見出し画像

【DeNA】2021年の1番打者は誰だ!?

こんにちは。今回は横浜DeNAベイスターズの話をしてみようと思います。

DeNAに関しては、2020年シーズン開始前に以下の2つの予想をしていました。

①佐野の4番は危険!
②梶谷は1番でとんでもない成績を残す!

結果的に、①は見事に大外れ、②は見事に大当たりでした(笑)
佐野に関しては、「4番は自分で勝ち取るものだろ!」と思って、危険だと予想していましたが、実は佐野がしっかり実力で4番を勝ち取ったとラミレス監督が評価していたということですね。これは佐野とラミレス監督の2人に大あっぱれです。本当にすみませんでした。
そして、逆に大当たりだった梶谷がなぜ活躍するかと思っていたかというと、2019年もやることはちゃんとやっていたからです。打率はめちゃくちゃ低いですが、梶谷はしっかり打つべきボールを選べていました。あとはボールを打ち損じることなく捉えるだけなので、梶谷の能力なら必ず活躍するだろうと予想できました。

ということで、今年も当たるかわかりませんが来季のDeNAの1番打者が誰になるのか予想していきたいと思います。
梶谷は現在FA宣言を済ませ、これから他球団と交渉する段階にありますが、梶谷以外にも私がめちゃくちゃ高く評価している素晴らしいバッターが2人いますので、さっそく名前を挙げていこうと思います。

柴田竜拓

110試合
打率.266 2HR 20打点
出塁率.356 長打率.352 OPS.708

私はDeNAファンではないので詳しいことは分かりませんが、何で柴田がレギュラーを獲れないんだろうとずっと疑問に思っていました。ショートを守れるならずっとショートで使えば良いのになぁと思って見ています。

柴田の一番魅力的なところは、成績が年々成長していることだと感じています。2016年からの年間成績を見ると打率も出塁率も右肩上がりで上昇しています。今年は8月以外は全て出塁率.350近くかそれ以上は到達しているので、1番バッターとしては申し分ありません。リーグ優勝した巨人で1.2番のレギュラーに定着した吉川尚輝と松原ですら出塁率は.340も超えていません。いかに柴田の存在価値が高いのかを感じられます。来季も変わらず成績が伸び続けてくれれば1番バッターとしては十分役割を全うできるはずです。今年は梶谷が1番としてあまりに優秀すぎましたが、梶谷がいない場合には柴田の開幕1番も全然あり得ると思います。

来年は打率も2割8分〜3割程度は残すと思いますし、1.2番で二遊間のレギュラーを勝ち取って活躍すると確信しています。

神里和毅

80試合
打率.308 3HR 17打点
出塁率.370 長打率.420 OPS.790

おそらく梶谷以外の1番バッターというと多くの方が神里の名前を挙げるでしょう。
今年は出場機会は減少しましたが、キャリアで初めて打率3割超えを果たし、来季への期待が持てるシーズンとなりました。また、1番バッターとして重要な出塁という点で、今まではあまり四球が選べていませんでしたが、今年は四球を選んで出塁できるようになったことは良い傾向だと思います。レフト佐野、センター梶谷、ライトオースティンとなってしまうとどうしても出場機会を得ることが出来なくなってしまいますが、神里も年々打撃成績が良くなっているので、来季はどうなるのか非常に楽しみです。梶谷が抜けた場合には、センターのレギュラーの筆頭候補になることは間違いありません。

神里の懸念点を挙げるとすれば、1番バッターにしては三振が多すぎることです。2019年は三振率が26.4%、2020年は24.9%と、「三振かホームランの長距離砲かよ!」と言いたくなるような数値を叩き出しています。2019年のスイング率は50%を超えていますし、ボール球スイング率も28.8%と西川遥輝や荻野貴司など一流の1番バッターと比べるとかなり劣ってしまっています。

積極的に振らなくなると神里の良さが消えてしまうかもしれませんが、もう少し好球必打を心がければもっと四球が選べるようになりますし、素晴らしい1番バッターに成長すると思います。

出塁こそ得点効率UPへのカギ

梶谷・ソトの去就はまだ不明ですが、佐野・オースティン・宮崎は来季も横浜に残りますので、まだまだ強力打線は健在なはずです。ロペス・パットンは退団しましたので、新たに外国人野手も獲得するはずです。

DeNAは得点効率の悪さがよく指摘されますが、一番効率良く得点を稼ぐ方法はもちろんランナーを貯めてホームランで一気に返すことです。しかも横浜スタジアムは特にホームランが出やすい球場ですし、DeNAにはホームランを多く打てるバッターが複数います。ですから、余計に打線の起点になる1番バッターの出塁力はチームにとって必要になってきます。梶谷がいない場合、私の好みは1番柴田ですが、成績や脚力等を考えると神里が1番を打つことになると思います。1.2番に柴田と神里を並べてみても面白いかもしれません。三浦新監督の起用法が非常に楽しみです。


今年のリードオフマン梶谷の活躍は本当に目を見張るものがありました。出塁率.387は1番バッターとして素晴らしいですし、規定打席に到達した年では初めて打率3割超えを果たすなど、文句のつけようがない成績を残しました。当然梶谷が抜けた場合の穴というのは大きなものがあります。(巨人が獲ってしまったらごめんなさい…)

ただ、今回取り上げた柴田と神里も1.2番としてスタメンにいても全く恥ずかしくない素晴らしい打者です。梶谷が抜けた場合は相当な痛手になってしまいますが、柴田・神里の2人が1番でさらに出塁を提供してくれれば、十分今のDeNAの攻撃力を維持・向上させることは可能だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?