「35歳だし時計でも買うか」と後輩に言ったら「要らねぇよ」と怒られた話

漫画家のかっぴーです。

先日、後輩たちがぼくの誕生日を祝ってくれた時に「35歳になったし、時計でも買おうかと思う」と言った瞬間、0.3秒で「要らねぇだろ」と突っ込まれました。ここでは「後輩の発言である」という点にご注目下さい。これが、声に出して読みたいタメ口です。

実際、ぼくは年に3日くらいしか時計をつけません。この限られた3日は、取材や会食に遅刻してしまいそうな時「時計が狂っていた」という言い訳を使う時だけです。付けてもGショック。ちなみにGショックは狂いません。

とかく、ぼくのライフスタイルに時計の装着は含まれておりません。遅刻しても誰も怒ってくれないし(怒ってくれない大人が悪い。どうして殴ってくれないんだよ、父さん!!)でも、35歳というわりかし節目っぽい年齢になってくると記念になにか欲しくなるものです。最初はアクセサリーとかも検討しました。で、奥さんに「いい歳なんだから、時計でも買ったら?」と。なるほど、女性視点でも良い大人はさすがに時計の一つや二つ持っているという認識。確かにそうかも知れない。

そこで、ふと過去の記憶が蘇りました。ぼくは広告代理店時代に、一番長く担当したクライアントが「デパート」だったんです。デパートはもちろん時計売ってますが、その中でも「世界の名作時計フェア」的な、そういうガチの富裕層向けの催し物のポスターとかカタログとかデザインしてたんですよ、実は。なので、忘れてはいたものの、少しネットサーフィンして物色していると当時の記憶が蘇ってきて、「あーこれ知ってる、これカッコいいと思った」みたいに、気づけば数時間。

それで、ぼくが当時から「いつか宝くじに当たったら、この時計を買いたい」と思ってたやつがあったのを思い出しまして。調べると、それは高いだけで無く普通に買えないっぽくて。どうしたら買えるのかって、当時デパートの仕事でお世話になった方々に聞いている次第でございます。

何の時計かは、ちょっと恥ずかしいので有料部分に書きます。ちなみに、この記事を有料にした所で何の足しにならないくらいの金額です…。

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