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旅の終着点 鎌倉、由比ヶ浜 28の決意


日常からしばらく離れて旅するように過ごし、
雄大な自然のスケールの大きさ、たくさんの刺激、温かい時間…
どうやってこの旅を閉じようか、上手く着地できるのか不安でいっぱいだった。


心よりも体が先に赴いて、
思わず靴を脱いで足を浸す、鎌倉、由比ヶ浜。

吸い寄せられるようにというよりは、自分が吸い寄せたかのように。


人、行き交う車、夕焼け、月、打ち寄せる波。
自分の心の中みたいに、混沌とした世界。



人生28年目の始まりは、千葉にあるBrown’s Field で迎えました。


中島デコさんが、築いてきた暮らし、人や自然、生き物たちとの豊かな結い。

そこには無理がなくて、背伸びもない。

きっとそれはデコさんがこの場所を、目的を持って築いてきたからではなく、自然な流れに身を委ねて築いてきたからなんだろうな。


ここで過ごした時間は、まさに人が行き交う交差点の真ん中にいるような感覚で、
色んなひとものことたちがわたしの身をかすめるたびに、
その反応として現れる自分を色濃く感じる時間でした。


そして今の自分に必要なこと、
今の自分には、深めていくことが必要だということを再確認できた時間でもありました。


時々行き先を間違えたり、落とし物をしそうになったけど、
わたしには小さくても、大切なひとと楽しく豊かに暮らしていくことが、
何よりも大切で、それだけで幸せだという想いを
改めて心に留めて。


だけど案外このシンプルな願いは、忘れてしまったり他のものにすり替えられてしまいがちだということ。


どうやったら大切なものを守れるのか
どうやったらこの自由な感性を守れるのか
海に足を浸しながら考えた。


自分の心の声は聞こえるのに、それに沿う難しさともどかしさ。
手放してしまえば早いのに、しがみつきたい心。

きっとどれも本当のわたし。

どうやって生きたいか
何を大切に生きたいか。

手放す勇気と自分を信じる勇気、
その両方の必要性をすごく感じて
新たな決意をした28の始まり。


もう少ししたら、旅に出よう。
一緒に、旅に出よう。

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