見出し画像

RTA in Japanおすすめアーカイブ

こちらは 推しコンプレゼン2023 Advent Calendar 2023 15日目の記事です。

こんにちは、ノラと申します。

皆さんはゲームは好きでしょうか。私は自分でプレイするのも好きですが、人のプレイを見るのも好きです。幼少時には、親のプレイするスーパードンキーコング2を延々眺めて楽しんでいた記憶があります。
そんな、見ていて楽しいジャンルの一つがRTAです。

RTA=Real Time Attackとは、ゲーム開始から目標到達までの時間をノンストップで競う遊びのこと。日本では、RTAを数日に渡り生配信するRTA in Japan(以下RiJ)が開催されています。

今回はRiJのアーカイブから、おすすめをいくつかご紹介したいと思います。

※RTAという性質上、ゲームの重要なネタバレを含む場合があります! プレイ予定のあるゲームは自身でのプレイ後の閲覧がおすすめです。


王道RTA

ポケモンスナップ :RTA in Japan Winter 2022

走者:aKaFuKuさん 解説:Kotoさん

まずは王道なものから。
「ポケモンスナップ」は、愛好家の間に「ポケスナ学会」なる研究会が存在し、RTAにおいても最適行動の研究が日夜行われているゲームです。
例えば「処理落ち軽減のため、なるべくポケモンを画面に映さず空や地面を見つめる」など、何よりもスピードを最優先するRTAらしいプレイを見せてくれます。
生配信ゆえにミスもあるものの、リカバリ策もしっかり想定されており、学会の名にふさわしいロジカルなRTAとなっています。

Getting Over It with Bennett Foddy :RTA in Japan Summer 2023

走者:avinas_rta

こちらも、純粋なプレイ技術が光る王道RTA。しかも超短時間! なんと動画時間4分です。クリアタイムは…ぜひ見てみてください。
通称「壺おじ」と呼ばれ、初見では操作すら難しいと一時期話題になった難解ゲーム…なのですが、そこはRTA。解説も間に合わないほどのとんでもないスピードで駆け抜けていきます。
運要素も絡まないため、ただただ「ゲームがうまい」というシンプルな感想を抱くRTAです。
因みに、2023年12月現在の本ゲームの世界記録は59秒となっておりまして、人類の果てない可能性を感じますね。

特殊レギュレーション

街へいこうよどうぶつの森 :RTA in Japan 2019

走者:Cmaさん、ミクロンさん、とよまなさん、はるともさん、ソードフィッシュさん、松二さん

RTAには単にクリアするだけでなく、一風変わったレギュレーションも存在します。こちらで行われたのは「第二回借金返済王決定戦」。たぬきちから課された借金をいかに早く返し終わるか、複数の走者によるトーナメント戦が開催されました。
ランダムに生成されたマップがいかにRTAに適しているか、またいかにそのマップを覚えきれるか、運と記憶力も試されるこのレギュレーション。スローライフゲームにおけるハイスピード返済は必見です。
また、私がRiJにハマったきっかけの動画でもあります! 速さを追求するだけではなく、イベント特有のお祭り感を味わうことができますよ。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド :RTA in Japan Summer 2023

走者:Bubziaさん 解説:まりあなさん

特殊ルールゆえの超絶プレイを見せてくれる走者も。こちらは通称目隠しブレワイ。走者がアイマスクをしたままラスボス・ガノンを倒します。何を言ってるんでしょうね。
解説の方もまた目隠しブレワイ走者のため(このレギュレーション、複数人の走者がいるそうです。どういうこと?)、なぜ画面が見えなくても攻略できるのかを懇切丁寧に教えてくれます。教えられても分からないんですが…。
また走者の方は、他にもいくつかのゲームで同レギュレーションに挑んでいる目隠しRTAの常連さんです。どういうこと?

