オープナーは愚作!?

こんにちは。

今回はオープナーについて取り上げていきます。
9/3(木)の巨人vsDeNA戦でラミレス監督が先発投手としてパットンを起用し、大失敗したことが波紋を呼んでいます。巨人戦だったのが余計に議論の広がりを呼んでしまったでしょうか。
では、今回はこの試合を掘り下げることでオープナーについて私の個人的意見を述べていきます。

ラミレス采配の隙はどこにあった!?

まず、私はパットンを先発で起用することは何も悪い作戦ではなかったと思います。
1回の攻撃は、当然一番点が入りやすい打順から始まります。そこに対してペース配分をする先発投手より100%の力で投じるリリーフ投手に1イニングを任せたほうが抑える確率が高い!という理論は確かに合理的です。初回に打たれてしまったことは結果論ですし、ラミレス監督の言葉を借りると「仕方のないことだしこれも野球の一つ」です(笑)

ただ、この試合でのDeNAの失敗は、2回以降にイニングを稼ぐ投手を用意していなかったことです。よく評論家やファンの間でも言われますが、なぜピープルズをリリーフに回したのかという点は、正直結論が出ません。長いイニングを投げる人がいなかったためにパットンが初回に3失点したにも関わらず2回のマウンドに立たなくてはならなかった。これがDeNAの敗因の一つになってしまったと思います。

試合前にはDeNAはオープナーをやると言われていましたが、結果的にブルペンデーをやったということになりました。ブルペンデーは昨年あの巨人でも採用されましたし、多くの球団で用いられる作戦になりました。先発投手が不足している時には有効な作戦だと考えています。しかし、今回のDeNAの場合は、ブルペンデーのデメリットが全て出たような試合になってしまいましたね…

今後オープナーは絶滅する!?

上原浩治さんや大魔神佐々木さんなど評論家やファンの間では、
「オープナーはピッチャーのプライドが傷つく!」
「日本ではオープナーは合わない!」
「オープナーで成功した試しがない!」
などオープナーに対して否定的な意見が多く見受けられますが、だからと言ってオープナーをやめてしまっては野球の進化が止まるような気がしています。

そもそも、日本でよく取られている作戦はショートスターターとブルペンデーがほとんどで、今回のパットンのケースも含めてオープナーをちゃんとやっている球団はほぼなかったような気がします。やってもいないのに最初からできないと決めつけるのはどうなのかなと思ってしまいますね。

まとめ

冒頭で書いたように、私はオープナーはものすごく合理的な作戦だと思います。
・リリーフ投手が初回に1イニングだけ登板するということ
・先発投手が2回から登板するということ
こういったイレギュラーなことに対する「慣れ」が必要になりますが、この問題さえクリアすれば日本でも十分定着し得る作戦だと思います。
2番最強論が定着したように、今までになかった作戦にどんどんトライしてほしいです。何度やってもダメなら捨てれば良いと私は思います。

今後、日本の野球でもオープナーを作戦の一つとして開拓して成功させる監督が現れたら面白いなと思います。楽しみにしています!

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