《ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレムバージョン] 》2024.3.20 M 自由劇場
「史上初」
某4チャンネルのチャリティ番組が「史上初親子マラソン」「史上初駅伝スタイルマラソン」…と、毎年なにかしらにムリやりつけたがるワードであんまり好きじゃないのですが…笑
今回ばかりはそれを使わせてください。
「My note史上初・感想文ギブアップ宣言」
観劇から2週間。
考え続けました…考えましたが、まとまりませんでした。
めっちゃ良かったんですよ。
内容が好みでなかったり、不満だったらそれを書けますから。
スランプなのでしょうか…
娘がちょいちょい読んでいるらしいのですが、
先日「…ママ、ジーザスnote忘れてるよ」とこれまた史上初!指摘をされまして😅
それからも考えたのですが。
ムリ!笑
ですので、
史上初・箇条書きメモスタイルにします。
◆
ジーザス・クライスト=スーパースター4回目。
【初めての加藤 迪さんのジーザス。】
・迪さん、かなり体重を絞ったのか磔の時、あばら骨が浮き出てました。四季の俳優さんは皆さん腹筋がバキバキに割れている印象なのでびっくり。
・痩せたのでお顔のラインがシュッとし、綺麗(美形)なジーザス。
・神永ジーザスは佇まいに神々しさがあり、明らかに群衆の中でひとり神のオーラが出るのですが、迪ジーザスは“人間らしさの残る”、ひとりの青年。群衆に持ち上げられていく様子やユダが「神の子ではない!」と主張するストーリーに説得力が増す。
【ユダは佐久間仁さん。】
・開幕直後に観た時よりも凄みが増していた
・[ユダの自殺]愛するジーザスを想い、想い悩み、結果愛する人を陥れた…その壮絶な激情、涙を流しながらもがき苦しみ、神に自らの運命を問いながら死んでゆく。佐久間ユダの苦しみを超えた狂気、まさに狂ったような演技。
・[スーパースター]佐久間ユダが歌うそれまでの私の印象が覆る。
→(それまで)ユダはジーザスを嘲笑うかのように、自分がスーパースターになったかのように、活き活きと歌っているという感想
→(今回)[ユダの自殺]での狂気に満ちた苦悩を引きずったまま、自らが架けられる十字架を背負うジーザスに「なぜ自分を神の子と思うのだ。あなたは人間だ」と最期まで苦しみながら説得する歌声。
最後の「ジィーーーーーザァーーーーース!」のロングトーンが凄まじかった。
【ジーザスとユダの関係】
・このふたりの闘いは、互いの主張が対等に見えないと終盤のスーパースターや磔の刑で息絶えるふたりの運命が活きてこない気がしました。
→神永ジーザスと佐久間ユダはその熱量(演技・歌唱)が同量。むしろ、お互いに激しく競い合っているパワー溢れる歌声。
→迪ジーザスは人間らしさが残るので、佐久間ユダの歪んだ激情を受け止め切れないのか、あえて受け流しているのか…同量に見えない。
→もっと言うと、このふたりとジーザスとユダの感情を揺さぶっていく「群衆」のパワー、それを利用するカヤパアンナスピラトヘロデの官軍たち…この四つ巴の歌唱バトルが「音楽・歌唱のみで進められる」本作の見どころ。
なんですが、
→アンドリュー・ロイド=ウェバーの「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、ひとりの人間としてのイエスキリストを描いているそうなので、本来の意味合いでは迪ジーザスの方が近いのか。
◆
ジーザス観劇4回目。
キリスト教の教義や歴史を全く知らず、ただALWのおっちゃんの中毒性のあるメロディに酔っていたそれまでと違い、ストーリーとキャラクターが“見えて”きた今回の東京公演。
史上初…ではなく史上最長の期間、ジーザス・クライスト=スーパースターの曲が脳内を流れ続けたのでした。
特に「ホサナ」…観劇中一番、じっと椅子に磔になるのが苦行だったこの曲。あの群衆に入って
「ヘイ!」と踊りたい!笑
ところで、四季さま。
そろそろJCSのCD出しませんかね。
いま出てるのが鹿賀丈史ジーザス、市村正親ヘロデバージョン…それはそれで良いのですが😊もう新しくしても…笑
↑この「スーパースター」→「磔」は
ホント狂&怖💦
神永・佐久間バージョンをください…
◆
以上、やはりまとまらず。
なぜギブアップに至ったのか…
それは、来年上演される「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のキャストオーディション情報や、来月開幕の「ゴースト&レディ」の稽古風景が動画が見れたり…と次々と新作の情報が流れてきたから、です😅
ジーザスは全国公演のどこかでもう一度拝見し、まとめられたらいいな…