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二十四節氣・大寒

2023年1月20日、太陽が黄経300度を通過し、二十四節氣の24番目『大寒(だいかん)』を迎えたさね。
小寒の期間は、『立春(りっしゅん)』の前日(2023年は2月4日)までさ。
 
 
 ※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
二十四節氣って…?】には、もう少し詳しく伝えてます。


《 大寒って?》

大寒の “大” は「はなはだしい」の意味があるんさね。
「寒さがはなはだしくなる」というコトで、寒さが最も厳しく、1年の内での最低氣温が観測されるのもこの頃だから「めっちゃ寒くなる頃」って感じだろうね。

諸本には
寒中稽古が行われ、心身の鍛錬がなされたり…
寒氣を利用して、凍り豆腐や寒天、酒、味噌などの寒仕込みがなされたり… 
昔は寒の水は痛みにくいとされ、特に大寒の朝汲んだ傷まないと言われ、その水を納戸に保管する習慣もあったとか…
蕗の薹(ふきのとう)が顔を出し始めたり…
沢に氷が厚く張りつめたり…
冬は卵を産まない鶏が大寒に産んだ卵は稀であることから「大寒たまご」と呼ばれ縁起物とされていたり…
なんて書かれてはいるけれど、まぁ なかなかこの説明でシックリはし難いんじゃないかね〜(^^;

物事は必ずしも順番通りとはいかない例えとして「小寒の氷 大寒に解く」と言う言葉もあり、大寒より 一つ前の小寒の方が寒い時もあるし…
この数年は、大寒より立春を過ぎてからの方が寒かったりもするし…
ともあれ、大寒は寒さの底とは言い難い昨今であっても、寒さが厳しい頃には違いないさね。
 
今年がどんな大寒となるか分からないけど、ひとまず大寒に合わせるように強い寒波がやってくる予報が出ているからシッカリ寒さ対策して、寒波が過ぎても油断せずに過ごして欲しいさね。



《 大寒の身体のコト》

大寒は土用の最中さね。
土用は「消化器を労おう週間」だからね、暴飲暴食は控え少食で過ごす方がいいさね。
もし、この期間に食べ過ぎそうな日があるなら 前後の日で調整するのもオススメさね。
 
独断と偏見ではあるけどね、大寒の冷え対策や養生は手を抜かないのがオススメさね。
寒い日だけ冷え対策するんじゃなくて、日々の過ごし方として 気を付けとくのがいいと思うさね。
花粉症や夏風邪、夏バテとかの 春から夏に体調を崩し易い方は特に氣を付けて過ごしていただきたいねぇ。
 
お風呂にはゆったり浸かる とか
飲み物は温かいものにする とか
腹巻き・レッグウォーマーはしておく とか
軽くても 少しでも 身体を動かす とか…

自分の身体の弱い所を ねぎらい いたわる そんな風に過ごしていただきたいのが大寒さね。


《 旬の食材・大寒 》

身体を温める食材ってなると生姜がまず思い浮かぶかとは思うけど、生の生姜より乾燥してる方が温める作用が高いんさね。
 
同じ食材でも状態(生なのか乾物なのか冷凍なのか)によって、作用に違いがあったり、栄養素に違いがあったりするからね、自分にあった状態のモノを 自分に合う調理法で取り入れてもらいたいと思うさね。

・れんこん・ねぎ・ごぼう・春菊・白菜・ほうれん草・大根・ユリ根・クワイ・水菜・セリ・カリフラワー・小松菜・みかん・伊予柑・オレンジ・クエ・ハマチ・ぶり・牡蠣・あんこう・ワカサギ …… などなど。




今日も寄ってくれてありがとね。

2021年の立春から書いていた二十四節氣…
昨年 2022年の大寒で一周終わるはずだったのに、見事に記事を上げ損ね、1年越しとなってしまったさね、申し訳ない(^^;
 
今年は、行事ごとの記事を書いていこうかと思案中さね。
良けりゃ また寄ってみておくれ。

 
今回の寒波が大事にならない様にと祈りつつ
そろそろ お開き

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