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二十四節氣・芒種

2021年6月5日、太陽が黄経75度を通過し、二十四節氣の9番目『芒種(ぼうしゅ)』を迎えたさね。
芒種の期間は、『夏至(げし)』の前日(2021年は6月20日)まで。
 
 
 ※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」さ。
 
 

《 芒種って? 》

芒種の「芒」は「のぎ」のコトさね。
芒(のぎ)は、イネ科の植物の穂先についてる 針のような突起で、これの有無、長短、形などで分類される(らしい)さね。
 
「芒のある植物の種を撒くころ」とも言われるけど、実際には田植えを始める頃だったり、既に田植えも終わっていたりするさねぇ。
まぁ、日本って国は南北に長いから「一斉に」ってのは なかなか無理があるよね…。
 
私的には、芒種は田んぼに水が張られていて、田植えがされてたり、田植え待ちをしてたり、そんな「田植え前後の田んぼに出会う頃」と思ってるさ。
 

日差しも強くなり、暑さが増してきて、平年だと梅雨入りする頃。
湿度が高くなって蒸し暑さを感じ始めるさね。
 
 
梅の実は、青から熟した黄色へと色を変え、梅干し作りが始まり、梅仕事の季節となる…って言われてるさ。
青梅の梅酒や梅ジュースは作っても、梅干しは作ってないとなると「梅仕事の季節が終わった…」ってなるけどね。(私もその一人)
 

 

《 芒種の身体のコト 》

梅雨となってる地域も多いけど、ムクミなどの不調は出てない?
ムクミは冷えの合図でもあるさね。
 

梅雨は案外と冷えをもたらすのさ。
湿度が高く、蒸し暑さを感じても、雨の後にはぐっと氣温が下がったり、何処へ行っても冷房がシッカリとかかっていたり、体温調節がしにくい時季さね。
 
ぜひ 忙しくても湯船にユッタリと浸かり、身体を温めると伴に「ホ〜ッ」とひと息ついていただきたく思うさ。
呼吸も浅くなりやすいからね。
出来れば、半身浴してシッカリ汗も出したいところさねぇ。

もしシャワーだけで済ますなら、足湯のように足元は湯に浸けておくとか、足元に温冷浴のようにかけてやるとか、足指グーパーや足首パタパタするとか、足元の血流が良くなることを取り入れるのがオススメさね。
併せて腰周辺(背中側の背骨しかない辺り一帯)も温めたり、深呼吸(出来れば腹式)したり、って出来るとより良いね。
 
身体が冷えている時は胃腸も冷えてるから、冷えた胃腸をいたわるためにも、お腹の中から冷やさないためにも、食事や合間で口にする物は、冷たい物ばかりにならないように氣を付けたいところさね。
暑くても熱いモノをいただくと、案外 美味しいさ。



《 季節の食材 》

夏は排泄(はいせつ)の季節とされてるのさ。
私的には「放熱」の季節でもあると思ってる。
外が暑くなる分、身体の中に熱がこもりがちになる。  その熱を取ってくれるのが、汗であり夏野菜なのさ。

夏野菜は身体の熱を取ってはくれるのだけど、これまた中から冷えをもたらす事もあるのさね。
夏野菜をいただく時には、塩や味噌と伴にいただくのがオススメさ。
加熱しても美味しくいただけるモノは、加熱するのもオススメさねぇ。


・新じゃがいも・新玉ねぎ・春キャベツ・ラッキョウ・新ごぼう・トマト・きゅうり・シソ・メロン・さくらんぼ・ビワ・夏みかん・パイナップル・青柚子・すだち・カボス・シロギス・スルメイカ・鯵・スズキ・鮎・アイナメ…… などなど。 

食材では無いとの声も聞こえてきそうだけど、梅干しもこの時季から夏にかけてはオススメさね。


寄ってくれて、ありがとさんね。

雨が続くと氣が滅入りやすくなるねぇ。
どうか「雨ならではの楽しみ」を見つけ、紫蘇や生姜などで氣を晴らし、お風呂でゆったりと温め心穏やかに 身体健やかに過ごしてもらえたらなぁと願っているさね。
 
 
じゃぁ、そろそろお開きとしようさね。
 
 
 
 

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