二十四節氣・処暑
2021年8月23日、太陽が黄経150度を通過し、二十四節氣の14番目『処暑(しょしょ)』を迎えたさね。
処暑の期間は、『白露(はくろ)』の前日(2021年は9月6日)までさ。
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
【二十四節氣って…?】には、もう少し詳しく伝えてるさね。
《 処暑って? 》
「処」には、「とまる」の意味があり、
「処暑」とは「暑さが止む」という意味があるという。
今年(2021年)は、お盆前くらいから雨続きとなって、各地で被害もあった訳だけど、暑さにはホッと一息つけていたから、ピーク時程ではなくても晴れて暑くなるとちょっと堪えるかもしれないさね。
それももう少し…。
朝晩や日陰で、凌ぎやすさ、風の涼しさを感じやすくなってくるのも処暑のころさ。
立秋で「秋の足音が微かに聞こえはじめるよ〜って頃」とお届けしたが、処暑は「秋の足音が時折聞こえはじめるよ〜」って感じだろうかね?
立秋の頃の「極々小さな、微かな秋の氣配」は、「時折訪れる小さな秋の氣配」となってくるさね。
空高くにうろこ雲が見えたり、
花屋の店先に秋の花が顔を出してたり、
短く濃かった影が長く柔らかくなってたり、
田んぼで稲が色付き始めていたり、
野山に秋の七草が見られはじめたり、
八百屋の店先にマツタケが出始めたり(早すぎると思うけど!)……
とは言え、処暑の時効の挨拶も まだ「残暑」。
私的には「秋」と「晩夏」がマーブル模様のように混在しているように思うさね。
お日さんが出てない時は秋の装いで動く様になるのがこの頃かなぁ〜。
どこへ行っても冷房が効いている昨今は、冷房での冷え対策にもなるし…ね。
処暑は、祭りや台風が多い頃でもある。
昨年に続き今年も祭りは中止の所もあると思うけど、台風はどうも遠慮なくやって来そうさね。
「八朔」「二百十日」という台風の特異日をあらわす雑節も処暑の間にやってくる。
(今年の八朔は次節の白露の日と重なるが…)
雨続きだった後でもあるし、被害が大きくならない事を願うばかりではあるけども、台風対策を施したあとは深呼吸して「コレも秋の氣配」と穏やかにお過ごしいただきたいとも思うさね。
《 処暑の身体のこと 》
秋が近づくにつれ、空氣の湿度が下がってくるから、過ごしやすくなり、涼やかな風にホッと一息つける訳だけど…。
台風シーズンでもあり、氣圧や氣温、湿度、天候なんかが急激な変化をするから、身体は過労氣味かもしれないさね。
アレルギーが出やすかったり、風邪をひきやすかったり、喘息が悪化しやすかったり、腰痛が出やすかったり…ってするのもこの時季だったりするさね。
喘息やアレルギーって、食べ過ぎると出やすくなるから、症状として持ってるなら「食欲の秋」「実りの秋」だけど ほどほどに…ね。
風邪や腰痛は、足元が冷えてると酷くなりやすいから、お風呂にゆったり浸かって 疲れをとりつつ足元を温めてね。
特に何も症状がないとしても、お風呂にゆったり浸かりつつ、深呼吸したり、足指グーパーしたり、正座したり…は、冬への準備でしておくのがオススメさね。
お風呂ではなかなか何もできないようなら、生活の中に深呼吸と身体を捻る動きをちょこちょこと入れるのがオススメだなぁ。
身体を捻る動きは、腰に不調を感じることがあるなら予防としてもオススメさ。
上半身を動かして捻る、下半身を動かして捻る、どちらもしておくのがポイントかなぁ。
あ!
くれぐれも痛いほどには動かさないようにね!
それと呼吸は止めないように!
ゆったりと呼吸が続けられるくらいで動かすのもポイントさね。
暑い盛りの夏から 寒さ極みの冬への移行時季 と捉えると、処暑だけでなく「秋」が季節の変わり目な訳でね。
くれぐれも過信しないように、ブラック企業化しないように、自分の身体を労い大事に過ごしてほしいさね。
《 季節の食材・処暑 》
処暑にかぎったことではないけれど、食べ過ぎは胃腸を疲れさせるんさね。
胃腸が疲れるとお通じや呼吸器にも影響がでる。
実りの秋、食欲の秋、ではあるけれど、食べ過ぎないようには氣を付けたいところさね。
冷たいモノはほどほどに、自然の甘みや噛める食材を温かいモノでシッカリと… が、この処暑もオススメ。
温かいものも、シッカリ噛むのも、食べ過ぎ予防になるからね。
ナス・オクラ・冬瓜・シソ・いんげん・とうもろこし・青とうがらし・生とうがらし・葉唐辛子・ズッキーニ・里芋・かぼちゃ・イチジク・ぶどう・梨・洋梨・タチウオ・あわび・スルメイカ・真蛸・甘鯛・イワシ …… などなど。
今日も寄ってくれてありがとね。
緊急事態宣言や蔓延防止措置が各地に発令され、豪雨・長雨の被害も各地におこり、台風の接近もあり、なかなか緊張を解く事ができない日々が続くけど、そんな日々だからこそ、深呼吸したり、「ホッと一息」の時を持ったりして、意識的に緊張を解くことを生活に取り入れ、過緊張にならないように、身も心も労い少しでも穏やかに過ごしていただきたくおもう。
その役に立てたら…嬉しいなぁ
さて、ではそろそろ お開き
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