星のカービィ Wii :RTA in Japan Winter 2022

走者:shiroさん 解説:アジーンさん

とんでもないプレイをもう一本。こちらのゲームは最大4人で遊べるのですが、ステージ上に配置されたギミックの数々は、当然4人で攻略するのが一番早い。ということで、一人で4本のコントローラーを操作しますという4人ソロプレイRTAです。何を言ってるんでしょうね…。
ネタ枠かと思いきや、手何本あるんですか?というサクサクプレイを披露してくれます。4キャラが走り回るプレイ画面はとても賑やか! 一人なのに。異次元の走りがそこにある。

解説の達人

たまごっちのプチプチおみせっち :RTA in Japan Summer 2023

走者:せせりさん

キテレツ大百科 :RTA in Japan Winter 2021

走者:pikiさん 解説:Monzae440さん

RiJの見所として欠かせないと思うのが、走者自身、もしくは解説者によるゲームとプレイ内容についての解説です。それにより、知らないゲームでも楽しく見ることができるわけです。
こちらの二本はいずれも、プレイもさることながら楽しい解説をしてくれる大好きな動画です。よどみない語り口、隙無く挟まる小ボケ、丁寧な解説と裏腹にとんでもないことになっている画面…と、見ても聞いても楽しいRTA。私はこちらのアーカイブを作業用動画としてもリピートしまくっています。

珍プレイ&珍ゲーム

DEMENTO :RTA in Japan Online 2019

走者:ソードフィッシュさん

本番一発勝負、それはガバとの勝負でもあります。こちらはRiJではある意味伝説となっている動画です。
コロナ禍において、走者自身の自宅から配信するオンライン開催となったこの年のイベント。奇しくも世間はお盆真っただ中。そんな悪条件が重なった結果、プレイ中に走者宅近くで花火大会が始まってしまい、それによりゲーム音声を聞き逃すという奇跡的なガバが発生しました。
その後も連鎖的にガバりまくり、タイムアタックをしているはずのイベントで「どうすりゃいいんだよ」「命だけは助けてくれよ」「すみません、詰んじゃったんですけど」等の数々の迷言が生まれました。
その後、RiJ(主にホラーゲーム)においてガバることを「デメる」と呼ぶミームが誕生。後世に多大な影響を与えた、気がします。

デスクリムゾン :RTA in Japan Summer 2021

走者:ゆゆキチさん 解説:かぽてじさん

そこにゲームがある限り、最速を求めてしまうのがRTA走者の性なのでしょう。たぶん。
こちらの「デスクリムゾン」は、とある界隈において「帝王」の名をほしいままにする伝説のゲームです。「上から来るぞ! 気をつけろ!」の台詞等は皆さんご存じなのではないでしょうか。
そんなゲームにも走者は存在します! しかも上手い!(RTAなので当たり前なんですが) しかし悲しいかな、あまりのクソゲーっぷりゆえかはたまたそのプレミア価格ゆえか、このイベントの時点で走者はたった一人。
「今から走れば誰でも世界二位!」という熱い勧誘を行ってくれた解説者さんですが、それに応える者が現れたのかは神様、いやデス様のみぞ知る。

最後に…そして次回予告

今回はアーカイブの紹介となりましたが、もし興味を持ってもらえましたらぜひ本配信も見ていただきたいです!
というのも、配信サイトであるTwitchのチャットの盛り上がりも醍醐味の一つなのです。イベント内のゲームや走者・解説者の言動から様々なミームも生まれており、さながらウォッチパーティーのように楽しむことができますよ。

じゃあいつそのイベントを楽しめるのか…?と思った皆さん、大丈夫です。
今年の年末も開催されます! RTA in Japan Winter 2023

12/26~31の6日間開催で、既にタイムスケジュールも発表されていますので、気になるゲームがあれば覗いてみてください。

また、本記事ではTwitchのリンクを掲載しましたが、チャット無し・配信画面のみのアーカイブもYouTubeに順次アップされています。お好みでどうぞ。

余談

RiJのゲームではないのですが…私がRTAというものに初めて触れた動画を思い出したので、余談として紹介します。

【青鬼TA】営業成績一位の男にガチ実況させてみた

どちらかといえばトークメインの動画ですが、「高速でゲームやってる動画って面白いんだな」と感じたきっかけがこちらであったような気がします。
今年で12周年を迎えたこの動画。この機に改めて思い出し、今後も折にふれ見返すんだろうな…と一人しみじみするなどしました。おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?