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芽が出るかどうかわからない種に、水をやり続ける

アニメーションを仕事にしていると、答えのない問いが次から次へと押し寄せてきます。

特に、自分が勉強しているアニメーションのデザイン(キャラクターや世界観を作る仕事)は、アニメーションの中でも歴史が浅く、体系化されていない部分も多々あります。

つまり、大なり小なり自分がパイオニアとなって開拓して行かなければいけないということですね。

それは魅力的な部分もありつつも、やっぱり当事者からしてみるととても大変なわけです。

特に生活に関わる問題としては、どうやって食い扶持を稼ぐかということがあります。

最低限の収入(本当に最低限でいい!)がなければ、絵を描き続けることができないので、お金の問題は芸術と切っても切れない関係にあります。

そんなこんなで、日々より良い方向に向かうように軌道修正を繰り返しているわけですが、なかなか上手くいきません。

種をたくさん蒔いて、常に水をやり続けていても、ほとんどが芽を出してくれないんです。

実際、僕自身が絵を描き始めてから蒔いた種の99%はまだ芽が出ていません。

ここで少しポイントなのが、花はおろか芽すら出ていないということです。
花が咲いて咲くのは一握りみたいな意識は潜在的に持ち合わせていても、芽すら出ないというのは苦しかったりします。

隠しても仕方がないので正直に言いますが、
もう3年間も芽が出ていないと、種を蒔くのをやめてしまいそうなときがあります。

すでに蒔いた種に水をやるので精一杯だという時です。

ただ、やっぱり蒔いた種も腐ってしまうことも少なくありません。
つまり、可能性が全くなくなってしまう時もあります。

となると、新たな種を蒔き続けない限り、自分の畑にある種は少なくなってしまう一方です。

どんなに芽が出なくても、めげずに水やりをしていく必要がありそうです。

数ヶ月前に、ハンズで小さな松と紅葉が栽培できるキットを買って、大切に育てているのですが、
それすら芽が出ずにめげそうですが、、、笑
頑張ります!

ではまた〜!

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