豆柴の新しいお友達に騙された私。2匹はグルだったと思ったら愛犬も•••
ウチの子、黒い豆柴のクロたんが鈴を鳴らしてコッチにトコトコやってきた。
早いものでクロたんと暮らしてもう3年になる
でもそんなクロたんにとっての初めての夏にあった出来事は今でも忘れられない。
まだまだ子供のクロたんは好奇心旺盛で、
なんでも遊び道具になる年頃だ。
ムシだって、気になる存在なのだが、その夏は特に気になる存在に出会ってしまったのだ。
それは、カメムシさんだ!
触るともの凄い臭いを放出するムシである。
独特のみどりの六角形は私にとっても存在感、有りなのだから、クロたんにとっては最高に気になる存在なのだろう。
他のムシは、クロたんが手を出すと、サッと飛んで逃げてしまうが、カメムシは飛べるはずなのになかなか動じない。
王者の風格で、逃げるにもカメのようにゆっくりと逃げていく。
彼らにしたら一生懸命に逃げてるつもりかもしれないけど、もしかして最終爆弾をもっている強みなのか?余裕さえ感じる。
そんな王者カメムシと挑戦者クロたんのにらめっこが始まった!
部屋の隅でジーっと動かないカメムシを見つめるクロたん、「来るなら来てみろ!」と言わんばかりの余裕のカメムシさん。
私もカメムシさんに何かあってはいけないと近くで見守る
先手はクロたん。いつも通り鼻から行った〜!
これは大変な事に!と思ったら、、、
あれっ?何も無い!
「あれ〜?匂いのしないカメムシさんなのかなぁ?」と思う私。
平然とゆったり歩くカメムシ。
「へーそんなタイプもいるのね〜」と思いながら珍しくて私も鼻を近づけて、匂ってみた。
「くっさ〜ああああぁ!」
鼻を超えて顔中に広がる強烈な匂い!
鼻から息を出すも時すでに遅し!
「クロたん、思いっきり臭っちゃったじゃん〜」となぜかクロたんのせいにする私。
涙目になりながら「じゃあなんでクロたんはなんともなかったのかなぁ」と不思議に思った。
「今日は鼻でも詰まっているのかなぁ」
そんなふうに考えていると次の瞬間、再びクロたんがカメムシに鼻を近づけていく。
「くっさ〜ああああぁ!」
クロたんがカラダをよじらせて、
鼻をムズムズしている。
もろ、カメムシさんの匂い爆弾を受けたようだ。
私でも臭かったんだから、まして嗅覚が優れたワンコにはなおさらだろう。
そう、王者カメムシは簡単には奥の手は出さないのだ!
最初のクロたんは様子見でスルーして私の時から本気を出した。
これで白旗を上げた私たちはホウキとちりとりでそっとカメムシさんを逃してあげました。
この経験で、もうカメムシに近づかないだろうと思っていたが、クロたんはまだまだ子供。
好奇心に勝てないのかその後も数回同じ光景を目撃することになったw。
でも先日はクロたんがまた部屋の隅でジーっと動かないので、また、カメムシと格闘するのね〜と思ったら、さすがに学習した様だ!
「触りたい…でも触ったら臭い…見てるだけなら臭くない…でも触りたい…でも臭いのやだ…」という無限ループにはまっていた。
そして最後は「ウーウー」悔しくて小さなうめき声を出していた。
その間にゆったりとカメムシが隅に逃げていく。
結局、今年もカメムシさんに勝つ事が出来ないクロたんでした。
でもそんなショボンとしたクロたんを見ると「私にとってはクロたんはいつでもチャンピオンだよ」と声をかけたくなります。
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