ボブ・ディラン『ライク・ア・ローリング・ストーンズ』との再会  #占う男 #thesignpodcast

ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーンズ」ですな。
うん、知ってるし。若い頃に一時期ボブ・ディラン、あるいはその頃のバンドやミュージシャンを知りたいと思って色んなアルバムを聴いたりしたなあ。でも、その時はザ・バンドやザ・フ―とか、ニール・ヤングとか、他のものにハマったんだ。

で、ボブ・ディランはやっぱり歌詞が重要なんだろうし(勿論他のバンドやアーティストもそうなんだけさ)、でも、今も基本そうなんだけど、歌詞、そんなに重要視しないんですよ、私。音楽好き自称してるくせして、最低でしょ。でも、洋楽好きの人ってそういう人多くない?違う?

そういう意味で、ボブ・ディランって必ずしも音楽的にはキャッチーさは少ないよね。や、これすごい暴論言ってると思うけど。

何よりね、「ボブ・ディラン」ってみうらじゅん(みうらじゅんを嫌いな訳ではないけど…)を思い浮かべるし、ボブ・ディランが好きな有名人やそれを模倣するものを観る機会が多すぎた。あれはあんまり良くないよなあ。なんというか、ボブ・ディランを純粋に見れなくなった、というかさ。あと、時代性を纏いすぎた、というのかなあ。

あと、他のバンドやアーティストがカバーしたものの方で曲を知るとかね。
ガンズ・アンド・ローゼズ 『ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア』
ザ・バーズ 『ミスター・タンブリン・マン』
ジミ・ヘンドリックス 『ウォッチタワー』
などなど。あとジェフ・バックリィがよくカバーしてたよね。

そんな手垢にまみれたボブ・ディラン像を崩してくれた人がいた。
田中宗一郎ことタナソウさん。
SNOOZERで特集か何か、すごい熱量で書いて、あ、これはちゃんと聴いた方がいい!って思い知らされて、色々と掘っていこうとした時期、それが最初に書いた頃、ってこと。それで何枚かのアルバムを聴いたんだけどさ、でも、やっぱりハマり切れない、理解しきれなかったなあ。悔しいけど。

昨日、ニシーさんに占って貰ったんだけど(昨日の記事に書いたよ)、その日に上の投稿をしてくれてたんだよね。
その時は直ぐにこんな引用RTしたんだわ。

好きな曲、って言ってるけどお前、そこまで思い入れないだろ!調子いいなお前ってその後、呆れましたわ。軽く自己嫌悪(笑)。勿論、知ってる曲だし、何度も聴いたことはあるよ。でも、ね。超有名曲じゃない?その程度よ。特別な思い入れは、ない。

ただ、ボブ・ディランがふたご座なのは、なんか嬉しかった。それは本当に知らなかった。

昔、調べた時にマイルス・デイヴィスがそうだって知って、うわ!嬉しい!って実家にあったレコードで聴いたことはあったな。実家には沢山のジャズレコードがあったんだよね。今思うともっと聴けば良かったと思うけど。『All Blues』ってアルバムは特に気に入ってよく聴いたな。
もう、実家もないし、レコードも父さんが譲ってくれるって言ったんだけど、あまりに多かったから、いらない、って。それで父さんは売ったんだよね。結構な値段になったって言ってたな。

話がまた逸れ始めた、いいぞ、今日は調子がいい。

それで、今朝、流石にちゃんと聴こうと思ったんだ。
ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーンズ」を、ですな。
で、調べたら、ちゃんと今は字幕がある公式のYoutube動画があったよ。

びっくりした。なんで?って?

いやさ、歌詞を同時に読みながら曲を聴いてたら、込み上げちゃってさ、涙が止まらなくなっちゃったんだよ。もうなんか包まれたんだわ。
今の自分の気持ちを全部。

いや、ニシーさんがどこまで意図してこれを選んだのかは分からないよ?

でもさ、もう、歌詞が染み入るというか、ガツン!と胸を打たれたんだよ。
聞き覚えのある、ソラでメロディをふんふん歌えるぐらい、何度も聴いた曲なのに。
歌詞を読みながら聴くと、感じ方が、全然違ったんだよ。
ほんと、お前何言ってんだ、って感じだと思うけどさ。

今の自分の環境に、ピッタリハマる感じなんだよ。
もちろん、この曲がさ、ウォーホルとかその辺のブルジョア的なものに対する批判云々はなんとなくは知ってるさ。
でも、そんなのどうでもいい。ほんと、どうでもいいんだよ。

俺がどう感じたか?ってことですよね。

どんな気分だい?
ひとりぼっちで 帰るところもなくて
知り合いもいなくて 転がる石のように

色んな人の訳とDeeple翻訳を足して意訳した(笑)

この歌詞とかさ、もう今の自分自身を言い表している訳ですよ。
もうさ、そりゃあ、沁みますって。

これらのフレーズは、ボブ・ディランの曲「Like a Rolling Stone」からの一節です。
「When you ain’t got nothing, you got nothing to lose」
「何も持っていない時は、失うものも何もない」
このフレーズは、何も持たない状態にいることで、もはや失う恐れがないという意味を持っています。何も失う心配がないため、ある意味では自由な立場にいることを表しています。

「You’re invisible now, you’ve got no secrets to conceal」
「今や君は見えなくなって、隠す秘密もなくなった」
これは、他人から無視されるような存在になり、隠さなければならない秘密も持たない状態を指しています。見えない存在として、他人の目を気にする必要がなくなり、秘密を守る必要もないという感覚を表しています。

これらのフレーズは、社会の期待や重圧から解放される感覚を示唆し、同時に孤独感も表現しています。

ChatGPTに教えて貰った(笑)

いやあ、ニシーさん、ありがとうございます。
あのボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーンズ」とこんな風に再会するなんてさ、もう感謝ですよ。

この曲を聴いていると奮い立たせてくれるものを感じるんだよ。
ちゃんと今の私に寄り添ってくれながら、なんといか、肩を組んでいっしょに歩いてくれる感じ、というのかなあ。

うん、そんな感じだよ、ボブ・ディラン。ありがとう。

それからさ、これも今更だけどね。オアシス大好きなんだけど、リアム、絶対この曲のボブ・ディランに影響受けてるよね。あ、これもみんな知ってるって?


最後まで読んでくれてありがとうございました。


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