WEB漫画のメリット・デメリット
cakesで連載している原作版「左ききのエレン」の様な漫画の話です。
最近は「WEB漫画」と言っても、趣味で描くものから商業誌のものまでピンキリなので「インディーズ漫画」という言い方を使っていますが、原作版エレンの様な「インディーズ漫画」で連載するメリットとデメリットは裏表です。
メリットは「打ち切りが(ほぼ)無い事」で
デメリットは「締め切りが(ほぼ)無い事」です。
このブログを読んで下さる方は頭がいい人が多いので、改めて説明する必要無いと思いますが、出版社のコンテンツじゃ無いのでいわゆるページ単価の原稿料では無いし、紙の本も刷ってないし、ネットの強み全開って感じです。変な例えですが「賃貸」と「実家」みたいなイメージで認識してます。「実家」なら毎月家賃払わなくていいけど、まぁ成績(PVなど)悪かったら気不味くはなるかな、くらい。成績良かったらお小遣いももらえるし、居心地が良くなる、みたいな感じ。でも、実家だとモテないんですよ(??)
いや、リアルな話、実家に住んでるとモテないんですよ。「え?実家に住んでるの?」みたいな風当たりがあるんですよね。彼女出来ても家に呼べないし、あれ?これ何の話?実家の話?でも、なんか「実家かぁ」みたいな感じも含めて「WEB媒体かぁ」みたいなのはありませんか?ちょっとある気がします。
ちなみに、ジャンププラスなどの出版社がやってるWEB漫画(って呼んでいいのか知らないけど)は、ゴリゴリページ単価で原稿料出てるし、紙の本も刷ってるし、たまにコメントで「WEB漫画なら打ち切るな!」って見かけますけど、そうもいかないのはこれが理由です。実家じゃないんです、ジャンプラは。
デメリットの「締め切りが無い」は、ものづくりしてる人なら分かると思います。締め切り無いのに物作るのってすげー大変ですよね。ぼくもよく「原作版、締め切り無いのによくやってるよね」って言われます。自分の事で唯一褒められる部分です、あれは。あとはカレー作るのが上手いくらいです。
月刊マガジン購読者向けの部分では「打ち切りが無い」が本当にメリット何だっけ?という話をしますね。
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