女子サッカーを観て感じたこと

今日は4時に目が覚めた。

昨夜はオリンピック女子サッカー、日本対アメリカ戦を妻と2人で観ていた。オリンピックは観るつもりはなかったんだけど、サッカー好きだし、ブラジル戦の奇跡的な逆転ゴールをTwitterでたまたま観てから気になっていた。

女性のサッカーは、とても美しいサッカーだった。

普段、主に観ているプレミアとその他欧州サッカーは男性のサッカーだ。
フィジカル的に過剰なまでのインテンシティが高く、互いに感情を剥き出しに戦う。それが魅力でもある一方、反則・挑発・罵倒・審判への抗議は試合中に何度も繰り返し、試合の流れは止まる。削り合うのがサッカーの一部とも言われているが、本当にそうなのだろうか。
最近はVARという名のウィルスに似たものも蔓延っている。
いや、VARが悪いのではない、それに対応できていない我々の問題だ。

こんな御託を並べる私は、実はサッカー観賞歴は浅い。
まだシーズンを観始めて間もない。今調べたらシーズン19-20の後半辺りのようだ。

その翌シーズン20-21のビエルサ率いるリーズの初戦、対リヴァプール戦を観て、サッカーの面白さを心から感じたのをよく覚えている。そこからビエルサのサッカーの魅力に惹かれ続けた。

カンテを好きになったきっかけは実はFIFAといサッカ―ゲームがきっかけ。彼のあの小さな体でクリーンで尚且つアグレッシブなプレイスタイルは、全てが素晴らしかった。プライベートのカンテもまたちょっと不思議で、また素晴らしい人間性だ。サウジリーグに行ってしまった、いや、手放したチェルシーを私は永遠に許すことはないだろう。

また話が逸れ始めたな。


女性のサッカーは、フィジカルが強くないこともあってだと思うが、体のぶつかり合いが男性のサッカーと比較して圧倒的に少ない。
別の言い方をすればとてもクリーンなスポーツとしてのサッカーとの出会いだった。

やむを得ないとされる乱暴なタックルやぶつかり合い、相手のシャツを掴む、危機を回避すべく必要とされるファール。
それは迫力があると言えばあるし、真剣勝負の表れでもあるだろう。
そういったハードなフィジカルコンタクトやファールをかいくぐってからのゴールは、この上なく爽快であり熱狂を生む。

圧倒的なダイナミズムとインテンシティ。それはサッカーの最大の魅力とも言えるだろう。

私はそう思っていたし、これからもそう思うのだろう。

ただ、一方でそれによる選手の怪我やそれによる選手としての寿命を考えると、私は選手をいつまでも躍動・プレイしていて欲しいという願いからも、あらためてフィジカルコンタクトについては再考する余地はあるのではないかと思っている。

ただ、昨日の女子サッカーは華麗でもあり、スペクタクルでもあり、テクニカルでスリリングでもあった。素晴らしい縦パスやスルーパス。
互いの戦術を読み合い、試合をコントロールしようとする駆け引き。

それは何ら男性のプレミアや欧州のサッカーと何ら変わりはない。
確かに、迫力やスピードは見劣りすることは否定しない。

それでも、昨日の試合は常に流れ続ける持続性と流動性があった。
淀みなく、ファールもびっくりするくらいない。
試合が止まらない。審判に対しても抗議もほとんどない。
選手同士の軋轢もほとんどない。
それはたまたまかもしれない。多分そうだろう。
女性のサッカーにだって過剰なファールはあるだろうし、抗議も言い争うことだってある。それが真剣に戦うスポーツだ。

ただ、圧倒的に少ない。しかもオリンピックの準決勝という舞台である。
負けたらそれで終わり。
どちらも絶対に負けられない戦いだ。
いやでも感情は高ぶる。
それでも試合は、少なくとも昨日観た試合は限りなくクリーンな試合であり続けた。
本当にストレスを感じなかった。

普段、プレミアや欧州サッカーを観戦する際に当たり前に感じる、不当なファールや曖昧なジャッジや、間断なく生じるプレイの中断。それらに対するストレス。それも含めてのサッカーもといフットボールというもの。

でも昨日の試合にはそれが全くなかった。
ただ、彼らのプレイするサッカーそのものに熱中していた。
時間の流れも速く感じた。
本当に、楽しくも真剣勝負と美しいフットボールがあった。

私はずっと夢中になって、試合を楽しんだ。日本を応援した。
声も出た。上手い!と何度叫んだろう。
隣の妻もずっと騒いでいた。

2人の大好きなプレミアはどうだろう?
いつも画面に向かって文句を言っている気がするな。

この違いは何なのだろうと、ふと、考えざるを得なかった。


もう少しでプレミアリーグもシーズンが始まる。
今は昨日観た女子サッカーとは関係なく、明らかに私は関心が薄れている。
妻はリヴァプールを変わらず応援し続けるだろう。まるで父のように親しみを覚えていたのか、普段滅多に涙を流さない妻が涙を流したクロップの退団。彼が去ったリヴァプールを妻はどんな気持ちで変わらず応援し続けるのか。
私は相も変わらずどこにも肩入れせず、ジャイアントキリングを楽しむ。

残念ながら女子サッカーは観ることができない。
なぜならあの色んな意味で劣悪だった、DAZNは退会した。

長谷川唯という選手が気になった。どことなくカンテを思い起こさせる。
カンテをこよなく愛する妻は絶対に認めないだろう。彼女にとってカンテは聖域だ。
ただ、彼女の所属するのはシティなんだよな。そこはちょっと嫌かも。
でも女性のリーグだとまた、力関係は異なるのだろう。
男女でサッカーリーグのクラブ価値はまた、別ものなのだろう。

本当は今朝、起きて直ぐに久しぶりに早朝散歩をした話を書くつもりが、写真も撮ったのに、なぜかサッカーの話になってしまった。

思いつくまま、感じたことをただ書いていくことは、やっぱり面白いな。

早朝の散歩は明日に出も書こうかな。
本当は記憶が鮮明なうちに書いておきたかったけど。
ルセラフィムにことも書きたいんだけど。

胸の内から湧きあがる言葉と想念はどんどんと出てくる。

きっと私はの身体は健やかになりつつあるのだろう。
そんな実感がある。

4時間しか寝てないけど。
昨日と今日は休みの設定にしているから、もう少ししたら、またちょっとだけ寝ようかな。

あ、そういえば昨日の女子サッカーの延長戦、どうなったんだろう。
勝っても負けても私は彼女たちを讃えたい気持ちには変わりない。
それは日本とアメリカの選手に対して、等しく讃えたい。

素晴らしいフットボールをプレイした彼女たちに心から賛辞を贈りたい。
それはオリンピックであることとは、何ら関係はない。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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