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プライドを捨ててLINEスタンプを作った結果。

漫画家のかっぴーです。「左ききのエレン」を描いています。

私は漫画家になって5年くらいなんですが、デビューがバズきっかけだったので「LINEスタンプ」は最初からずっと頭の片隅にはありました。Twitter等をきっかけで売れた作家さんは、結構LINEスタンプ作ってるので、自分のどうかなと何度も思いましたが、何を隠そう、私は相当こじらせてる人間なので

「LINEスタンプ作り始めたら、金儲けに走ったと思われる!」とか

「LINEスタンプ作り始めたら、消費されちゃう!」とか

あとは「てか売れなかったら恥ずかしい」等の理由で、見て見ぬふりを長年していて、そうこうしてる間に、完全にタイミングを逃して「今更やっても」と思うようになりました。

今回LINEスタンプを作ったきっかけは(作りました)「左ききのエレン」ガチファンのマネージャーの小林さんが「LINEスタンプ欲しい」と言ったからで「勝手に作ってくれるなら良いよ」という事にしました。その5営業日後には「こんな感じで作ります」と送られてきました、ガチ勢って怖い。

何事も、やってみないと判断できないと思うのもあり、私が本業の執筆を疎かにしないのであれば、作って出してみるくらいは何の問題も無いよなと自分に言い聞かし、よく分からないプライドを捨てて、本日いよいよ発売しました。

それで、発売から4時間くらいで、なんと人気ランキング1位になりました!!買って下さった皆様、本当にありがとうございます!!

私は、結構チャレンジする前に「無理そうだから止めておこう」と思う事がよくあります。今すごく上手くいってる「UNTRACE」「AK5」といったアパレル も、エレンファンのけんすうさんが「Tシャツとかあったら欲しい」と言ってくれたお陰だったので、自分がどうこう思うよりもファンの方に「欲しい」と言ってもらえた事って当たると思いました。

「読者のニーズ(欲しい)に答える」って、馬鹿でも分かる様な正解だと思うんですけど、何故か作家業をしていると「自分が考えた可能性が絶対だ」と思ってしまいがちで、選択肢を狭めてしまっているのかも知れません。そして、上手くいったらいったで「あ、これ実はやりたい事だった」と自分で思える様になります。

アパレルも、LINEスタンプも、「漫画を読む時以外にも、作品を思い出してもらう」という効果効能があるため、結果的に自分のためになります。

試しにやってみたら、ものすごいご褒美がもらえたので、第二弾もやるかも知れません。また、「こういうの欲しいんだ」という声があったら、何かしらの方法で伝えて頂けると嬉しいです。ファンの方の欲しいにはなるべく答えたいと思います。

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LINEスタンプ

AK5


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