速水健朗 × 宇野維正 ダブル刊行記念トークイベント聞いで最高だわ超おすすめ!ってなったんだけど、なんかね、すん、となったこと
まあ、情報量が多かった。どれくらい自分が理解できているか怪しいくらい、話が転がっていく。本当に面白くて笑えるし、え?今のもっと広げてよ、となったり。消化不良も感じる間も無いスピードでどんどん話は転がっていく。で、ひたすら刺激的で匂わせ、はぐらかされた感じもあったり。あぁ、もう!もっとその話聞きたいのに!…約3時間30分は、あっという間だった。
滅茶苦茶、面白かった。次回も必ず観るし、できれば毎月テーマをより絞って深掘りして欲しいぐらい。
あ、『速水健朗 × 宇野維正 ダブル刊行記念トークイベント』のことね。ごめん。まだ8/13だったらその日で視聴期間終了だけどクソ面白いから観ることをおすすめします。もちろん有料ね。2,500円かな。損はしない。もし観るなら、この後のことは読まなくでいいから、早く観てみて。別に回し者でもないし、2人の信者でもないから安心して。
例えば「東京オリンピックのモヤモヤ、SNSのモヤモヤ、文春のモヤモヤ、世間のモヤモヤなんか、色んな今世の中全体にモヤッてんなあ、俺。なんか音楽とかカルチャー的なことも絡めて面白く話してくるところってないん?」って思ったら迷わず購入してみな。でも、自己責任ね。あくまで。ごめん。
「トークショー」なのだから仕方がないんだろうけど、興味深い話ばかりで、どの話題も時事性があり、結構重要なポイントがあるんだけど、やはり冷静になってみると消化不良感は否めない。宇野さんの話すスピードと興味の度合いと、速水さんのそれとは、当然違うわけで、この2人だからこそ話題は豊富な一方、もっとそれぞれ深掘りするためにも、焦点を当てて欲しかったとも思う。2人ならではの視点と角度で、うわ、面白くなりそう!と興奮したものでも、スッとハシゴを外された感も話題によってはあったし🤪
でも、「トークイベント」なんだよね。
ディベートではないしな。仕方がないのか。
特に政治の話と文化戦争、それから何より世代間の分断的な話は、もっと聞きたかったなあ。それだけでもやって欲しいくらい。
ま、「刊行記念トークイベント」だからね。
ところでさ、トークイベントって面白いね。
最近思ってること。あとポッドキャストね。
宇野さん速水さんでやって欲しいわ。
それでね、私がこの2人に惹かれる、というか私が関心を持ち続ける理由というか共通点が、この配信でよーく分かった。
私と、共通点が全くない、からだ。
これは結構、分かっているようで、ちゃんと分かっていなかった。特に宇野さん。宇野さんはロッキンオン時代から認知してますから。
そうなんですよ、近いのは年齢だけ。お二方が少し私より先輩。広い意味で同年代。それだけなんだなあ、と聞き終えた後に納得した。
それがね、なぜか一抹の寂しさも覚えたんだわ。
宇野さんからは一時期、音楽を知る上でとても影響を受けたけど、今はほぼ接点がない。Newjeansぐらい。ドラマや映画はすごい参考にさせて貰っている。
速水さんは、なんだろう?前のnoteの記事にも書いたけど、ポッドキャストを聴くようになったのも、共感性を感じてというよりは、自分にない視点を持っているから、だな。
まあ、そんな2人が(どんな2人だよ)、私の中でトークイベントやるって、結構夢の組み合わせに近い、ワクワク感があったんです。でも、過去にもやってたのね、知らんかった。
で、実際お金払った価値はあったし、ほんと面白かった。でも、さっき言ったけど、なんか寂しくもなったりしたんだよ。いい大人がね。笑ける。
これ言ったら身も蓋もないけど、生きている階層が私とは違うんだなあと、なんかすごくしみじみと感じたの。日本社会に階層というものがあったら、の話ね。や、あると思ってるけど。
具体的に言ったら、収入の話よ。
あんまり言いたくないけど、はっきり言って私は今の自分の年齢で言えば、相当収入は少ない。子供がいないから、貧困って訳ではないけど、免許ないし車も当然ない。というか買えない。貯金…あるけど大してないよね。今暮らしてるマンションは会社負担もあるし、地方だから、まあキレイで広いですわね。でも、それだけでのことで、実際の生活は贅沢はできない慎ましい生活ですし。
って、何身バレしかねない情報晒してんだ。
これも行動療法の一環。思考実験なのね。
でだ、特に政治的立ち位置の時に、それをすごく感じた。誰を支持してる、誰に投票してる、とかそういう話ではなく、その視点、ですな。
つまりは頭脳明晰であるんですよ。お二方とも。感情で物事を見るのではなく、事実は事実として受け止める。
当たり前じゃん、そんなの。
いや、そうなんです。でも、そうじゃないのが、私のようなギリギリ中流には届かない、いや、下流だな。言い直そう(笑)
私のような下流社会で生きざるを得ない人間からすると、そういう視点は持てない。それは知識の欠如なのかもしれないし、学歴のなさに由来するのかもしれない。できるだけ物事を客観的になろう、エコーチェンバーの中にいることに自覚的であろう、と思っていていたつもりが、そうじゃないんだなあ私は、ということを思い知らされた気分。
あ、あと自分がそのエコーチェンバーにさえ属してないってことをなぜかはっきり認識したの、こわ。
ホラーじゃん、これ。人生かけたホラーだよ。
宇野さんに、お前ヤバいよ、大丈夫?
速水さんに、苦笑いで済まされる、そんな感じ(笑)。
先ほど、津田さんにクソ引用リプしちゃったんだけど、津田さんにも感じたんだよなあ。
収入格差って、分断の根源よね。
これ、多分世代間にも通じてると思っていて、親から子へじゃない。私みたいな労働者階級をそのまま引き継いだ人間にとっては、宇野さんや速水さんが暮らす、生活レベルというか感覚は違うんだよなあと、はたと気付かされたのです。政治の話をしてる時に。
映画、行けないし。値段高過ぎて。
でも、まあサッカーコンテンツは登録してるし、Netflix、Amazonプライム、u-nextも登録してるし?本も、夫婦それは最低限買おうとしてるし?
でも、そんなもんよ、文化的生活レベル。
家なんて買えるわけないし、うちは子供がいないけど、いたとしたら、多分無理。あ、訳あって妻は働いてないのね。
どんだけ晒す、お前🤪
あの会場にいた人は多分、まあ一定の余裕があるんだろうなあと決めつけてみる。それから、私のエコーチェンバーなるSNSのタイムラインも同じなんだなあ、と世界がクッキリと見えた次第でございますよ。
だから何?
うん、寂しくて。それだけ。50歳のカルチャー中毒おじさん、ただ、ちょびっとだけ、背中がゾッとしたんだよね。へへっ。
あと、両義性は通用しない世の中になってるし、両義性って何?食えんの、それ?ってなると思う。
そんなこともあらためて感じさせられたなあ、
でも、まあ面白いものは面白い。
御二方とも応援し続けては行くさ。
や、本当に面白かったんだって。伝わるかなあこの感じ。埋まるのかなあ、この溝😝
で、間違って購入した(ちょっと色々勘違いして)速水さんのミノワ氏とのトークイベントね。速水さんのトークは聞きたいの。でもさ、さっき書いたじゃない?
もっと寂しくなりそうでね😂
だから、まだ視聴期限はあるので、暫くそっとしておいて聞こうかなって思ってる。楽しみは楽しみ…ミノワ…。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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