二十四節氣・大暑
2021年7月22日、太陽が黄経120度を通過し、二十四節氣の12番目『大暑(たいしょ)』を迎えた。
小暑の期間は、『立秋(りっしゅう)』の前日(2021年は8月6日)まで。
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
【二十四節氣って…?】には、もう少し詳しく伝えてます。
《 大暑って? 》
大暑の「大」には、物事の程度がはなはだしい という意味がある。
つまり「暑さが はなはだしい」と言うことさね。
夏の終わりの二十四節氣で、夏本番、夏真っ盛り。
太平洋高氣圧が日本列島にどっかりと腰を据え、大氣は安定し、快晴が多くなる。
太陽は容赦なく照りつけ、
入道雲が空に高くそびえ、
まとわりつくような
まさに「うだるような」という表現がしっくりくるような
厳しい暑さの日が続く…… そんな時季さね。
日中だけでなく、夜も熱が冷めず
冷房は大活躍となるだろうさ。
大暑は 夏の土用と丸被り。
暑さからの疲れや冷房での冷えから、ダルさや夏バテが出始める…… そんな時季でもあるさね。
《 大暑の身体のコト》
夏は よく動き、よく汗をかき、よく食べ、エネルギッシュに過ごす季節…… とは言え、昨今の氣温は体温と似たり寄ったりでなかなか ままならないさね。
冷房の普及で 室内と外との温度差は大きくなり、
便利な世の中、物騒な世の中で
よく動くことは難しく、
汗をかくコトは減り、
しかし、よく食べるだけは守りやすい
夏を夏らしく暮らすことが、どんどん難しくなっている氣がするさねぇ。
意識的に
室内で身体を動かしたり
お風呂で汗をかくコトをしたり
温かいモノを召し上がったり
なんてコトを取り入れる事が大事な時季
特に ダルさを感じる時は、汗をしっかりとかくことがオススメさね。
この夏も 岩盤浴、サウナなどは なかなか使えないかも知れないけれど、足湯や半身浴でしっかりと汗をかき、熱めの湯で絞ったタオルで拭き清めると サッパリとして氣持ち良いさね。
くれぐれも脱水とならない様に、水分補給は忘れずにね。
そうそう
冷房は 首の後ろに冷風が当たらないようにした方が 身体が疲れにくいから、座る位置とか、風向きとか、ちょっと工夫したり、タオルを首にかけたり、上着を羽織ったりして 面倒がらずに調整してみて欲しいさね。
《 季節の食材 》
大暑は夏の土用でもあり、兎にも角にも「胃腸を労る」が大事さね。
「胃腸を労る」基本は、しっかりと噛み、腹八分目。
喉越しの良い物だけでなく、噛めるモノもぜひ召し上がって欲しいさね。
喉越しの良い そうめんや冷奴を召し上がる時には、ネギやミョウガなどの薬味をシッカリと使うのがオススメだし、噛める食材で一品添えることをオススメしたいねぇ。
そして、暑い日が続くからこそ 温かい飲み物や甘酒、野菜の持つ甘みを 胃腸を労る為にも、身体全体を疲れすぎさせない為にも 意識的に取り入れてもらいたいさね。
ナス・水ナス・オクラ・枝豆・冬瓜・新生姜・ミョウガ・シソ・トマト・きゅうり・ピーマン・いんげん・ゴーヤ・とうもろこし・モロヘイヤ・ニンニク・青とうがらし・スモモ・イチジク・ブルーベリー・桃・スイカ・メロン・ぶどう・鯵・ハモ・カレイ・アナゴ・タチウオ・ウニ・イサキ・鮎 …… などなど。
今日も寄ってくれてありがとね。
またもや長話になっちゃったが、少しでも大暑を氣持ちよく過ごす助けとなれば幸いさね。
じゃあ、そろそろ お開きさね。
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