見出し画像

面白法人カヤックを退職し、なつやすみ始めます。

面白法人カヤックを退職する事にしました。

WEBディレクター・広告プランナーとして1年半。

あれ、こんなに短かったかと驚く程に、長く居た感じてます。

ぼくは漫画家になりたい子どもで、

その後は、映画の脚本家、テレビドラマの構成作家に憧れ

大人になるにつれ、少しづつやりたい事は変わりつつも

一貫して、何かの「物語をつくる仕事」がしたいと思っていました。

-

高校生の文化祭で、絵が好きだったのでクラスTシャツのデザインをしたんですが、仕上がってダンボールから取出されたTシャツを見て、ぼくは怒りました。

指定した書体じゃない。

しかも、何かキラキラのラメが追加されてる。

クラスメイトが「何でそんなに怒るの?」ってくらい怒りました。

それを見た数学(美術でもない)の先生が、何の気なしに言った

「伊藤は、広告代理店のデザイナーとか向いてるのかもな」って一言で

「ある種、物語をつくる仕事かも」と広告代理店を目指す様になりました。

-

広告代理店の仕事は楽しかったけど、

社歴を重ねる毎に「まぁ、仕事だからな」って思う様になっていました。

ツラい事も、納得いかない事も、やりたくない事も

「まぁ、仕事だからな」って。

そうしてるうちに、ぼくは代えが利く人になっていました。

ぼくの仕事は、ぼくじゃなくても出来る仕事になっていました。

文化祭のTシャツごときで、あんなに怒っていたのに。

-

広告代理店を辞めて、面白法人カヤックに転職する時に

最終面接で、取締役の3人とこんな話をしました。

「最初は、面白法人のふんどしを貸して頂きます。カヤックなら面白い仕事をしてくれるだろうって評判を貸してください。いつか、かっぴーなら面白い仕事をしてくれるだろうって評判がつくまで。」

まさか、漫画でそうなるとは夢にも思ってなかったですが、

とにかく、その先を考えなきゃいけない時が来たなって思いました。

それが、カヤックへの恩返しにもなるし、約束だと思ってます。

-

最近、ぼくはまた怒る様になりました。

漫画の打合せをしている時に、ちょいちょい感情的になります。

編集などでお世話になってる皆様、本当にごめんさない。

でも、怒るくらい真剣になれるものを取り戻せた気がします。

そして、その時の方が、絶対に良いモノができると信じてます。

だから、ぼくはもう“仕事”をしたくない。

二度と「仕事だから」って言いたくない。

小学生の時、バカみたいに日が暮れるまで遊んで、

一日が、とても長く感じた頃の様に、ずっと遊んでいたい。

それが、人として、一番いいものを生み出せると思うから。

2月26日、会社をつくりました。

会社名は「株式会社なつやすみ」

社訓は「忙しく、遊ぶ」です。

-

事業内容は「漫画と広告」で、

漫画連載(7):漫画広告(2):広告(1)

くらいの配分で考えています。(予定は未定)

-

紙面での連載も準備中なので、ツイッターでまた報告しますね!

有り難い事に広告プランナー時代のお客様に声をかけて頂けているので、広告の仕事もなんだかんだ続けると思います。

あと、良いタイミングだったので「QREATORS」っていうクリエイターのタレント事務所みたいなものにも所属しました。(取材などのご連絡はコッチの方がいいかもです)

QREATORS→ http://qreators.jp/qreator/kappie


★お仕事の御依頼は、お近くのSNSで!
ツイッター→ https://twitter.com/nora_ito
フェイスブック→ https://www.facebook.com/daisuke.ito.1232

-

メンヘラな僕と仲良くしてくれているみんなと、

わがままばかり言って困らせている編集の皆さまと、

公開ペースが早いのに、いつもちゃんと漫画を読んでくれている皆さまへ、

今後とも、仲良くしてください。

ちす!

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!