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二十四節氣・寒露

2021年10月8日、太陽が黄経195度を通過し、二十四節氣の17番目『寒露(かんろ)』を迎えたさね。
秋分の期間は、『霜降(そうこう)』の前日(2021年は10月22日)まで。


 ※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
【二十四節氣って…?】には、もう少し詳しく伝えてるさね。



《 寒露って? 》

いよいよ晩秋の暦となったさね。

日の入りは日毎に早くなり、
夕空はあっという間に夜空となり、
朝晩の冷え込みは増し、
朝夕の露は冷たく感じられる…
そんな変化があるのが寒露の頃さね。

野山は秋の色合いに染まりはじめ、
田畑では秋の収穫が盛りを迎え、
菊の花も盛りとなり、
各地で収穫祭や菊花展、菊人形展など開かれたりもする頃。
旧暦の重陽の節句もこの寒露の頃さね。

ガラッと衣替えをするには、今年はちょいとばかり暑さが残り過ぎとは思うけど、そろそろ秋冬モノはいつでも使えるようにしておきたいものさねぇ。
加湿器や暖房器具も点検して、いつでも使えるように準備しておくのがオススメさね。





《 寒露の身体のこと 》

 この季節、いちばん氣を付けて大事として欲しいのは「足元は冬装備!」。
上半身は暑さ対策として涼やかでも構わないから、腰から下 特に足元は冷えないようにしておきたいさね。
レギンスとか腹巻とか使って、腰から下は暑そうな日であっても暖かくして過ごし、お風呂や足湯でシッカリ温めて過ごすことがオススメさね。

冬に向けて骨盤の締まる動きは続いているから、股関節を含むお尻周りや太腿のストレッチも引き続きしておくのがオススメだし、リンパの流れも良くしておきたいところさね。
股関節周りのストレッチは、前後の動きだけでなく、左右にも動かして内腿も忘れずね。
大きく回すのもオススメさ。リンパの流れを良くする為にもね。 



《 季節の食材・寒露》

寒露の終わり頃には秋の土用を迎えるさね。
この時季のオススメは、引き続き食べ過ぎ無いようにして、たまにはお粥や蕎麦を召し上がること。
秋は「食欲の秋」でもあるけれど、土用になる前から節制しておくと より身体が軽く過ごせるさね。
1日で調整しにくい場合は、前後を含め3日くらいで調整するのがオススメさねぇ。
日が暮れてからの時間には、温かいモノもぜひ召し上がって欲しいさね。



・食用菊・里芋・かぼちゃ・れんこん・舞茸・しめじ・しいたけ・松茸・えのき・さつまいも・ムカゴ・ごま・そば・銀杏・イチジク・りんご・ザクロ・栗・柿・アケビ・イワシ・サンマ・秋サバ・マガレイ・クエ・ハゼ・鮭  …… などなど。





今日も寄ってくれてありがとね。

秋の極みとなるのがこの時季さね。
今年 西日本では未だ夏日となる日があるから、秋とか晩秋とかと言われてもピンと来ないかもしれないけどね。

それでも、北海道の旭岳や利尻山では初冠雪が観測され、秋の実りは店頭に並び、朝晩はヒンヤリと肌寒く感じる事もあり、秋は日毎に確実に深まっているさね。

上空に寒氣が流れ込めば、あっという間に暑さが遠のき、一氣に秋となったように感じるかもしれない。
一氣に秋を感じられる氣候となったとしても大丈夫なように、身体も衣類も設えも 楽しみつつ衣替えして準備しておきたいものだね〜。

さて、ではそろそろ お開き

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