なんです😊🩷
こちらの米国版Frozen[Let it go]。
舞台を映像に収める演出がすごく素敵です。
FNSと比べると、演出力の違いがはっきりとわかると思います。
辛口ですみません。